[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。                     

[ま]ジョセフ・ゴードン=レヴィットに魅了される〜映画「メタルヘッド」/失ったものを嘆くより今を生きろ! @kun_maa

2011年公開のアメリカ映画。

タイトルからもわかるとおり、下品なメタル野郎をジョセフ・ゴードン=レヴィットがいい感じのイカれっぷりで演じていてかっこいい。

赤の他人の家でパンツ一丁になってタバコを吸うキリストのような姿に痺れる。

まあ!そんな破廉恥な!と思った人には向かない作品だ。

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本当に下品で放送禁止用語連発なのでR15+指定を受けている。

R15+だからといってちょっとエロい作品を期待すると見事に裏切られるのでご注意を。ただ下品なのだ。

 

登場人物は、自動車事故で母親を失くした喪失感から立ち直れない少年TJと、息子のTJ以上に妻の死から立ち直れない父親のポール。

TJは喪失感と母親への未練を抱えながらも気丈に振舞っているけど、父親は本当ボロボロ。精神安定剤を飲んでセラピー以外ずっと家に引きこもってなにも出来ない状態。

そんな二人を温かく見守り、なにもしてあげられないことを嘆く祖母。

祖母は傷心の息子と孫にとても優しいが、二人には祖母のありがたみが全然わかっていない。彼女の言葉は息子と孫には届かない。

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そして、いじめられているTJを助けたことで物語に登場してくる、なにをやってもうまくいかず人生に希望を見失い、失望の中ひとりで生きるスーパーのレジ係ニコール。

そんなニコールを演じるナタリー・ポートマンは薄幸のメガネブス(僕まで口が悪くなった)を演じていても、やっぱりかわいい。美しい。

どうしてもブスに見えない。困ったものである。

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失ったものに心を奪われて現実を生きることができずにいる親子と、厳しい現実に失望して手に入れられないものを嘆きながら生きる女性の人生に突然飛び込んできたのが、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じるイカれたメタル野郎ヘッシャーだ。

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話の流れ的に、このヘッシャーという男はイカれているように見えて実はいい奴なんじゃないかと期待するのだが、そんな期待は激しいヘビメタのビートによって打ち砕かれる。

やることなすこと尋常ではない。

TJたちが暮らす祖母の家に勝手に上がり込んで居候を決め込むわ、いじめっ子の車にガソリンをかけて燃やすわ、TJを車で跳ね飛ばすわ、他人の売家に勝手に入り込みプールをめちゃくちゃにしておいて、戸惑うTJとニコールをその場に置き去りにするわとやりたい放題。

そこになにか深い教訓や意味があるのかと勘ぐるだけ無駄である。彼は今を自由に生きているだけなのだから。

そこには他人への遠慮も、失うことへの怖さも、過去への後悔もない。

ハチャメチャな、自分の気持ちに素直に生きている下品で粗野だが自分をごまかさない男がヘッシャーなのだ。

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そんな彼の行動に振り回され、傷つけられながらも人生を見失った親子と女性は今を生きることの大切さに気づかされていく。目の前の人を愛し、大切にすることの素晴らしさを思い出していく。

失った金玉を嘆くよりも残った金玉と竿の存在を喜べ!

そんなヘッシャーの叫びが耳に残る。

失ったものばかりに囚われて、目の前の祖母の優しさと孤独に気づけなかった親子。

手に入れられないものばかりを見つめて嘆くことばかりで、今を生きる意味を見失ってしまった女性。

どちらも、失ったもの、手に入れなれないものばかりを追いかけて、今あるものを慈しみ、その大切さを見ることもなく無駄に生きていることに気がつく。

そしてこの作品を観ている自分も気づく。

今を精一杯生きることの素晴らしさを。むちゃくちゃでもいいから人生を楽しむことを。

失った金玉を嘆く人生の虚しさを。

イカれた男ヘッシャーのハチャメチャな生き様をくだらないと笑い飛ばすこともできる。

でも、ヘッシャーを笑い飛ばしたお前は何者なのか。お前は今を精一杯楽しんで生きているのか。

そんなことを、下品な笑いと放送禁止用語と常軌を逸したハチャメチャぶりでジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるヘッシャーが、観る者の喉元に突き付けてくるような作品である。

元気を失くして落ち込んでいる時、とにかくいろんなことが嫌になった時に観ると、もしかしたら元気付けられるかもしれない。

僕はこの作品が好きだ。そして、ヘッシャーの正体が謎のままってのがイカしてる。 

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