[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]自転車泥棒 @kun_maa

僕は茂みの中を探し回ってやっと見つけた少し大きめの石で何回も自転車の錠を殴りつけた。この公園は手入れが行き届き過ぎていて手頃な石を見つけるのも難しい。

ぼんやりとした月の光をあてにしながらかなりの回数の打撃をその小さな錠に叩き込んだ。酔っているくせに自分の指を潰さないように気をつけながら殴り続けたのを覚えている。

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自転車を押さえている友人が「おい...まだかよ?」と聞いてくる言葉を無視してさらに錠を殴った。この錠がガンジーだったとしても怒りに駆られて全力で殴り返してくるんじゃないかというくらいには殴ったんだ。

それでも錠は壊れなかった。

ただ錠を固定しているリングが緩んだおかげでタイヤに引っかからない方向に回転させることができたのさ。

時間はすでに午前0時を回っている。

まだ秋とはいえ、さすがにこの時間になると寒さを感じる。

さっきまでの酔いもかなり冷めてきている。だからといって初めての自転車泥棒とその自転車でとにかく遠くへ突っ走ることを考えた時の高揚感を幾らかでも減じるものではなかった。

 

よし、動くぞ。

人気のない公園の細い小道を蛇行しながら試しに行ったり来たりして自転車がまともに動くことを確認した後、友人を後ろに乗せて僕は力一杯ペダルを踏み込んだ。

「行っくぜー!」「うひゃー!∅∀₭☆♂♉︎ゞ◎△☞」。二人で奇声をあげながら公園内の小道を盗んだ自転車で走り抜けた。

 

酔いがいい具合に再び回ってきて、細い道いっぱいに蛇行しながら進む自転車は時々茂みや木に突っ込みそうになりながらも僕らはちょっとした万能感に包まれていた。

このままどこへでもこの自転車で行けそうな気がしていた。

 

ちょうどスピードも気分ものってきたところで、一段と大きな奇声をあげながら自転車は広場へと突っ込んでいった。

 

一瞬何が起こったのかわからなかった。目の前が真っ白になった。

広場が強烈な光で数か所から照らされていた。しかもその光源は僕らの自転車を追って動いている。

 

少し割れ気味の音で「そこの自転車!すぐに止まりなさい!」という声が遠くのスピーカーから聞こえた。

光と音の反対方向へハンドルを切って全速力で逃げようとした。そして逃げたんだ。

光も声もさらに激しく僕らを追い立てるなかを。

 

「止まりなさい!」と繰り返し叫ぶ大きなスピーカの声と周囲からバラバラと走り寄る重たく素早い無数の足音。

四方から響く肉声の怒声は確実に僕らに向けられていた。

焦る僕の足はペダルを踏み損ない簡単に前のめりにひっくり返った。自転車から放り出されて無様に転がる僕ら。

 

こうして万能感とどこへでも行けるような気がした自転車泥棒の逃避行はあっという間に終わった。

 

両脇を抱えられ、窓枠に金網の張られたバスに連行される。後方から「この自転車警察のじゃねーか!」という呆れたような声が聞こえた。人生終わったーって思ったよ。

僕らが連れ込まれたのは機動隊のバス車両。

 

その場で別々に事情聴取をされ、その後これでもかってくらい叱られた。相手は決して暴力は振るわなかったけど、目が笑っていない警察官に睨まれながらコンコンと説教されるのは二度とごめんだと思った。

目が笑っていないので嘘か本当かわからなかったけれど「あのまま逃げていたら発砲していた」と言われた。もちろん嘘だよね。

手錠もかけられた。初めての手錠。そんなものかけなくたって逃げる気力も反抗心も持ち合わせていないというのに。

 

このまま警察署に連行されるんだろうか...臭い飯...裁判...黙秘権。そんなことをつらつらと考え始めた頃、唐突に「今回はこれで勘弁してやる。今度やったら本当に逮捕するぞ」という強面の機動隊員の台詞とともに僕らは機動隊車両から釈放された。

盗んだ自転車は公園内に置いてあった警察の自転車だった。そのことも彼らの不評をかったようだったが、石で錠を壊しかけたことは今のところバレずに済んだみたいだ。

 

釈放された僕らは警察車両が見えなくなるところまでゆっくりと歩き、そのあとは全力で走って公園から逃げたんだ。

石で錠を殴った痕が見つかったらまた捕まると思ったから。

 

公園から離れてもう大丈夫だろうと息を切らせながら後ろを振り返ると、薄月に照らされた大きな玉ねぎが鈍く光っていた。

盗んだ自転車で行き先もわからないまま走り出すことすらできなかった20歳の秋が終わろうとしていた。 

大きな玉ねぎの下で

大きな玉ねぎの下で

15の夜

15の夜

  • 尾崎 豊
  • J-Pop
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[ま]つけめんTETSU(テツ) さいたま特別版で数量限定「海老味噌つけめん」を喰らう/海老だしがパワーアップ! @kun_maa

久しぶりに「つけめんTETSU(テツ) さいたま特別版」に行ってきました。

斜め前にある「CRAFT BEER BABY !」にはしょっちゅういるんですけどね。クラフトビールとつまみでお腹いっぱいになるのでつけめんまでなかなか手が出ません。

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お店の外にポスターが貼ってあった「ニラ味噌中華そば」も体が温まりそうで魅力的だったのですが、「海老だしがパワーアップ!」と書かれたポスターが店内にありまして、海老とつけめん好きの血がどうにも騒いじまって気がついたら「海老味噌つけめん」のボタンをポチッと。

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案内されたカウンター席に座り食券を渡すと、つけ汁に辛い油を入れるかどうか聞かれます。無料で入れてくれるものは全て入れてもらう生き方を貫く方針なので、もちろん「入れてください!」って元気にお願いしました。ここは元気にお願いしないとね。

間違っても切なそうだったり物欲しそうだったりしてお願いするとそれはそれで全く違った展開が ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン(エロはいらねぇ)

 

待つこと数分。海老味噌つけめんが キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!

つけ汁からふわっと立ち昇り思わず誰かれハグしたくなるような海老の香り。

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魅力的な海老の香りをまとったつけ汁に打ち震えるような喜びを感汁(感じる)。

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麺を覆うもやし、わかめ、メンマ、チャーシュー、糸唐辛子で麺の姿が見えません。

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つけ汁にもやしやメンマなど麺への箸道を邪魔する輩を放り込んで喰らってやります。

う、うめぇ...確かに以前よりも海老感が濃厚になっている気がする。

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チャーシューの味付けにも負けない力強い海老味噌の風味。かといって味がケンカしてお互いを打ち消しあうのではなく、より引き立てあういい関係。

ステキすぎるつけ汁に嫉妬してしまう。

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そして中太麺に絡みつく海老のエキス。海老だしパワーアップの実力。やはり以前よりも海老だしが頑張っているのがわかります。

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しかしそれでも麺を立て続けに喰らっていくとどうしても薄まってしまう海老感。

僕としてはもっと濃厚でドロッとしているくらいの海老度が欲しいところ。

進歩はしているんだけどなあ。麺の連続攻撃受け止めてそれでもなお海老味噌感を強烈に醸し出すほどには至っていません。美味しいんだけどね。

そこまで海老感はいらないよって人にはちょうどいいかもしれませんが。

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麺を喰らい尽くしたらスープ割り。このスープはかつおだしです。

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海老だしとかつおだしの奏でるハーモニー。ちょっとかつおだしが勝ってしまったところが残念だったけどゴクゴク飲める美味しさよ。

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確かに以前の海老味噌つけめんのつけ汁と比べると海老だしがパワーアップしているのがわかりました。でも僕好みになるにはもう一踏ん張り欲しいですね。途中まではけっこういい線いってたんだけどな。中太麺に負けてる。

それでも美味しかったですよ。

ほぼ満足の一杯!ごちそうさまでした!また行きます。

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[ま]BrewDog Roppongi(ブリュードッグ 六本木)のIPA祭り2016(その2)/Crooked Moon ! Proteus ! @kun_maa

せっかく禁酒していたのに昨夜断りきれない忘年会がありまして、本当は忘年会の存在の方を忘れたかったのですが渡世の義理やらなんやらでブッチするわけにもいかずついつい飲んでしまいました。

そんなわけでまた今日からやり直しです。ついでに土曜出勤です。罰ゲームですか?

 

今回はこの記事の続きです。完結編です。ちなみにタイトルに入っているIPAの名前はBrewDogのビールではありません。あしからず。 

kun-maa.hateblo.jp

 

友人とIPA祭りに参加した翌日にひとりで BrewDog Roppongi に行きました。目的はもちろん前日飲み残した IPA を少しでも飲むため。

おひとり様なのでカウンターで立ち飲み。明るいしお店の人の話も聞けるからやっぱりカウンターがいいよね。

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まずは僕にとってクラフトビールの入口となった基本の「Punk IPA(パンク IPA)」をラージで。

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弾けるホップのフルーティーなアロマとグレープフルーツのような苦味と爽やかさ。やっぱり美味いよ。最初の1杯で飲むのが好きだな。

 

IPAにはやっぱり肉でしょ。ジンギスカン

タレはもちろんベル食品ジンギスカンのタレを使用。本格的です。

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見てこの肉肉しさ。ほどよい風味のラム肉とあふれる肉汁がしみた野菜が Punk IPA の美味さを引き立てちゃって、引き立てちゃってもう立ちっぱなし。

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おかげであっという間に Punk IPA が減っていきます。美味しいなああああ。

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この日のラインナップは次のとおり。ゲストビールが若干入れ替わっています。

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入れ替わって加わった箕面ビール「ボスざる IPA」をラージでいきます。ブログに書く順番が前後しているのですが今シーズン初「ボスざる」は BrewDog で飲んだのです。

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心地のよい焙煎香とじわっとくる苦味。色は黒いのにホップを強く感じるところはさすがブラックIPA って感じ。普通のスタウトとは違います。箕面ビールにハズレなし。

 

ジンギスカンとの相性も良かったですよ。

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3杯目もゲストビールから Mikkeller(ミッケラー)の「Crooked Moon(クルックド ムーン)」をレギュラーで。9%のダブルIPAだったのでちょっと日和ってしまいました。

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このIPAはミッケラーが刺青屋さんの周年記念かなんかのために仕込んだ限定ビールらしいです。甘くベルジャン酵母っぽいアロマと苦甘い感じでアルコール感のあるフレーバー。ピリピリするような尖ったアルコール感に甘やかな味わいは決してスイスイ飲みやすいタイプではないけどクセになる風味ですね。ホップ感も酵母感もしっかりしている濃い風味のダブルIPA

 

Crooked Moon でけっこういい気分になったところで BrewDog「Hardcore IPA(ハードコア IPA)」をラージサイズに戻っていただきます。

これも9.2%のインペリアルIPAなんだけどね。もう気分がいいからラージでいいの。

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ホップが醸し出すグレープフルーツやオレンジピールのようなアロマとフレーバーにモルト感のある甘み。アルコール度数の高さの割に飲みやすいヤバイやつです。

 

こういうごっついIPAにはアンチョビ風味のオリーブも合いますね。

オリーブのフレッシュなオイリー感とアンチョビの塩気と旨味がちょうどいい。グリーンオリーブの酸味もいいアクセントになっています。

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続いて5杯目はまたまたゲストビールから京都醸造「温故知新」をラージサイズ。

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しっかりとしたモルト感にホップもよく効いていてパッションフルーツのようなアロマとフレーバーの美味しいしっとりとした感じの IPA

苦味はそれなりにあるけれど強すぎず、奇をてらった感のない基本形のスタイルはなんとなく IPA の原点を踏まえた上で新しい場所を目指しているような気がしました。ああ、だから温故知新か...

 

アンチョビオリーブと合わせても美味しい。

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あれ?もう6杯目か。ゲストビールから Siren(サイレン)の「Proteus IPA(プロテウス IPA)」をラージサイズでいきま〜す。

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これ実はお店の人のおすすめです。サイレンってブルワリーはあまり馴染みがないけど2014年の英国No. 1ブルワリーにも選ばれたほどの実力者。

すごく爽やかな柑橘系のアロマとフレーバーに少し草っぽい風味(グラッシーっていうんだって)もあってとても美味しい IPA です。苦味もガツンと効いてます。

少し温まってくると松ヤニのような樹脂感も顔を出してきてかな〜り美味しい。

 

プロテウスIPAでますます気分がよくなって7杯目。

 Mikkeller(ミッケラー)に戻って「Hoppy Lovin' X'Mas(ホッピー ラヴィン クリスマス)」をラージでいきます。この日のゲストビールはとても魅力的で。

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モルトとホップのバランスが絶妙なミッケラーらしい IPA って感じ。ベルジャンな香りはほとんど目立たずなんだかとっても飲みやすいです。メモが酔ってました。

 

大好きな「アンストッパブルミックスナッツ(カレー味)」も追加。

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IPAとカレー味ってなんでこんなに相性がいいんでしょうか。

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さすがにこれ以上飲むと完全に酔ってしまうのでここで打ち切り。名残惜しい。

IPAの幅広さと層の厚さ、そして美味しさを再確認できた2日間でした。

やっぱりIPAが好きだ〜!

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ビジネス・フォー・パンクス

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[ま]東京駅の「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」がカスクエールも飲めていい感じ @kun_maa

東京駅八重洲中央口の改札を出て徒歩約1分。

改札を出ているから駅ナカではないけれど、駅近というよりは駅の一部といった方がいいかもしれない好立地に「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」ができました。

八重洲中央口のレストランエリア「GRANROOF(グランルーフ)」の2階のとてもわかりやすい場所にあります。

目印はそう、クラフトビール好きならどこかで必ず目にしたことのあるフクロウのマーク。それにしてもでかいフクロウだな...さすが外国で一番有名な日本のクラフトビールですな。

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お店は通路に面した部分が全面ガラス張り。幅はあまりく横長な作りになっています。

それなのであまり店内が広いわけではなく、立ち飲みスペースも入れて20名程度でいっぱいになっちゃう感じ。

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注文は入口のカウンターでキャッシュオン。すぐに出せるビールやつまみは注文カウンターの左横で受け取って席へ持っていきます。注ぐのに時間がかかるビールや調理に時間がかかるつまみは後で席までお店の人が持ってきてくれます。

支払いには現金のほかに Suica や各種カードも使えます。

Suicaで払えるとすごく便利ですね。僕は注文に行く時に iPhone だけ持っていけばいいのでほんと楽でした。

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ビールのタップ数は最大14タップあるそうですが、僕が訪れたときに繋がっていたのは定番や限定ビールを含めて8タップ。

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その他にカスクエールが1種類、ボトルで提供される木樽熟成の限定ビールが4種類ありました。樽生はカスクエールも含めて全種類ワンサイズのみで1杯680円均一。

テイスティングセットは3種類(種類は指定されています)で980円。

木樽熟成のボトルビールは1本2,980円均一です。会計わかりやすいです。しかもSuicaで払えるとかここは天国か。

 

これがメインの客席部分。

横長のカウンターが中央と壁際にあります。壁面には売り物のオリジナルグッズが飾ってあって実際に手にとって見ることができます。

飲みながら目の前にグッズが並んでいるとだんだん欲しくなってくるのでいい作戦だと思います。

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奥にはこんなソファー席や窓際のカウンター席もあるんですよ。ひとり飲みには縁がない席だけどさ。でもなかなかおしゃれでしょ。

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それではようやく飲み始めるとしましょうか。

まず1杯目は「だいだいエール」から。このグラスでだいたい330mlくらいだそうです。

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茨城特産の「福来みかん」と柑橘風味のホップで醸造されているそうです。とても爽やかなみかんとホップのアロマにフルーティながらモルト感もある飲みやすくて美味しいIPAです。そう、飲んだ感じは全然IPAっぽくなかったんですがメニューを見たら「IPA」って書いてありました。

 

つまみに選んだ「いろいろナッツの七味黒糖風味」は黒糖の甘みと風味に七味がちょっとピリッと効いている美味しいミックスナッツ。だいだいエールにもよく合います。

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2杯目は柑橘系つながりで限定ビールの「与謝野フレッシュCC」。

名前の最後についているCCってなんですか?ってお店の人に聞いたら使っているホップの名前からとったそうです。カスケードとセンテニアルの頭文字。

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京都府与謝野町産のフレッシュホップを使用しているので「与謝野フレッシュ」。けっこうそのままなストレートなネーミングですね。そういうわかりやすいの好きです。

シトラス系の軽いアロマにグレープフルーツのような風味の合わさったフレーバー。これもとても爽やかで飲みやすくホップの苦味もちょうどいいです。グラスを軽く回すとホップの香りがけっこう立ち上がってきて好きなタイプのペールエール

 

続く3杯目はホップつながりで「ニッポニア」にしてみました。こちらはソラチエースを使用したベルジャンゴールドエール。

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ベルジャン酵母特有のアロマとなぜか鰹節の旨味を感じさせるような香り。ソラチエースの柑橘感と爽やかな苦味を持ちながらかなりの旨味を感じるのはなんでだろう?ヤッホーの「UMAMI IPA」よりも旨味があるんじゃなかろうか。

アルコール8%と飲んだ感じよりも高いアルコール度数は意外だったけど、なんとなく全体的な雰囲気が日本!って感じがして好きだな。旨味のせいかもしれないけどさ。

 

反射してしまってかなりわかりにくいけどガラス張りの通路側には暗くなると少しだけ夜景が見えます。う〜んロマンティック...おっさんひとり飲みだけどな。

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ちなみにトイレは入口右手(座席のある方と反対側)の突き当たりです。一見行き止まりのようでちょっとわかりにくいけどドアを左にスライドします。

覚えておくと慌てずに済むかもよ。

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そして水はビールを受け取るカウンターの横にあります。セルフサービス。

クラフトビールを楽しむときはこまめな水分補給も大事だよ。

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さて4杯目は日本つながりで「セゾン ドゥ ジャポン」にしました。

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酵母モルトの優しいアロマ。飲み口は軽い酸味もあって爽やかです。特にニッポニアの後だと余計軽く感じます。米麹とビール酵母を使った二段発酵とのことですが最初は米麹の風味は全くわかりませんでした。少し時間が経って温まってきたら甘酒のような米麹の香りと甘みをほのかに感じるようになりました。飲むタイミングと温度によっていろんな顔を見せるからクラフトビールっていいよね。まあ他のお酒も同じか...

 

美味しいナッツを食べ終わってしまったので追加で「常陸さばサンド」を注文。

熱々のホットサンドの中身はマリネした肉厚のさばとザワークラウト。ボリュームはあるのにスッキリとした酸味でいくらでも食べられそうな気がしてきます。すっげー美味しいです。

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もちろん「セゾン ドゥ ジャポン」とも仲良しです。粒マスタードもいい感じに効いていて味わいをキリッとさせています。実はポークカツサンドと同じ値段(600円)だったので迷ったのですが(´-`).。oO(同じ値段なら魚より肉だよね〜)、さばサンド侮れません。

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5杯目はせっかくだからカスクエールで。本当は「賀正エール2017」が飲みたかったのですが生憎と準備中で飲めなかったため「ペールエール」で。

これがカスクエールの樽。

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カスクエールとは何かという説明はこの樽のところに貼ってありました。いわゆるリアルエールってやつですね。

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こちらがカスクエールの「ペールエール」。

炭酸で加圧しないため注ぐのに時間がかかるので、席まで持ってきてくれます。

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温度はちゃんと生ぬるい温度での提供です。発酵で発生した炭酸だけなのでしゅわしゅわ感はほとんどありません。ホップの爽やかな香りや苦味とともにモルトの旨味をしっかりと感じることができるペールエールです。実はこのタイプのエールはあまり得意ではないのですがあると珍しくてついつい注文してしまいます。美味しいんだけどね。

 

さばサンドともよく合いましたよ。

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いい感じに酔ってきた僕を誘惑する壁のオリジナルグッズ。酔うと財布の紐が...

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誘惑には負けなかったけどさ。また今度来たら買えばいいやって思ったし。

 

そうそう、忘れてたけど壁には「ラボ」っぽくモルトに関する資料が展示してありました。壁際の席に座ったらこういうのを見ながら飲むのも楽しいですよ。

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ほぼ駅の中ってくらい駅近で雰囲気もいいし、美味しさには定評のある常陸野ネストビールが定番から限定品まで楽しめて珍しいカスクエールまで飲めるなんて...しかもSuicaで支払いできるなんて極楽か!

飲みすぎる傾向がある僕にとってはパイントとかがないワンサイズってのも量を自動的にセーブできるのでいい感じ。

ってことで狭いお店ですが昼間から飲めるし昼間はあまり混んでいないので昼ビールにおすすめです。夜はやっぱり混むんでしょうね。混む前に帰っちゃったから知らんけど。 

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藤原ヒロユキのBEER HANDBOOK

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[ま]一平ちゃん夜店の焼きそば「ショートケーキ味」を喰らう/ショートケーキ感はないが食えないほど不味くもない @kun_maa

どう考えてもキワモノ。消費者を煽って「こんな不味いの食えないよー」って言わせて話題にしたいんじゃないのか?って疑ってかかってしまうのがこのショートケーキ味。

だいたい焼きそばにショートケーキ味とか明らかにおかしいだろって思ったら、一平ちゃんは過去にもチョコソース味やグリーンカレー味とか変なのやってたし僕食ってましたね。 

kun-maa.hateblo.jp

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それにしたってショートケーキ味は...でも食べるしかないでしょ。酔っ払って買ってきたまま放置してたから。食べ物を粗末にしちゃいけないからさ。

それにしたってなかなかパンクなビジュアル。なんでこうなった?

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気になるカロリーは1食(110g)当たりジャスト500kcal 。先日ご紹介したペヤングのわかめMAXよりはちょっとハイカロリー。まあスイーツですからしょうがない。

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包装をぺりぺり破ると中からはいたって普通の姿の一平ちゃんが登場します。これがまさかあの変態チックなクリスマスカラーの焼きそばとは思えないですね。

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麺は普通の一平ちゃんと同じ細麺。全くもってけしからんほど普通。

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その代りといっちゃなんだけどソースやかやくの配色がちょっと変。

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特にかやくな。普通はキャベツとか肉でしょ。いちごや砂糖の固めたやつやヨーグルト風味の「コロコロぐると」っておかしいでしょ。やきそばのかやくじゃないよね。

しかも「あとのせ」タイプ。間違えて先に入れないように気をつけないと。

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熱湯を注いでフタをして待つこと3分。湯切りをビシッとキメて出来上がったのは普通の麺。

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ここにビーフエキスをベースにフルーツペーストやマンゴーチャツネを加えたバニラの甘い匂いがする塩だれソース、同じくバニラ風味を加えたマヨネーズ、まるでドーナッツを装飾するかのようないちごや砂糖菓子やヨーグルト風味の「コロコロぐると」などの甘い物を集めた「あとのせ」かやくをぶっかけます。

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漂う香りはすでに焼きそばではありませんが、だからといってショートケーキでもありません。なんていうかキャラメルポップコーンみたいな香り。なんだこれ?

甘さ8割、しょっぱさ2割くらいの比率の香りが立ちのぼる状態の一平ちゃんをよく混ぜ合わせていきます。

よし!いくぜっ!いっっっっっっっっっっぺ〜いちゅわ〜〜〜んんんんんんん!

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しょぉぉぉぉぉぉおっとぉぉぉぉぉぉぉぉおくぇ〜〜〜きぃぃぃぃぃぃい!

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いやあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああんんんん!

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お粗末でございました。これにて完成にござりまする。甘い匂いが拡散しとる...

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砂糖を固めたやつは溶けてなくなっちゃうし、なんか見た目はかなりしょぼい感じなんだよね。でも香りは甘い。甘いけど全然ショートケーキじゃないんだけどさ。

ショートケーキの香りというよりもやっぱりキャラメルポップコーンみたいな感じ。

 

さてそれではいよいよ実食。ずるずるっと麺をすすると口の中に広がって鼻に抜けていく甘くときめくバニラの匂い。

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甘しょっぱくてドライフルーツのいちごが混じると甘酸っぱさも加わるという感じで意外と食べられちゃう。これが「クッソ不味くて吐き出したわ」とか「とてもとても口に入れることすら無理でした」っていうならネタにもなるんだろうけど、そこまで不味くないんだよね。

ショートケーキにもなれず...かといってキワモノとしても極められず、しかし今更焼きそばとしての美味さを追い求めることもできずって感じの中途半端さが痛々しくて抱きしめてやりたくなる感じ。もうどうしたらいいのかわからなくて切なくなってしまう。

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食べた感想を一言でいえば「かわいそうな焼きそば」。余計かわいそうか...

まあとにかく珍しい感じで食べられないほど不味くはないから一度食べてみてよとしか言えない。不憫だ...

え?また食べたいかって?そりゃもちろん同じ金を払うなら普通のソース焼きそばを食べます( ー`дー´)キリッ

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[ま]観ると「かつめし」が食べたくなる動画「加古川市民LOVEかつめし」 @kun_maa

かつめし」ってまだ食べたことがありません。

僕の行動範囲が狭すぎるせいか牛カツ自体をほとんど見かけないんですよ。

なんでかな。牛カツ食いてー!

 

ところで「かつめし」というのはお皿に盛ったご飯の上に牛カツを載せてデミグラスソースをかけ、ゆでキャベツを添えた兵庫県加古川市ご当地グルメなんだそうです。

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加古川市民のソウルフードというくらい人気の料理で、加古川市内では約150店で食べることができるとか。ソウルフードってw

そんな「かつめし」を観光政策の一環としてPRする動画を市が制作し、YouTube にアップしています。

加古川市民LOVEかつめし」という直球勝負なタイトルの動画は2分25秒とそれほど長くはありませんが、「加古川市民はかつめしが大好きで、人生のあらゆる場面でかつめしを食べています」というコンセプト炸裂のいい作品です。

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動画は「小さい頃から」や「学校の授業でも」、「卒業式でも」、「社会人になっても」、「結婚式でも」そして「老後の楽しみとしても」という6つのケースに分けて、加古川市民がどれだけ「かつめし」が好きか、生活に溶け込んでいるのかというのをおいおい!って突っ込みたくなるようにおもしろおかしく紹介しています。

例えば「赤ちゃんはかつめし食わんやろ!」とかね。

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動画には市民や市の出身者が出演し、撮影も市内で行われました。現在公開されているのは「加古川市民 LOVEかつめし」三部作(三部作なんかいっ!)の1作目。

制作費は全部で324万円だそうです。意外と高いのね...

まあ制作費をそれなりにかけているだけあってなかなかよくできています。

 

観ていると「かつめし」がものすごく食べたくなります。

特に冒頭の牛カツをサクサク切る音や随所に登場するすっげー美味そうな「かつめし」のアップがたまりません。

うぉおおぉぉお!かつめし食いてー!!!ってなります。 

思い返すといつもそこにはかつめし

って動画の最後に流れるナレーションがいいなあって思います。

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空腹時に観るとかな〜りヤバイのでご注意を。


加古川市民LOVESかつめし

 

あ〜!近くに「かつめし」食えるお店ないだろうか...狂おしいほど食べたい。

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