こんにちは!あー!タイに行きタイ @kun_maa です。
タイには、カフェーという種類の店があります。
これは、いわゆる喫茶店ではありません。
カフェーにもいくつか種類があって、イサーン(タイの東北地方)スタイルのカフェーだと、ステージに並んだおねーちゃんと踊ったり、自席に呼んで一緒に飲んだりということができるのですが、今回紹介するのはバンコク式のお店。
バンコクの「ラマ9カフェー」というこのお店、外観はこんな感じです。
宿でテレビを見ていたら、この店のCMが流れて、行ってみたくなりタクシーに飛び乗りました。
広い店内にはステージがあり、タイ人芸人によるコントや
タイ演歌
を生で見ながら、酒を飲んだり、食事をしたりします。
食事は本格的なタイ料理のメニューが揃っていて、料金は普通のレストラン並みで美味しいです。
特にチャージなども取られません。
この店でも、ステージで歌っているおねーちゃんを自席に呼んで一緒に飲むことができるのですが、僕が日本人だと知ると、1人の男性演歌歌手が呼びもしないのに僕の席に張り付きました。
(顔を隠しているのが僕)
話をしていると、驚いたことにこの男、ボクシングの元世界チャンプでした。
ストロー級で日本の井岡選手と死闘を繰り広げたナパキャットワンチャイでした。
日本人が来てると聞いて懐かしくて僕の席に来たそうです。
ナパとは、彼がステージに上がった時以外、ずっとビールを飲みながら話をしました。
チャンプの頃稼いだファイトマネーはスッカラカンで、ステージ歌手として働いているのだそうです。
元世界チャンプとは思えないほど、慎み深い男で、好きな料理や酒を注文するように勧めても断り続けて、ただ僕の話し相手をしてくれました。
タイ人芸人のコントは、障害者を思い切り突き飛ばしたり、なかなか際どいものもありますが、生バンドの効果音付きでタイ語がわからなくても十分笑えます。
また、トイレには専用の係員がいて、小用中に音もなく背後に忍び寄り、有無を言わさず肩や脚をマッサージしてくれます(笑)
こんなお店ですが、タイ人は家族連れで来ていたり、おっさんが歌手のおねーちゃんを侍らせて鼻の下を伸ばしていたりと、和やかなカオスの世界が堪能できますので、バンコクを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
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