若い頃から慢性的な首こり肩こり腰痛に悩んでいるものですからマッサージとの付き合いも長い長い。
一言でマッサージと言ってもいろいろ。エロエロじゃないよいろいろ。
日本の指圧から台湾式足つぼマッサージ、カイロプラクティックや整体そして大好きなタイ古式マッサージなどなど。
施術者によって技術の差はあるけど上手な人に当たって身体の凝りが丁寧にほぐされていく時の気持ちよさといったら愉悦の限り。
そんなマッサージ大好きな僕はある時期頻繁にタイ式マッサージに通いつめていたことがあったんだ。
もともと体内のエネルギーが流れるルート的なもの(センって呼んでるんだけど)を刺激して身体の不調を癒す効果とストレッチみたいで時にプロレス技のような動きのあるタイマッサージ(ヌアットボラーン)が大好きだったってのは理由のひとつ。
その頃はけっこうストレスフルな生活を送っていて肩こりがそれまで以上に酷かったんだけどタイ式マッサージに行くと体が楽になって効果を実感できたんだよってのが理由のふたつめ。
それで頻繁に同じマッサージ店に通うようになってそのうちマッサージが上手な人がわかってきてそういう人を指名するようになったらだんだん特定の人と仲良くなって。まあ相手は女性だったんだけど。
そのうち一緒に飲みに行ったりタイ料理を食べに行ったりカラオケに行ったりするようになってさ。
そうなるとその店ではもう彼女以外の人にマッサージをしてもらうわけにはいかなくなってね。
すごくヤキモチ焼きというか彼女と仲良くなってから一度だけ他の人にマッサージしてもらったことがあるんだけど、その後ことあるごとにネチネチと嫌味を言われてこりゃたまらないなと。
それでも身体の凝りが辛い状況は続いていたから彼女を指名してマッサージしてもらおうとしたんだけどこれがもうダメなんだよね。
僕のマッサージ時間=彼女の休憩時間みたいな感覚になっちゃってさ。全然真面目にやってくれないの。
マッサージをする場所はカーテンで仕切られているからぼそぼそとしゃべるだけなら周囲にそれほど迷惑ではないしタイ語ならあまり他の客には内容がわからないから時間中ほとんどおしゃべりしてるか一緒に横になって戯れあって休憩って感じ。
彼女と仲良くなればなるほど僕はマッサージから遠ざかることになっちゃった。
彼女からは同じ店の他の人にマッサージしてもらうことだけではなくてマッサージに行くこと自体を禁止されたし…
彼女とつき合うようになって一人暮らしをしていた彼女の部屋に泊まったりするようにもなったんだけどそんな時に僕が「体が辛いからマッサージしてよ」って頼んでも逆に「私の方があなたより疲れているからマッサージしてよ」って言い返される始末情けない。
そんなわけで彼女は僕に全然マッサージをしてくれなくなっちゃったんだけど僕にマッサージをさせるためにタイ式マッサージを教えてくれるようになってさ。
なんでこうなるんだ?って思いながらも逆らえなかったんだよね彼女のことが大好きだったから。
その後も僕がどんなにお願いしても全然マッサージをしてくれなかったけどマッサージのやり方はすごく丁寧に教えてくれたからけっこうタイ式マッサージの技術は覚えたんだ。何年か同棲してたから一緒の時間もけっこうあったし。
彼女と別れてからもうずいぶん長い間、誰かにマッサージをしてあげることがないもんですっかり忘れちゃったけど。
気圧の変化のせいか仕事のせいか今日は肩こりがひどくてさ。
自分で自分の肩まわりをほぐしていたらちょっとだけ昔のことを思い出したってだけのこと。
なんだかんだ言っても僕は彼女にマッサージをしてあげるの好きだったな。
スライヴ つかみもみマッサージャー 「もみたたき機能搭載」 ブラウン MD-500(BR)
- 出版社/メーカー: スライブ(THRIVE)
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。