ギニア、リベリア、シエラレオネなどの西アフリカで大流行中のエボラ出血熱。
毎日、ネット上でそのニュースを見かけない日がありません。
2014年8月8日にはWHO(世界保健機関)が「緊急事態宣言」を出すなど、その感染が国際的に広がることが懸念されています。
このエボラ出血熱は「エボラウィルス」が原因の急性感染症です。
名前はこれまでも時々耳にしたし、1995年の映画「アウトブレイク」に登場するウィルスのモデルにもなっています。
いまのところ空気感染する可能性はほとんどないので、感染者の血液や汗などの体液に触れない限り感染の心配はないようですが、ワクチンや治療法がないため感染してしまうと致死率は最高で90%にもなるといわれています。怖いですね。
そんなエボラ出血熱を、「◯分間でわかる」シリーズの秀逸さにいつも笑わされる「hu-gee」が1分間にまとめてくれました。
いつもながらわかりやすくて秀逸な出来映えですが、今回は内容が内容なだけにちょっと笑えません。
感染すると皮膚などから出血するという、病名のもとともなっている症状もしっかりとカバーしているし。
まあ、死んじゃうよねってわかりやすいし。ダメだ、やっぱり笑っちゃうよね。
今回大騒ぎになっているのは、今までの流行と比べ物にならないくらい多くの感染者とそれにともなう死亡者が出ていることなんだけど、これも端的でわかりやすいです。
そして、流行しているギニア、リベリア、シエラレオネなどの西アフリカって言われても、どこだかピンとこない人のためにはやっぱり地図ですよね。うん、わかりやすい。
今回流行っているエボラ出血熱の特徴まで教えてくれます。
この3つの特徴はヤバいですよね。「死亡率が低い」ことは一見いいことのように思えますが、感染の広がりにとっては必ずしもいいことではないんだってことも、ちゃんと説明して、1分に収まっています。さすがポイントの絞り方が上手いよね。
ってことで、エボラ出血熱についてたった1分間でざっくりとわかってしまう優れものの映像をご覧ください。
ちなみに、外務省はWHOの「緊急事態宣言」を受けて、ようやく西アフリカ3国への渡航延期を求める感染症危険情報を出し、在留邦人にも早期退避を呼びかけていますが、「1分まとめ」にもあったように、今回のエボラウィルスは潜伏期間が長いんですよね。
一説によると潜伏期間は2日〜21日(ずいぶん大ざっぱだな)ということなので、感染者が自分でも気がつかないうちに日本に入国しているなんて可能性は十分にあり得るわけで。
そうじゃなくても、昨日は香港でエボラの疑いのあるナイジェリア人が隔離治療を受けているって報道があったし、バンコクあたりもかなりアフリカ系の人たちの入国が多いし、香港もバンコクも日本人観光客が多いですよね。個人的にはけっこう日本での感染者発見に危機感を持っています。
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