倉式珈琲店ってご存知でしょうか?
最初に見つけた時に岡山県の「倉敷」だと思ったんですけど、よく見たら「倉式」なんですよね。倉式って何式?
店名の意味はよくわかりませんが、とりあえず「サンマルクカフェ」などでおなじみの「サンマルクグループ」のブランドのひとつです。
看板の感じからは、コメダとか星乃とかの名古屋式の珈琲店を意識しているように見えますね。一応「モーニング」や「つぶあんサンド」などもあるし。
でも、純粋に名古屋式の喫茶店を目指しているわけでもないようで、サンマルクで提供しているようなメニューがあったりして、ある意味いいとこ取りのオイシイお店ってところでしょうか。
店内の雰囲気は木目調で落ち着いており、ゆったりとした感じに好感がもてました。
とりあえず初めてということなので、メニューに「名物」と銘打っている料理を2品注文してみました。おひとりさまだけどな。
それと、メニューに「まずはこちらをお召し上がり下さい」と書いてあった「倉式ブレンド」も注文と。繰り返すけどおひとりさまだけどね。3品注文しても怪訝な顔をしないところに好感がもてました。当たり前か。
倉式ブレンド
この店のコーヒーは基本的にサイフォンを使った一杯立てです。他のコーヒーももちろんあるんだけど、メインはサイフォン式。
こんな感じで提供されると、なんだか本格的でテンション上がります。
1人前が、だいたいコーヒーカップ1.5杯分くらい。なんだかちょっと得した気分ですよ。
それでね、このコーヒーがすっげー美味いんですよ。香りもいいし、コクも苦味もちょうどいいの。星乃珈琲も美味しいなあと思ったけど、倉式の方が上ですね。
スタバとかのシアトル系の美味しさとは違う、これぞ喫茶店の「珈琲」(もちろん漢字ね)っていう感じの重厚な美味しさですよ。これは一度飲んでみてほしいなあ。
ドトールやマクドナルドなんかと比べたら天と地、月とスッポンくらい違いますから。
どうせチェーン店でしょ?って舐めてると感動しますよ、マジで。
トースト富士
本当はデザートとして食べたかったんだけど、メインのデミカツライスより先に来ちゃったんだよね。このあたりのお客のニーズを掴む訓練はまだまだ足りないよ。
とりあえずできた順に出しちゃえ的な感じに好感がもてませんでした。でも、接客態度がとても爽やかな女性だったので、つい許しちゃうんだよなあ。不思議ですね。
文句のひとつも言わないどころか喜んで食べちゃったもの。
前置きが長くなったけど、こちらが倉式名物「トースト富士」です。
焼きたて熱々のシナモントーストの対角線上に切り込みを入れて、上からソフトムリームが乗っています。ちょっとコメダのシロノワールを思い出しましたが、土台が食パンだからきっとパクリではないはず。
これにメイプルシロップをたっぷりとかけていただきます。滴るメイプルシロップと、とろけるソフトクリームがシナモントーストにしみ込みます。これが不味いわけがない。
ちょっと切りにくいんだけど、切ろうとするとソフトクリームが崩れてくるんだけど、そういう瑣末なことは気にしないで、ナイフとフォークでサクサクといきます。
これは!ホント!美味い!とても見慣れた食パンと同類とは思えません。シナモンとメイプルシロップの香りもいいし、ソフトクリームとパンの相性ってすごくいいんですよね。僕はタイでよく路上のアイスクリーム売りを利用するんですけど、いつも食パンに挟んでもらうんですよ。これが激ウマなんでぜひタイに行ったら試してみてください。
あれ?なんか写真まで引っ張り出してきて話が違ってるぞ。
そうそう、この「トースト富士」も侮れない美味しさなのです。たぶんトーストの上に富士山みたいにソフトクリームが乗っているから「トースト富士」って名前なんだろうけど、その安易なネーミングも大好き。
ちょっと食べにくいというか、きれいに食べにくいところは玉に瑕だけど、たとえぐちゃぐちゃになってもやっぱり美味しいは正義ですよ。
デミカツライス(四元豚ロースのデミカツライス)
そして最後に登場したのが、本日の真打ち「デミカツライス」です。外のディスプレーには「デミカツライス」とだけ書いてありましたが、メニューには「四元豚ロースのデミカツライス」と丁寧に書いてありました。
デミグラスソースをかけたご飯の上に、四元豚のロースカツが乗り、その上にさらにコールスローが乗せてあります。白いのはポテトサラダではなくコールスローなのですよ。
そこに生卵の黄身が別の器で提供されます。
まあ、当然生卵はドバッとデミカツライスの上にぶちまけますわな。
思い出すとヨダレが出ます。
まずは、デミグラスソースとご飯と卵でひとくち食べます。
うん、まあこんなもんだね。ハヤシライスみたい。特筆すべき点はないです。
続いてデミグラスソースとご飯と卵とコールスローを一緒に口に入れると、なにこれ。
コールスローの酸味がいい感じに効いて美味いよ。ふつうのハヤシライス卒業!
そして最後に、デミグラスソースとご飯と卵とコールスローと豚カツを一緒に口の中へ。
これは美味しい。最初に見たときは、なんでコールスローなんて乗せてんだよって思ったけど、コールスローがいい仕事してます。
そしてこの四元豚のロースカツが柔らかくて美味しいんですよ。コールスローとデミグラスソースにもよく合うし。おもしろいね、倉敷倉式。
ということで、初めての倉式珈琲店をすっかり堪能しました。
まだまだ食べてみたいメニューはたくさんあるし、これからちょくちょく通ってしまいそうな予感がしています。
お近くで見かけたらぜひ一度お試しください。特に珈琲はホント美味しいんだから。
サンマルクホールディングス|ブランド紹介|倉式珈琲店-Saint Marc Holdings
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