[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]SNSの超プロが教えるソーシャルメディア文章術 @kun_maa

こんにちは!Twitter始めて約5ヶ月、ブログを始めて約4ヶ月の @kun_maa です。

Twitterの作法とか未だによくわかっていませんw

本書はソーシャルメディアの初心者のために、あるいはブランディングやビジネスにソーシャルメディアを活用したい中・上級者のために役立つ「ソーシャルメディア・ライティングの教科書」だそうです。

 
その内容としては、ソーシャルメディアとはなにか?どんな特性があって、多くの人はなにを目的にソーシャルメディアを利用しているのかといった導入編から始まり、ソーシャルメディアで多くの「共感」を得るための方法や、伝わりやすい文章の書き方、ネタの収集術、速く書くための工夫、ソーシャルメディアでのマナーまで盛りだくさんです。

個人的にとても参考になったのは、次の3点です。
 
  • 「共通話題」+「オリジナリティ」=「最強」
第2章「『共感ライティング』で読者の感情をゆさぶる」で述べられていることですが、「共通性」「共通話題」を意識して、自分の視点である「オリジナリティ」を加えて記事を書くということです。

僕の場合、ブログもTwitterも自分の書きたいことを書きたいように書いているだけなので、その中に多くの人に共感してもらえるような「共通性」や「共通話題」がないのかもしれないと感じました。

「共通話題」+「オリジナリティ」=「最強」という公式が成立します。誰もが知っている、あるいは誰もが関心のあるホットな「共通話題」を取り上げ、そこに自分らしいオリジナリティを少しだけ加えると「共感」を呼ぶ。これが「共感ライティング」の極意といえるのではないでしょうか。 (P.57)


  • 誰に対して書くかをイメージする
同じく第2章で述べられているのですが、文章を書き始めるときは「書く内容」だけではなく、誰に対して書くか、誰にその記事を一番に読んで欲しいのかをイメージすることが大切だということです。

これは僕自身、上述したようなスタイルでブログなどを書いているためほとんど意識したことがありませんでした。
 
どういう人に届けたい記事なのかちゃんと意識することも必要だなと感じました。

「読者1人を喜ばせる」ことが、結果として「たくさんの読者を喜ばせる」ことにつながります。反対に最初から「たくさんの読者を喜ばせよう」と思って文章を書くと、誰の心にも引っ掛からない、誰1人として喜ばせることができない文章ができ上がります。 (P.100)


  • とりあえず通しで最後まで書く
第6章「『スピードライティング』で忙しくてもガンガン書ける」で述べられているのですが、よく考えて書くということにこだわり過ぎず、ソーシャルメディアに書く場合の基本スタンスは「とりあえず書く」ということです。

これは、テキトーに書くということではなく、まずは「第1稿」をとりあえず書き上げて、その後の推敲で仕上げていくということです。
最初から100%の文章を書こうと思うと書けなくなってしまうというのはよくあることで、まずは1回書き上げてみるというのは書き始めるというハードルを下げる意味で大切だなと感じました。

最初は見えなかったものが、文章をドンドン書くことで、ドンドン見えてくる。ですから、書く前にどう書こうかあれこれ迷っているのは時間の無駄といえます。ある程度文章を書いて、高い位置から文章を俯瞰したほうが、より具体的な改善点が見えてきます。「とりあえず通しで最後まで書く」ことに、非常に大きな意味があるのです。 (P.236)


<まとめ>
本書は、ソーシャルメディアの使い方、共感ライティングや交流ライティング、伝わるためのライティングなど、丁寧に書かれていてわかりやすい本だと思いました。

また、実際に役立つ内容や実行に移したい方法なども多くありました。
 
本の紹介には中・上級者も含まれていましたが、内容の多くはどちらかというとソーシャルメディア初級者向きの本だと感じました。僕が感心する部分が多かったくらいですから。

唯一難点をいえば、本文のあちらこちらに著者の自慢話が盛り込まれていて、それが僕には鼻につきました。

タイトルに「SNSの超プロ」と書くぐらいなのですごい人なのかもしれませんが(僕は全く知らない人ですけど)、僕が望んでいるのは役立つ情報であって著者がどれだけすごい人かということには全く興味がありません。
 
そういうのが気にならない人にはお勧めできるいい本だと思います。
 
でも、僕のように著者の自慢話が気になる人には少しウザく感じる本ではあると思いました。内容は良いんですけどね。

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