まだまだ店舗数が少なくて、ブログで紹介しても近所に店がない!とお叱りを受けることのある「倉式珈琲店」ですが、ルミネ川越店だけの限定メニューというのがあったので試してきました。
近所に倉式珈琲店がない方は、ぜひ川越観光も兼ねてお越しいただければ恐悦至極。
川越と言えば昔から「九里(栗)よりうまい十三里」と呼ばれる美味しいサツマイモの産地として有名です。
このルミネ川越店限定メニューはその川越芋を使ったものです。
川越芋といっても、そんじょそこらのサツマイモじゃありませんよ。島田屋総本家という1694年に当時の川越藩の命を受けて川越芋産地を開拓したという名主農場の末裔という由緒正しきお家柄の芋です。
そんな元祖川越芋農場とも言える島田屋総本家の「甘蜜忠右衛門(かんみつちゅうえもん)」という高級品を使ったパフェなんですのよ!奥さま!(´艸`)*
くるたびに目に見えて低下している接客の手際の悪さには目をつむり、怒りを抑えて無事注文を済ませました。
まずは、セットで注文した本日のストレートコーヒーで喉を潤します。
この日はドミニカAAバニーというドミニカ産のコーヒーです。香りがとてもよく苦味と酸味のバランスがいいとても美味しいコーヒーです。いつものサイフォンでの提供です。
そして、着席から約30分後(!)にようやく届いた「甘蜜忠右衛門のパフェ」。遅い!遅すぎる。芋掘りに行ったのかと思いましたよ。
文句を言いつつも、その美味しそうな姿に目は釘付けです。
その姿はまるで僕を誘惑する魅惑的な悪女。30分や1時間くらいの遅刻なんぞ笑って許してしまいます。
いや、ぜひ許させてください!いや、許すなんておこがましい!僕が全部悪いんです。
甘蜜忠右衛門を筆頭に、黒豆や黒胡麻アイスを従えたソフトクリームの頂が遥か彼方にそびえています。神々しい、あまりに神々しいそのお姿。
僕のような者が食べてもいいのでしょうか。ましてや喰らうなど言語道断の所業なのではと心配になります。
それでは、慎んでいただきましょうか。
ポン菓子がちりばめられ、黒蜜がかかったソフトクリームから喰らっていきます。
うんまい!これは美味いですよ!濃厚なソフトクリームに黒蜜のほろ苦い甘さが加わることでさらにコクが増し、ポン菓子のサクサク食感がいいアクセントになっています。
そして、パフェの名前にもなっている川越芋「甘蜜忠右衛門」がすごいです。
生半可な芋ではありません。とろっとした柔らかな食感に芋自身の極上の甘さが際立っています。そこに黒蜜やらソフトクリームやらが加わった日には、もう身も心も捧げます状態です。 #何言ってんだ、おっさん!
甘蜜忠右衛門の欠片と黒豆のコラボを溶けたソフトクリームの海で泳がせて、一気に口に流し込む多幸感と言ったらもう...昇天しそうです。
喫茶店の片隅でニヤニヤしながら、ブツブツとつぶやいてパフェを食うおっさんの姿は知り合いには見せられません。甘蜜忠右衛門と僕だけの秘密の逢引!
なにげなく添えられた黒胡麻アイスのレベルも想像以上に高いです。なにこのパフェ!みんなが主役なのか...恐るべし。
食べ進めるとスポンジまで登場です。ソフトクリームや黒蜜をたっぷりと吸ったカステラは極上の飲み物です( ー`дー´)キリッ
あまりの美味しさに夢中で喰らい付いてしまいました。
とりあえず、このパフェを食べながら他のことには集中できません。
一気に食い終わった後、ゆっくりと美味しいストレートコーヒーを飲みながら読書を楽しむのが吉です。
入店時には、あまりの接客の段取りの悪さに腹が立ち、もう倉式珈琲に来るのはやめようかと思ったのですが、このパフェを食べられるのなら接客はどうでもいいやって思える美味しさでした。
まいったね、こりゃ。
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