[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]三ツ矢堂製麺「冷やし辛子味噌つけめん」を喰らう/三ツ矢堂史上最も辛いってさ @kun_maa

店の前を通るたびに気になっていた「冷やし辛子味噌つけめん」。

夏の期間限定メニューなのでもう直ぐ終わりかもと思い行ってきました三ツ矢堂製麺。久しぶり。

もはや僕のMacで「だんとう」と入力しても「断糖」とは変換されなくなりました。

忘れ去られた断糖ダイエット。怖くて長らく体重計に乗ってません。

生活の端々でたゆたう炭水化物に万歳って感じ。

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このつけめん、三ツ矢堂製麺史上最高に辛いそうです。

メニューにも「初心者お断り!」とか書いてます。ずいぶん強気じゃねーか。

そんなに強気でこられたら期待しちゃいます。美味しいに違いないと。

通常のつけめんと同じく小〜大まで値段が一緒なのでもちろん大盛り。

店内が満席で混んでいたので注文してから待つこと約10分。

どーんときましたこいつが「冷やし辛子味噌つけめん大盛り」です。

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大盛りの麺は太麺。

上には冷豚しゃぶ肉ともやしときゅうりがボロンとのってます。

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つけ汁はいかにも辛そうな色合い。とりあえず真っ赤です。

ネギが赤い水面に見え隠れ。

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上から見下ろしてやりましたよ。どーだ!ってね。見たかこのやろーってさ。

あれ?誰に向かって僕は...

最近独り言が多くていけねーや。

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まずはしこしこツルツルの太麺を赤いつけ汁にどっぷりとつけて喰らいます。

どうせ大したことないだろって油断してズルズルってすすったんですよ。

そうしたら意外と刺激があってつけ汁を通過した呼気が気管と肺を直撃して「ぶふぉ!ごほっ!」ってむせそうになりました。

気を抜くとそこそこ食物兵器なやつ。

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麺を食べる時に気をつけさえすれば辛さ自体はほどほどでちょうどいい感じです。

辛いのが苦手な人には厳しいけど辛いもの好きならこれくらいは余裕でしょう。

太麺へのつけ汁の絡み付き具合もちょうどいい。

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赤いつけ汁に白い麺。なんだかめでたいな。ってそれは気のせい。はしゃぎすぎ。

そうそう書き忘れましたがつけ汁は冷たいです。

冷たいからちょうどいいってのもあります。熱々だったら辛味マシマシになりそうでゆっくり味わえなかったかも。

辛味はあるけどちゃんと出汁が効いていて旨味とコクもある冷たいつけ汁が冷たい太麺にどんどん絡んで美味しいです。

辛さだけじゃ物足りないし旨味だけじゃ刺激が足りない虚無感に囚われた大人にぴったりのつけめん。ずいぶん食べる人を選ぶつけめんだな。

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冷しゃぶ豚肉も量は多くないけど美味しいです。

辛味味噌味と豚肉の相性の良さはもちろんもちろん。

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夢中で食べていたらあっという間に完食です。

美味しいうれしい僕つけめん。もうなんだかわかんない。

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これで明日からも細々と生きていけそうです。って〆がネガティブかよ。

辛くて美味しいつけめんをごちそうさまでした!

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[ま]けやきひろば秋のビール祭りに行ってきた/楽しくて飲み過ぎ @kun_maa

さいたま新都心で行われる毎年恒例の大規模なビール祭り「けやきひろばビール祭り」に行ってきました。初めて平日昼からの参戦です。

春はその名の通りに「けやきひろば」を会場に開催されるのですが、秋は「さいたまスーパーアリーナ」がその会場。

けやきひろばにはアリーナへの誘導看板が設置されています。

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午前11時半頃に会場に到着したのですが、さすがに平日の昼間だけあってまだ人はそれほどいません。

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それでも夕方からは全席指定席になるテーブル席はそこそこ人が入っていました。みんな暇なの?

スタンディング席はこんな感じでガラガラ。

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仲間とはだいたいお昼の待ち合わせというゆる〜い感じでの約束だったのでとりあえずはひとりで座席を確保しがてら志賀高原ビールへ。

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志賀のビールだけでも全部飲みたい誘惑に駆られます。まずはけやきでの限定先行開栓となる「Two Rabbits IPA」から。

アルコール度数を確認しないでLサイズで!と元気よく注文したら9%ですけど大丈夫ですか?と言われてMサイズに変更した僕はチキンです。

苦い人生。

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志賀高原といえば日本酒の酒蔵「玉村本店」です。蔵元ならではの塩麹を使ったピリ辛の赤い塩麹唐揚げ最高です。

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お次はこれまた大好きな宮崎ひでじビールさん。

どれも美味しそうで選べなかったので飲み比べセットにしちゃいました。

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LINEで西川口のビアパブ「Cariage」のふっしーさんと姐さんが来ているのを知ったので「ここで飲んでまーす」ってメッセージを送ったらすぐにビールの差し入れを持ってきてくれました。ありがたやー。

手前の白いのはスワンレイクのヨーグルトドリンク。濃厚で美味しい。

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ふっしーさんと姐さんにはさらに「これ美味しいよー!」って「LILIKOI KEPOLO」という酸味のあるビールをもらったり。

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餃子や追加のビールもたくさんいただきました。もうこれだけで酔っ払いー。

ありがとうございましたー。

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とりあえず昼過ぎには当初予定していたメンバーが揃ったのでかんぱーい!

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最後の差し入れを持ってきてくれたふっしーさんとそれを受け取る元ベイビー店長。

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この二人はまだそれほど飲んでいないはずなのにいい感じのテンションの高さでノリノリのフリー素材撮影。でもこの写真をどんな場面で使ったらいいのかさっぱりわからない。楽しいからいいか。

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その後も座席を拠点にクラフトビールの飲み歩き&おしゃべり。

箕面ビールの「ハイテン・ジューシー・ラガー」美味しい。

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これは確かノースアイランドのニューイングランドスタイルIPAだったかな。

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ちょうど志賀高原ビールのブースのまん前ということもあって知り合いのビアバーの人たちやブースで働いている人たちも立ち寄って話していってくれるのが楽しい。

ビール祭りって感じだよまじで。

料理もみんなで買い出してきて尽きることがなく快適。

松阪牛のホルモンが超美味かった。そしてジンギスカン率高し。

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もうさ、何を飲んだのかさっぱり覚えてなくて。

メモも途中で諦めたし。メモしてるより飲んで食べて話してる方が忙しい。

けやき先行販売のCOEDO「Regista IPA」は覚えてた。

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坂本さんがいるってんでEverGreenのブースに寄ったら目当てのフムロニンバスが売り切れてちょうど大好きなGeorgeTown「Meowsa」が繋がっていました。

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これがMeosa!! 背景は坂本さん。

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この辺りはもう何を飲んでいたのか記憶なし。

写真だけが残っていました。

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再び苦い人生。

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途中から知り合いが合流したりしてだんだん人数が増えてきて楽しかったなあ。

元看板娘も楽しそうで何よりです。

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18:00からはテーブル席が全て予約席になるので立ち退きです。

シートを用意してきてくれた仲間のおかげでピクニックエリアへ移動。

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もう休憩状態の人も。

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僕もこの頃にはほぼほぼベロベロ状態。

それでも飲んだけどね。かんぱーい!

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大活躍の買い出しチーム。ごめん、この頃には僕もう買い出しにも行けなかったわ。

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クッソまずいビールを飲まされてそれを美味しいと言ってしまったようで僕の味覚に対する信用ガタ落ちだったような記憶が......酔っていたからさ。しょうがないよね。

気がつくと懐かしい顔やらベイビー仲間が集まっていてなんか大所帯で閉館時間までガンガン飲んでいたような記憶も。

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普段はビールのイベントってほとんど参加しないんだけどけやきだけは別なんだよね。

毎回楽しい。

そういえば今年の春もベロベロだったっけ。ブログに書いてなかったけど。

最終的にはこんな感じにすっかり出来上がって撃沈。額のシールはうしとら。

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またこのメンバーみんなで飲みたいなー。けやきひろばのビール祭り最高かよ。

けやきひろば秋のビール祭りは明日(2017年9月3日)までやってます。

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[ま]小さな誘拐者 @kun_maa

そのふたりの幼い兄妹に目をつけたのはいつも団地の中の公園でふたりきりで遊んでいたから。なぜか親と一緒にいるところを見かけることはほとんどなかった。

他の子どもたちと一緒になることもなくふたりきりで遊んでいるという点も都合がよかった。

そしておそらく自分よりも少しだけ年下であろうことも。

同じ団地に住んでいることは知っていたがその兄妹の名前も住んでいる部屋も知らなかったし話しかけたこともなかった。

接点がないから向こうもこちらを知らないはずだ。

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子どもを誘い出す方法は大人たちが教えてくれた。

知らない人がお菓子をくれると言っても付いていっちゃダメだよ...と親や幼稚園の先生からよく言われたものだ。

そんな注意をするってことはお菓子につられて付いていってしまう子どもが多いってことだ。ましてや相手が自分とそれほど違わない年齢に見えれば警戒心も薄れるはず。

そんなことを淡々と考えていた。

そしてある日決行の時がきた。

親の財布からくすねた小銭で餌となるお菓子を買ってからその兄妹の周辺を少し離れたところから観察し、いつものように親らしき大人が近くにいないことを確認した。

どんよりと曇った空の午後早い時間。小学生たちが帰ってくるのはまだ先で公園で遊んでいる子どもたちの姿もまばらだった。

そんなことを冷静に観察していたなんて心がどこか壊れていたんだと思う。

 

「ねえ、このお菓子一緒に食べない?」そんな風に話しかけたような記憶がある。

そのままふたりを団地の外へと連れ出そうとした。

ふたりが自分の計算通りに何の警戒心もなく付いてきたことに満足と嫌悪を感じていた。いやもしかしたらその記憶は後付けなのかもしれない。

本当は何を感じていたのだろうか。

団地を抜け出す時には通路を使うと目立つと思い、子どもたちが遊びで使っていた塀の抜け穴から隣の学校の校庭の端に出た。

そこからも人に見られないように注意しながら、そしてたとえ誰かに見られたとしても仲が良く見えるよう振る舞いながら団地から離れた場所へとふたりを連れて歩いて行った。

目的地は決めていなかった。怪我をさせるつもりもなかった。

できるだけ遠くへふたりを連れ出して知らない場所に置き去りにしようと思っていた。

置き去りにした後、ふたりだけで帰ってくることができるのかどうか知りたかったのだ。そしてきっと帰ってこれなくて迷子になるはずだと思っていた。

兄妹がもう歩きたくないと愚図りだしたのでそれほど遠くへは行けなかったと思う。

でたらめに歩いたのだがその辺の記憶は曖昧だ。

 

雑草に半ば覆われた空き地にふたりを置き去りにし、周りに誰もいないことを確かめてから走って逃げた。

後ろは振り返らなかった。

どこをどう走って家に帰ったのか全く記憶がない。

そのうちあの兄妹のことで騒ぎになるんじゃないかと期待と不安でドキドキしていたのを思い出す。

だが結局なにも起こらなかった。

兄妹が行方不明になったという話も聞かなかった。

もしかしたらこれは誘拐犯をおびき出すための警察の罠なんじゃないかといっぱしの犯罪者のようなことを考えたりもした。

翌日、恐る恐る団地の公園を覗いてみたらいつもと変わらずふたりきりで遊んでいるあの兄妹がいた。

全部妄想だったのだろうか。

それともふたりきりで無事に戻って来たということなのか。そんなことは誰にも聞けるはずもなくこうして時々断片的な記憶をたどるだけだ。

全ては5歳の頃の記憶の欠片。 

誘拐 (ちくま文庫)

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[ま]ライトアップも美しい奥多摩の「日原鍾乳洞」に行ってきた/縁結び観音もあるよ そしてVERTERE(バテレ)へ @kun_maa

今日で8月も終わりですね。夏をあきらめた僕には最初から夏なんてなかったのかもしれませんけど。ただ暑いだけの酷暑。

少しくらいは夏っぽいことしてもいいんじゃないのと行ってきました奥多摩へ。

僕が住む埼玉県某市からも大都会新宿からも等しく2時間程度の電車旅。

JR奥多摩駅は平日だというのに意外と人がいてみんな暇なんだなあって思いました。きっと僕も思われている。

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さらに駅前から出ている鍾乳洞行きのバスに乗ります。

鍾乳洞行きのバスがあるのは平日だけ。土日祝日は2つ手前の東日原というバス停までしかバスは行きませんからご注意を。

本数も少ないので予めバスを調べておいてそれに合わせて電車を選ぶのがよろし。

僕が乗ったのは奥多摩駅12:30発の鍾乳洞行き。

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なんでこんなに鍾乳洞に行く人がいるのかさっぱりわからない。

電車を降りて写真なんて撮ってたらあっという間に列ができてバス会社の人が行列整理してます。

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バスに乗ること約30分。

終点の鍾乳洞バス停から徒歩約5分ほどこんな道を歩いて鍾乳洞の入口まで向かいます。一本道だし係りの人は立っているし看板もあるしと至れり尽くせりの状態なのでわざと道を間違えない限りは迷うことはないでしょう。

それにしても東京都とは思えない風景。

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この看板が入り口の目印。

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階段を降りて鍾乳洞へと向かいます。

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入場料は大人700円。

あとで調べたら駅前の観光案内所で100円割引券がもらえたとのこと。これから行く人はバスに乗る前に観光案内所に寄りましょう。

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鍾乳洞に入るとすぐに冷房を最強にしたような冷気が吹き出してきて一気に体温を奪われます。涼しくてというよりも寒くて気持ちいい。

この日原鍾乳洞は東京都の天然記念物です。

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洞内に入って最初のうちはけっこう腰を屈めて歩くことが多いです。まるで腰の曲がった爺さんになった気分。

僕のように身長が184cmほどあると確実に頭をぶつけるので本当に油断なりません。

それに通路が狭いので閉所恐怖症の人にはきっとたまらない。

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洞内は年間をとおして摂氏11度とかなりの低温なので寒がりの人は夏でも一枚羽織るものを持っていった方がいいかも。

照明はいたるところにあるので暗くて怖いということはないです。

懐中電灯も持ち込み不要。

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狭いようでいて意外と広いこの鍾乳洞。

けっこうガチな洞窟体験。経路も入り組んでいて道に迷っている人も多かったです。

そういう僕も迷いましたし。

迷ったときのために洞窟内にある案内図の写真を撮っておくといいでしょう。

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※入場料を払うところに置いてあるパンフにも地図が載っていますが洞窟内だと暗くてよく見えないのです。

洞内にはいろんな名前の付いた岩があります。以前は信仰対象だったということもあり宗教めいたような名前が多いのも特徴。

あんまり多いので最初は写真を撮ってましたが途中で飽きるくらい。

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こちらはかの有名な弘法大師が修行に使ったと言われている空間。

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そのすぐそばには水琴窟(すいきんくつ)という水を張った瓶に滴り落ちる水滴がキンキンとした涼しげな音を奏でる場所があります。

ただしかな〜り静かにしないと聞こえないのでうるさい集団と一緒になってしまうと全く聞こえません。

誰もいない時に聞こえる水琴窟の音の響きに耳をすますと僕の汚れっちまった心までも洗われるようでした。

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小さな三途の川を見たりしながらしばらく狭い洞内を進みます。

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そして「死出の山」と呼ばれる開けた空間に出るとライトアップされて幻想的な姿を見せる鍾乳洞に驚かされます。意外と美しい。

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ライトアップの色もレインボーカラーで刻一刻と変わります。

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この「死出の山」地区には「さいの河原」なんて場所もあってよーく目を凝らしたら子供の霊が石を積み上げているのが見えるような気持ちになります。ちょっと怖い。

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最深部にはなぜか縁結び観音が鎮座しています。

なかなかいい人にめぐり合えないので一応お願いしておきましたがあまり結ばれるような気がしない不思議な観音様。

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ご本尊に近づいてよーく見てみるとたくさんの縁結びのお守りやお札が無残な感じで奉納されていてその様子がけっこうホラー。

望みが叶うというよりは......やめておきましょう。

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死出の山から折り返してちょっと奥に行くと十二薬師と呼ばれる場所があります。

その奥にも洞窟は続いているのですが一般見学者は立ち入り禁止。

薬師が祀られている様子が何かを封印しているようにも感じられ、本当に悪路だからって理由だけなのかな...とか考えちゃってまたひとりで怖くなってます。

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洞窟内には昔から知られていた旧洞と昭和37年に発見された新洞があります。

新洞に向かうルートはかなりの急階段で寒い洞窟内でも汗が噴出すほどのいい運動になりますがこんな看板もあるので無理だと思ったら行かないほうがいいかも。

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ただし行けば見事な石筍や石柱を見ることができるので、できることなら頑張ってほしいって感じ。相矛盾するこの感情。

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最高に涼しい洞窟内ですが、けっこう上から水が滴り落ちてきて服や髪の毛は濡れます。タオルが一枚あると便利。

それから足元も濡れていて滑りやすいのでスニーカーで行ったほうがいいでしょう。

鍾乳洞から出るときれいな沢の流れ。

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見上げる岸壁。どちらも入るときには鍾乳洞に意識がいってしまいその良さに気づきませんでした。

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帰りのバスの時間まで途中の売店で蕎麦やヤマメ定食なんかも食べられたのに、バカみたいに急いでバス停に向かってしまったのは奥多摩駅前のこの店で早く美味しいビールが飲みたかったから。

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クラフトビール美味しい!こうして僕の始まりもしなかった夏が終わったのでした。

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しょうにゅうどう探検 (科学のアルバム)

しょうにゅうどう探検 (科学のアルバム)

 
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[ま]情けない旅人の淡い恋心と無力感 @kun_maa

もうずいぶん前のこと。僕はタイの東北部にあるムクダハンという町を訪れていた。

メコン川沿いの町で対岸にはラオスのサワンナケートが見える国境の町だ。

タイだけではなく中国やラオスベトナムなどメコン川を流通している雑貨や衣類なんかを取り扱っているインドシナマーケットと呼ばれる市場があったりベトナム料理の屋台が目立ったりしていかにも国境の町という雰囲気をまといながらも嫌な騒々しさのない静かな町だった。

夜には路上でナイトマーケットも開かれていて多くの屋台が並ぶ通りをうろうろしていればたくさんの料理と出会うことができ食べることには事欠かない。

バスでのんびりとメコン川沿いを北上していた僕はこの町の空気が気に入って3日間ほど滞在することにした。

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ムクダハンの数ある屋台の中で最初に彼女の屋台に出会ったのは単なる偶然だったのだろうか。それとも僕のそれまでの選択の結果だったのか。

今となっては考えても無駄なことだけど。

その屋台はそれほど目立つところにあったわけでもなくその時の僕はホーイトートというタイ風の貝のお好み焼きが無性に食べたかっただけだったんだ。

朝からのバス移動と日中の暑さで疲れていた僕は少しぐったりしながら屋台の前の路上に並べられた席に座り込みビールとホーイトートを注文した。

その屋台を取り仕切っていたのは少しインド系の血が流れているような雰囲気のエキゾチックさと猫のようないたずらっぽさを宿した瞳のかわいらしい女性だった。

一瞬見とれてしまったせいで、もごもごと拙いタイ語で注文する僕に対して優しい笑顔でハキハキと応対する彼女の姿がとても眩しかった。

僕はひと目で彼女のことが好きになっていたし、彼女も得体の知れない外国人である僕に対して警戒することもなく何かと話しかけてくれたり世話を焼いてくれたりとても優しくしてくれた。

すっかり彼女に魅せられた僕は翌日の夜もその屋台で夕飯を食べ、彼女が一生懸命働く姿をぼんやりと眺めながらビールを飲んだ。屋台が暇な時は僕の座っているテーブルに彼女が来て横に座りタイ語ラオス語を教えてくれたり他愛のない話をしたりして一緒に過ごした。

彼女の名前はダーオ。タイ語で「星」という意味だ。

当時の僕よりも5歳年下で結婚しており10歳の子供がいる。屋台の片付けを手伝っていた女の子は彼女の子供だった。

旦那さんはいないのかと尋ねるとどこかで酔っ払っていると少しうんざりしたような顔でそれでもすぐに微笑みながら答えていた。

僕は自分のことを下手くそなタイ語を使って必死で説明しながら、アップにした彼女の髪の後れ毛が夜風にそよぐのを見てきれいだなって思っていた。

 

その翌日ムクダハンで過ごす最後の夜も僕は迷わず彼女の屋台へと向かった。

気軽に彼女に話しかけながら注文すると彼女の表情が少し硬い気がした。

路上の席についてビールを飲みながらホーイトートやパッタイを食べながら彼女の手が空いて話ができるのを待っていた。一歩間違えばストーカーだ。

彼女が料理を他の席に運び終えて僕の横を通った時に軽く話しかけると彼女もいつもの笑顔で応えてくれた。

そんなことを何回か繰り返した頃、背後から誰かの視線を感じた。

振り向くと僕よりも少し年上に見える痩せたタイ人の男が僕のことをじっと睨んでいた。彼のテーブルの上にはタイの焼酎であるラオカオの瓶。酔っ払っているようだ。

あまりにもこちらを睨みつけているように感じたので彼女が僕のそばに来た時にさりげなく聞いてみた。僕の後ろでさっきからこっちを見ている男は誰?と。

それは彼女の夫だった。僕と彼女が話していると彼がふらっと立ち上がってこちらに近づいてきた。

アルコール臭い息で僕に向かってタイ語で何か言った後、彼女に対して強い調子でやはり何かを言い放ちそのまま彼女が肩にかけているポーチをひったくるようにして取り上げその中から現金を抜き取るとポーチを彼女に投げつけるようにして返して歩き去ろうとした。

すかさず文句を言いながら男を追いかける彼女のことを突き飛ばしてそのまま男は去っていった。

僕はといえば何が起こったのかもすぐには理解できず転んだ彼女に手を貸すのが精一杯。彼女のために何もすることができなかった。とんだチキン野郎だ。

彼女の話では男は仕事をせず彼女が働いた金で毎日飲んだくれているようだった。

心配かけてごめんねと謝る彼女に対して何の助けにもなれずかけるべきタイ語も思いつかない僕は自分の無力さにあきれて途方に暮れていた。

その日はもう楽しく話す雰囲気ではなくなってしまったし、男の僕に対する嫉妬も心配だから早く帰るようにと彼女に言われるまま僕はすごすごと安宿に戻った。本当に惨めだった。

僕に優しく接してくれて楽しそうにしている彼女の上辺に見とれていただけの僕は彼女の抱える現実の厳しさを何も知らず、知ったところで何ひとつ解決することのできない無力で通りすがりの旅人でしかなかった。

 

翌朝、町を出るバスの出発前にバスターミナルの近くの市場で揚げパンと甘いコーヒーの朝食を食べようとした。僕の名前を呼ぶ声がして横を見たらそこに彼女がいた。

もうダーオには会えないと思っていた僕は本当に驚いた。

彼女は初めて会ったあの屋台で夕方から夜遅くまで働き、朝は早くから豆乳を売る屋台で働いていたのだ。彼女とはいろんな話をしたのに僕はそんなことも知らなかった。

僕に言えば朝も彼女の屋台を僕が使うだろうことはわかっていただろうにダーオは一言もそんな話をしなかったんだ。

これからバスで次の町に行くのだと告げる僕に彼女は僕が大好きだった微笑みを浮かべながら気をつけてね、元気でね、ありがとうって言ってくれた。

昨夜安宿の硬いベッドに寝転がりながら彼女をこの町から連れ出して逃げ出せないだろうかなんて相変わらず現実の見えないバカげた考えにとらわれていた僕は彼女の微笑みを見て目が覚めたんだ。

彼女は僕にそんなことを望んでいないってことを。

仮に彼女が望んだとしても僕にはその後の彼女の人生に責任を持つ覚悟も力もないってことを。

僕は目の前にある現実を見ようともせずただフラフラと漂うだけの無力で甘ったれの旅人だった。

自分の人生と向き合うことも避けてしっかりと足元を踏みしめる勇気もないくせに他人の人生に介入する資格なんてあるはずもない無能な男だったんだ。

あれから僕はムクダハンを訪れていない。

数年前にムクダハンまでバスであと2時間というところまで行ったことがある。それでもムクダハンを訪れる気にならなかったのはあの頃の自分と何も変わらず成長していない自分に向き合うのが怖かったからなのかもしれない。 

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[ま]ハーゲンダッツの期間限定「ソルティバタービスケット」を喰らう/濃厚なバターの風味とキレの良さ @kun_maa

ハーゲンダッツの「ソルティーバタービスケット」が2017年8月22日から期間限定で発売中。

クラフトビールで酔っ払うと必ずアイスクリームを買って帰るようになったので最近また僕の中でハーゲンダッツ熱が再燃しています。

クラフトビールを腹一杯飲んでハーゲンダッツを食べていると自分がダイエットしてることを忘れてしまいそうです。いや、もうこれはダイエットとは呼べないか。

カップ焼きそばもけっこう食べてるしなあああ。現実逃避。

それはさておきハーゲンダッツです。

ソルティバタービスケットなんて絶対美味しいって思うよね。美味しさしか感じられないネーミング。さすがハゲです。

パッケージに青を使っているのもソルティっぽくていいよね。海!って感じでさ。

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フタを開けるといつものフィルムで密閉状態。

これが風味を損なわないすんばらしー仕組みだよね。ハーゲンダッツ

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フィルムをはがすと顔を出しますバタースカッチアイスクリーム。

ポツポツと見える色が違う部分は塩バタービスケットね。

鼻を近づけるとかすかにバターの匂いがします。

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ひと匙すくってみるとけっこう塩バタービスケットの欠片が入っています。

アイスクリームの中のビスケットの食感って気持ちいいよねー。

これくらい粒が大きい方がより食感を楽しめていいと思うんです。

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口に入れてみると甘くて濃厚なバタースカッチアイスクリームの風味がたまりません。特にバターの香りはかなり濃厚に嗅覚細胞を刺激します。

こういうやさしい風味は好きです。バターの匂いってなんか落ち着くんだよね。

そしてそこに加わる塩バタービスケットの食感とほんのり塩味がアイスクリームの味わいをさらに豊かにしています。隠し味的な塩加減。

 

まったりと濃厚なんだけど味のキレはいいです。いつまでも口の中が甘ったるくない。

なんでしょう。

口に含んだ時のふくよかな風味と去り際の潔さとでも言えばいいのかな。

全体的に濃厚なんだけど甘さの部分が強くない上に塩加減がちょうどいいバランスなんだと思います。やっぱりハーゲンダッツは甘いだけのアイスクリームじゃありません。

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塩バタービスケットの食感も本当たまりません。あのぐにゅぐにゅ感がいいんだよね。サクサクしてたら美味しくない。

断面はこんな感じ。こうやってみるとビスケットがあまり多くないように見えるけどそうでもないです。けっこういい感じに入っています。だいたい多けりゃいいってもんでもないしさ。

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気になるカロリーは1個(110ml)当り 273kcal ってところ。

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以前レビューしたキャラメルヴァニーユが 267kcal だったのでバターを使っている分、少しだけカロリー高めなのかもしれません。

でも美味しいからこの程度のカロリーは気にしないほうが健康的です。きっとそうに違いない。 

kun-maa.hateblo.jp

そんなわけでハーゲンダッツの「ソルティバタービスケット」。

濃厚だけどキレのいいバター風味を楽しみたい人にはとってもおすすめ。

期間限定なので早めに手に入れておいたほうが安心かもね。そうかもね。

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