こんにちは!ジャニーズに特別な興味はありません @kun_maa です。
映画「脳男」を観てきました。
原作は2000年に第46回江戸川乱歩賞受賞作品「脳男(首藤瓜於 著)」
これがけっこうおもしろい映画でした。
原作は読んでいないんで、なんの予備知識もなしで作品に入り込めました。
タイトルにもなっている「脳男」鈴木一郎には、生まれつき感情がなく、恐怖も痛みも感じません。
しかも、知能はずば抜けて高く、一度目にしたものはすべて記憶できてしまうほど。
また、訓練によって身体能力や殺人技術に長けています。
この脳男を演じているのが、ジャニーズ事務所期待のイケメン俳優 生田斗真です。
ストーリーは、連続爆破事件を軸にして警察の捜査や精神科医、脳男の過去をうまく絡ませながらテンポよく進んで行きます。
でもね、何が一番って、やっぱり生田斗真の演技でしょう。
精神鑑定の時の無表情・無感情なやりとり。まったく感情の変化を見せない演技が不気味に素晴らしい。そして、いざ行動を開始したときに見せるずば抜けた身体能力と格闘技術のギャップ萌え。萌えましたよ。
脳男という特異なキャラが生田斗真という逸材によってしっかりと立っています。
それにひきかえ、残念なのが連続爆破事件の実行犯の存在。
原作での設定がどうなっているのかわかりませんが、無理に特異なキャラクターを作り上げようとして失敗している感じが痛々しいです。
爆破事件の動機も、脳男に執着する気持ちも、末期がんという設定も演じていている女優もすべてが浮いています。
おかげで、余計に生田斗真の素晴らしさが目立ちます。彼女って単なる引き立て役?
刑事役の江口洋介や精神科医役の松雪泰子も、頑張ってはいるのですが、やはり生田斗真の魅力にはかないません。
話の内容は、けっこう重たくて救いのない部分があるのですが、それでも観終わったあとに嫌な感じが残らないのは、やはり生田斗真が最後に見せたかすかな微笑みのせいかもしれません。男も萌える微笑みってどうなのよ。
この作品、もう生田斗真の独り舞台といってもいいかもしれないです。
そういう作品って大抵つまんないものになりがちなんだけど、これがおもしろい映画に仕上がっているところがこの作品の素晴らしさだと思います。
彼のファンはもちろん、まったく興味がない人も楽しめる映画であることは間違いないです。
少なくとも、同じ日に観た「ダイ・ハード」よりおもしろかった ˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊