[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]ゴーン・ベイビー・ゴーン/絶対的な正義なんて存在しないから・・・ @kun_maa

先日「アルゴ」でアカデミー賞を受賞したベン・アフレックの初監督作品。

f:id:kun-maa:20130302094755j:plain

ボストンで探偵業を営むパトリックとアンジーが引き受けたある少女の失踪事件。

事件は大々的にマスコミに取り上げられており、警察も全力で捜査に当たっている。

狭い町での濃密な人間関係の中で、パトリックとアンジーの少女捜索は続く。

f:id:kun-maa:20130302095826j:plain

 

次々に明かされていく事実の数々。

ヤク中で運び屋でもある少女の母親。ヤク中の恋人とともに組織の金に手をつけ、その恋人は惨殺される。

こつ然と姿を消した少女は母親からネグレクトを受けていた。

少女はどこに消えたのか?誰が少女を誘拐したのか?

前半の息詰まる展開はすぐれたサスペンスドラマだ。

f:id:kun-maa:20090316004100j:plain

 

そして、事件は最悪の結末を迎える。

しかし、ここからの展開が作品の本質部分だ。

f:id:kun-maa:20130302100435j:plain

 

たとえ親が最低の人間だったとしても、子どもは母親と暮らすことが幸せなのか。 

人間は変わることができるのか。

正義の名のもとに犯した罪は許されるのか。

そもそも正義とはなんなのか。

f:id:kun-maa:20130302100540j:plain

 

正しいと信じて行動した結果の責任は、どこまで負うべきなのか。

また、それは本当に負えるものなのか。

それぞれの登場人物が正しいと思った自分の正義を貫く。

その結果が複雑に絡み合い、ある者は死に、ある者は立ち去り、ある者は法の裁きを受け、ある者は再び元の世界に戻り、ある者は一生消えない十字架を背負う。

 

本作品を観終わったあとの気分は重苦しい。

しかし、とても考えさせられるすばらしい映画である。

今ならHuluで観ることができる。是非多くの人に観て欲しい作品である。

f:id:kun-maa:20130302101142j:plain 

 

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

このブログを気に入っていただけたら、下のボタンからツイートやいいね!、お気に入り登録などしていただけるととてもうれしいです。

また、RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。 

follow us in feedly