[ま]ガイドブックのない旅 @kun_maa
こんにちは!タイが恋しくて身悶えしている @kun_maa です。
僕は海外に行く前には、ガイドブックをよく見る。
行き先の国に想いを馳せて、幸せな気分になれるから。
あれこれ想像を膨らませて過ごす旅立ちの前の時間は、とても幸せだ。
旅先にも、ガイドブックは持っていく。
でも、現地でそれを開くことはほとんどない。
だから、行く前にあれこれ想いを馳せていた場所に行き着かないことも多々ある。
でも、それでいいと思っている。
だって、僕は自分の旅をしたいから。
ガイドブックに書いてあることを確かめに行くわけじゃないからだ。
現地で自分の勘で動いてみる。
わからなくなったら人に訊ねながら旅をしてみる。
正直なところ、効率的ではない。
でも、旅先で約束でもなければどうして効率的に行動する必要があるだろうか。
多くの場所を効率的に動き回ることが旅なのだろうか。
ガイドブックを通して目の前の物事を見ることが自分の旅なのだろうか。
ガイドブックに頼らずに自分の五感を使って旅することは気持ちがいい。
そりゃ不安なこともある。
行きたいと思ったところとは全然違うところで、途方に暮れることもある。
ガイドブックで超オススメしている名所やお店を素通りすることもある。
でも、そういうことも全部含めた上で、自分の目で見て、耳で聴いて、味わって、異国の空気を感じるってのは、なにものにも替え難い経験なんじゃないだろうか。
ガイドブックに載っていることは、所詮他の人の経験した旅。
行く前の読み物としてはおもしろいけど、それをなぞる旅なんてつまらない。
安全のために事前に情報を調べることは大切だけど、そんなものは頭の片隅に置いておけばいい。
目の前に広がる異国の街を人々を、自分の目でしっかりと見よう。
聴こえてくる音に耳を澄まそう。
身体にまとわりつく熱気と爽やかな風を、土砂降りの雨を、人の善意も悪意もすべて生の感覚で受けとめて感じよう。
そんな旅を僕はしてきたし、これからもしていきたいと思っている。