[ま]映画「コンテイジョン」/じわじわと感染が広がる恐怖 @kun_maa
こんにちは!映画大好き @kun_maa です。
最近風邪が流行っているようですが、みなさんは大丈夫ですか?
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昨年はパンデミックなんて言葉もよく耳にしました。
この「コンテイジョン」という映画は、ある新種のウイルスが感染拡大していく経過を通して、死亡患者の家族、現場で原因を追及しようとする医師、ワクチン開発に自らの命をかけて挑む医師、インターネットを通して政府が隠す真実を暴こうとするジャーナリスト、パニックになって暴動を起こす一般市民などの姿を描いた映画です。
新種のウイルスは、接触感染により瞬く間に全世界に広がり、感染してから死亡までの期間も非常に短時間なため、全体を通して緊迫感をもって観ることができます。
この映画、ストーリー展開もさることながら、出演者が豪華なことでも公開当時話題になりましたね。
マット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウといった名優たちが、それぞれいい演技をしています。
この手の映画によくある人類絶滅の危機みたいな大袈裟なドラマ性は感じませんでした。
それよりも、よりリアルな感じで最初の感染から、一般社会の混乱を経て、ワクチンが完成して配布されるまでを、いろいろな立場の人の目線でドキュメンタリーのように描いているところが特徴かなと思います。
したがって、そこで描かれているのはありがちな人間愛に満ちたきれいごとだけではありません。
感染を恐れる看護師のストライキ、娘だけは守りたい最初の被害者の夫、自分の妻を優先的に避難させたり、ワクチンを与えたりする政府関係者、献身的に調査・研究を行う医師達、ブログで風評の流布を行い金を稼ぐ者、薬や食料を求めておきる暴動、ワクチンを求めて誘拐を行うテロ行為など、よりリアルに感じることができます。
ただ、あえて難を言えばワクチン開発があまりにも簡単にできてしまったように見えて、そこだけはリアルさに欠けて残念だなとは思いました。
最後に明かされる、この新種のウイルスの最初の感染源といかにもありそうな設定には、本作のような事態がいつ起きても不思議ではないとやや戦慄しました。
お薦めの作品です。
2011年アメリカ映画