[ま]CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット) 三越前店で美女とクラフトビールふたり飲み @kun_maa
日本橋三越前に展開しているCOREDO(コレド)室町3の1階にあるクラフトビールがメインのビアバー「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット) 三越前店」に行ってきました。
毎日ビールばっかり飲んでてなんだかすいません。たぶん今年の人間ドックはアウトだと思います\(^o^)/オワタ
昨日の記事で、初めて講談と浪曲を観に行ってすごく良かったよ!って気持ちを書いたのですが、珍しくTwitterからの流入が多いなって思ったら出演していた講談師の神田松之丞さんやそのファンの方々がRetweetしてくださったんですね。
すごくうれしかったです。こんな右も左もわからないど素人が書いた記事を暖かい目で見守っていただいて本当感謝でございます。
この「玉川太福・神田松之丞二人会」が終わった後、最近クラフトビールにハマっている僕のためにやままさんが連れて行ってくれたのが「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット) 三越前店」なんです。
今回ふたり飲みに付き合っていただいた美女についてあらためてご紹介。二日連続の登場ありがとうございます。やままさんはこちらのブログを書いている方です。
やままさんが糖質制限をしているというのを知っていたので、僕の方からクラフトビールに誘いにくいなって気持ちがあって柄にもなく遠慮していたんですよ。だってビールなんて糖質の塊じゃないですか。
だから最初に彼女から「お江戸日本橋亭」の近くにクラフトビールのお店があるんですよって教えてもらった時も、へーって感じで「じゃあ行きましょう!」の一言が言い出せずにいました。
日本橋亭を出た後、このままどこへも寄らずに帰りそうな空気が二人の間に流れたのですが「お腹空いてませんか?」って彼女が声をかけてくれたんですね。
これぞ天の助けとばかりに「空いてます〜」って情けない声を出したところ「じゃあクラフトビールのお店に行きましょう」って彼女の方から言ってくれたので糖質制限を妨害して悪いなあとは思いながらも、心の中で「やった!」と喜んでいた情けない男がこの僕です。
お店までは石畳に提灯が灯っているという情緒のある通りを歩いていきます。なんだか日本橋って感じ。なにそれどんな感じ?
外から丸見えの店内はとっても賑わっていました。なんか客のノリが居酒屋みたいな雰囲気で今まで訪れたビアバーとは違います。さすがお江戸日本橋。
店の前の道路にテーブルと椅子がいくつか出ていて外で飲んでいる人たちもいます。
なんと30タップのクラフトビールが用意されているじゃないですか。
しかも全種類グラス480円、パイント780円とお手頃な値段設定。つまみも美味しそうなメニューが並んでいます。
ほぼ満席の店内になんとか2人分の席を用意してもらって入店です。
全部やままさんにやってもらっちゃって僕はのんきに写真ばっかり撮っていてゴメンなさいゴメンなさい。
店内は喧騒に包まれていて正直うるさかったのですが、内装もいい感じです。
この日のビールはこんなラインナップでした。すでに撃ち抜かれている樽もあります。
それにしても30タップってすごい量。こんなにあるのは初めて。
写真にしたら字が小っさ!
まず、僕は北海道麦酒のレモンラガーをパイントで。味は完全にレモネードでした。ビール感もアルコール感もないので本当にレモネードじゃないの?って思うほど。
ビールが苦手な人はこれ飲んどけって感じ。
やままさんは「武者返し」という米焼酎を注文して乾杯!!
とりあえず1杯目は糖質制限の妨害はせずに済みました。
お通しのしらすおろし。居酒屋か!
パクチーサラダは心配していたトマトが入っていなかったのでホッとしました。
もし入っていたら私がトマトを全部食べますから!ってやままさんが言ってくれてたので安心はしていたのですが、実際に入っていないとやはりホッとします。
そして美味しい。パクチーの香りが口の中に広がって幸せな気持ちになります。
講談と浪曲がすごく良かったって話やブログのことや「虫を食べる会」の話、先日のねむれないさめさんとのふたり飲みの話などなど楽しくおしゃべりをしつつも、僕の体調のことを心配してくれていたやままさんの優しさにグッときたり。
ひとり飲みもいいんだけど、やっぱり楽しく話ができる人と一緒に飲むのはうれしいよね。先日のさめさんといい、今回のやままさんといい僕はいい人に恵まれているなあとしみじみ思ったりして。(´-`).。oO(要するにあまり友達がいないってことなんだろうけど量より質!)
アルコールは好きだけどセーブしているやままさんに悪いとは思いつつ、僕は我慢できずに2杯目を注文。
本当はこぶし花ビールのIPAが飲みたかったのですがすでに売り切れ。さめさんと飲んだ時もこぶし花ビールが売り切れていて飲めなかったのでよほど縁がないようです。
そこでまだリアルエールって飲んだことがなかったので、2杯目はヤッホーブルーイングのよなよなリアルエールを注文。
10℃くらいでの提供とメニューに書いてありましたが、もっとぬるい感じ。リアルエールだけあって炭酸は弱めで濃厚な飲み口。苦味もけっこうあって深い味わい。
ゴクゴクと飲むタイプのビールではなく、いかにも英国のパブでゆっくりと味わうような感じのビールです。香りもいいんだけど僕はやっぱりもう少し冷たいビールが好きだなって思いました。ちょっと苦手かも。
こちらは4種のソーセージ盛り合わせ。この上にまさかの焼きミニトマトが乗っていたのですが、やままさんの瞬時の行動で僕が指摘する前にトマトの姿は消えていました。優しすぎるぞやまま!(´-`).。oO(さらにこの後ソーセージを切り分けてくれたんだよねー)
そして遠慮のない僕は3杯目のビールへ。
お店の人のアドバイスをもらいながら YEASTIE BOYS GUNNAMATTA TeaLeaf IPA というニュージーランドのビールをパイントで注文。ちなみにイースティボーイズっていうそうです。
これがけっこう当たりでした。鼻を近づけると紅茶の香りがするIPA。飲み込んだ後のフレーバーまで香る紅茶が心地いいです。それでいてしっかりとIPAらしい苦味もあるので、柑橘系の爽やかさとはまたちょっと違った美味しさ。
ここでやままさんもたまらずビールに走ります。
とは言っても彼女もこぶし花が飲みたかったそうなので僕と同じく飲み損ない。
そこでなんと彼女の飲むビールは僕の飲みたいビールを選んでいいよって言ってくれるではないですか。でも僕は基本的にまだ飲んだことのないビール狙いなので、自信を持って彼女にオススメできる根拠がありません。
それでもいいよってことなので、遠慮なくカールストラウスのTOWER10 IPAを指名させてもらいました。それを自分で注文するやままさん。
ああ、なんて気が利かないんだ僕は...と後悔しているうちに届きました TOWER10 IPA(グラス)です。
僕も飲ませてもらいましたが、バリバリのアメリカンIPAって感じの柑橘系のフレーバーにかなり強い苦味。これは美味しい!
僕は大好きな味なのですが、彼女にはちょっと苦すぎたみたいです。ほんと重ね重ねごめんなさい。
いろいろおしゃべりしながら楽しい時間は過ぎていきます。やっぱり何を飲むかも大事だけど、誰と飲むかってのは一番大事ですよね。だんだんひとり飲みに戻れなくなりそうです。
こちらは鶏ときのこの柚子胡椒和え。全体の風味はいいんだけど、これがスッゲーしょっぱいんですよ。塩の塊が入っているのか?って思うくらい。完全にビールのつまみ。それにしてもしょっぱすぎます。もう少し塩分控えめでプリーズ。
完食したけれどもね。
あまりにしょっぱくてビールが進んだので4杯目のビールです。
うしとらの「はとぽっぽエール」をパイントで。
これはアメリカンホップの華やかで爽やかなフレーバーがとっても飲みやすいエール。やままさんも美味しいと太鼓判。よかった。
そして食事ラストオーダーということで、牛タンを注文しようとしたら売り切れ残念!
けっこう食べ物も売り切れ多いですってことだったので、お手軽なマグロと深谷ネギヌタを。もちろんありました。
これがすごく美味しくてね。ビールよりも日本酒がほしくなります。困ったやつです。
そしてここで痛恨のミスをしていたことに、ブログを書きすすめようとして気が付きました。5杯目に注文した猪苗代地ビールのブラウンヴァイツェンの写真を撮ってませんでした。クラフトビールを店で飲むようになって写真を撮り忘れたのは初めて。
どんなにひとりで酔っ払っても必ず自分が飲んだビールの写真は撮ってきたのに...
ついでに感想メモも書いてませんでした。飲んだのは覚えているんだけどなあ。
先日のさめさんと飲んだ時も、彼女の飲んだビールの写真を撮り忘れたのですが、今回は自分のを撮り忘れました。やっぱり二人で楽しく飲んでいると、そういう細かいところはどうでもよくなっちゃうみたいです。
確かにそうだよなあ。ひとり飲みの時は絶対忘れないもの。まあ楽しいからいいのです、記録は二の次で。
僕が散々飲んだのに会計はほぼ半分近く出してもらってしまいました。なんか申し訳ない。(´-`).。oO(さめさんもそうだったんだよなあ)
この埋め合わせは次回必ず!
今回は指切りしてー!とか駄々をこねずにダンディに帰りました(と自分では思っている)。
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[ま]玉川太福・神田松之丞二人会で講談&浪曲を初体験/若い人ほど生で観てほしい @kun_maa
中央区日本橋にある「お江戸日本橋亭」という小さな寄席というんでしょうか演芸場というんでしょうか、そういう区別すらさっぱりわからないのにその「お江戸日本橋亭」に行ってきまして、この歳で初めて講談と浪曲を生で観てまいりました。
今回参加したのが「玉川太福・神田松之丞二人会」というものでして、今回で第八回目となるようです。
僕は全くお二人のことを存じ上げなかったのですが、若手の実力派浪曲師としてとても人気のある「玉川太福」さんと、同じく若手の実力派講談師として大人気の「神田松之丞」さんの二人会ということで、前売り券は完売だったそうです。
お二人とも、初心者でも安心して楽しめるってんで若者に落語ブームか!なんてネット上で何かと話題になることも多い「渋谷らくご」にも登壇されて活躍しています。
そんなことぜ〜んぜん知らなくて本当すいませんでしたって感じなんですけど、そんな奴が何で完売の前売りを手に入れることができたのかといえば、ブログ「言いたいことやまやまです」の中の人、やままさん(id:yamama48)のおかげです。
やままさんには以前名前出しをせずにこの記事に手だけご登場いただきました。
ちょうど1人分予約に余りがあるというので、よかったら一緒に行ってもいいですか?と声をかけたら快諾してくれまして、おかげで今回人生初の講談と浪曲を生で鑑賞する機会にありつけたわけです。
開演まで
当日は17時半開場、18時開演というスケジュールだったのですが、僕が16時50分頃に先に並んでいてくれたやままさんと合流した時点でかなりの行列ができていました。
実は日本橋亭に着く前に、地下鉄の三越前駅構内で「アートアクアリウム2016」のものすごい行列を見てきた後だったので、待っている人の規模感でいえばたいしたことないじゃんって思ってしまうところですが、話題のアートアクアリウムと違ってこちらは講談と浪曲ですよ。
当日は下調べなし&基礎知識なしのまっさらな状態で参加したので、事前にやままさんからは全席自由席で前売り完売なので早く行って並びますって聞いていたものの、心の中では「いやいやそんなすごいわけないでしょ。並んでも4~5人じゃないの」って軽く考えていました。またしてもゴメンなさい。
ノリに乗って勢いのある浪曲師と講談師の人気をなめてました。
ちなみに「アートアクアリウム2016」の待ち時間は30~60分待ちとのことでしたが、「玉川太福・神田松之丞二人会」の僕たちの待ち時間は、並び始めてから開演まで約1時間10分だったのでこちらの勝ちです。なんの勝負?
日本橋亭の外観はこんな感じで、日本の伝統芸能の牙城というよりはちょっと町の温泉ランドっぽい感じ。いきなり失礼かっ!ゴメンなさいゴメンなさい。
でもこの雰囲気が敷居を低くしている感じで僕には好印象だったのですよ。
楽屋の出入口も普通にお客が並んでいるところにありまして、出演者がシレッと何の違和感もなく出入りするので顔を存じ上げない僕などは、やままさんに教えてもらうまで楽屋裏のスタッフさんが出入りしているのかと思っていました。
話は飛びますが、公演が終わって帰り際にもこの楽屋の出入口のところで玉川太福さんがファンの方と気さくにお話をされていて、ああいい感じだなあって思いました。客と演者の距離感が近いっていいですよね。伝統芸能なのにお高くとまってないところが魅力的ですよねー。
近いといえば、舞台と客席の間もすんごく近いです。
僕らは前から3列目に陣取りましたが、ほんと目の前に演者がいる感じで臨場感がハンパないです。
ただ、3列目でもまだ少し上を見上げ続ける感じなので首が疲れるのと、席の前後の間隔も隣との間隔も純日本人サイズなのかかなりきついです。お尻も腰も痛くなります。しばしの苦行って感じが漂います。
思わぬところで伝統芸の厳しさに触れた思いですゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
舞台の緞帳がほら、こんな目の前なんだぜ!
開演から終わりまで
それほど広い会場ではないのですが、客席は開演までに満席ぎゅうぎゅう状態。
もちろん上演中の携帯電話の使用や撮影、録音は禁止されているので写真も動画もありません。僕の拙い言葉だけで少しでも伝わればいいのですが...
全体の流れですが、まず前座の講談師が1席読みます。
そのあとで二人会が始まるわけですが、前半後半に分かれていてどちらも神田松之丞の講談→玉川太福の浪曲という順番で前半は二人とも新作を披露。後半は慶安太平記という19席の連続物の中から、第七話「宇都谷峠」を神田松之丞が読み、第八話「箱根の惨劇」を玉川太福が歌い語ります。
前座の方は田辺いちかさん。太閤記の中から太閤と曽呂利新左衛門のお話でした。ちょっと言い間違えたり噛んだりというところもありましたがそれもまた初々しい感じ。
講談ってのは歴史の難しい話をしかつめらしい顔をしながらするのか、恐ろしげに怪談話をするのかという印象しかなかったのですが、全然違いました。
歴史上の話をおもしろおかしく調子をつけながら張り扇でメリハリをつけながら語るんですよ。知ってました?本当は違うんだろうけどあえて例えると落語みたいな感じ。
そして神田松之丞さんが登場して話し始めたとたんに、明らかに前座の人とは言葉の使い方も調子のつけ方も張り扇での間の取り方も全く違う。芸の差なんて言葉をど素人が軽々しく使いたくはないんだけど使っちゃう。僕のようなど素人から見ても差が歴然としています。格の違いみたいなものすら感じました。
これでまだこの人は真打じゃなくて二つ目なんだって思ったら、スッゲーなあって心の底から思いました。伝統芸能なめんなよって感じ。
今回披露してくれた新作は「くわばらさん」って嫌われ者の話なんですけど、本題に入るまでの前段階で完全に話に引き込まれます。もうおかしくて仕方ありません。
それも言葉の使い方とストーリー性と共感と間のとり方、リズムの妙で思わず笑わされてしまうという気持ちのいい笑いなんですね。落語のようだけど全然ちがう。講談の不思議な魅力に一発で取り憑かれました。
講談ってこんなにおもしろいものだったんだって心が震えましたよ。大げさではなく。
無知ってのは損することが多いですけど、こういう日本の伝統芸能を喰わず嫌いでいたことを後悔しました。それくらいおもしろくて引き込まれます。お尻や腰の痛みなんて忘れるくらい。これはちょっと言い過ぎか。
続いて登場した玉川太福さんの浪曲も新作です。浪曲ってもう完全に「浪花節」のイメージしかありませんでした。なんかよくわかんない歌を節をつけて唸るイメージ。
これも完全に老人ワールドの催し物だと思っていました。おもしろいわけがないと。
そんなイメージが粉々に砕け散りましたよ。
浪曲って唸っているだけじゃないんです。知ってました?
三味線の音色に合わせた節回しのパートと落語のような会話のパートがあるんですよ。これがまたおもしろいのおもしろくないのってどっちだよって。もちろんおもしろいんですけどね。そのおもしろさの質が極上なんだなあ。
会話パートの絶妙な間合いと言葉遊び、そして三味線に合わせた節回しパートに引き継がれる言葉遊びとその破壊力のポテンシャルの高さ。それらが組み合わさって目の前に映像が浮かぶんですよ。
これはすごい体験。
今回披露してくれたのは齋藤さん(難しい漢字の方だそうです)と金井さんという二人の男が仕事帰りに銭湯に行くというだけの内容なんですけど、どうしたらあんなにおもしろくなるんだよ!って拷問にかけて聞き出したいくらいもう玉川太福浪曲ワールドに自分自身が入り込んでしまってわかんないくらいおかしいんですよ。
講談も浪曲もそれまでの自分のイメージを粉々に砕かれて踏みにじられて屈辱にまみれて見上げた先の空に虹が浮かんでいるかのようなカタルシス。
これは演芸場で生で、目の前で観るからこそ感じる場の雰囲気と臨場感も大きいと思います。テレビやラジオではきっと伝わらない何か。うまく言葉にできないけど。
後半で演じられた慶安太平記。全19席となる長編のお話です。中身は徳川家光の時代に幕府転覆を狙う由井正雪を主人公とする物語。1席(1話)30分から50分という長さだそうですよ。それが全部頭に入っているってどんだけすごいんだよって。しかも講談も浪曲もそれだけじゃないからね。他の長編だってたくさんあるんだから。やっぱり伝統芸能なめんなよ!って思い知らされるよね。
神田松之丞さんの「宇都谷峠」。これこそ言葉や間のとり方とリズムの妙技。
ものすごい迫力に度肝を抜かれながら、伝統芸の中にちょいちょい入れ込んでいるオリジナリティのおもしろさにやっぱり笑わされます。新作が持つオリジナルの楽しさおもしろさはすごく魅力的だけど、伝統芸の縛りの中で自分らしさを出し且つおもしろい、話で観客を魅了する力はすごいです。後ろからビール瓶で頭を殴られたような衝撃です。ビール瓶で頭を殴られたことはないんだけどさ。
もちろん玉川太福さんの「箱根の惨劇」にも圧倒されまくりました。
迫力みなぎり唸る節回しと真面目かと思ったところで不意打ちをガツンと食らわせて笑わされる会話部分の妙技。
同じ慶安太平記の話でも、講談と浪曲とでは口承伝達の違いから話の細かい部分が異なっているそうなんですがそれすらも笑いのネタに変えてしまう二人の絶妙な関係性。
講談と浪曲で登場人物のキャラが変わっているなんてのは基本中の基本なのにやっぱり笑わされてしまう会話の妙。
そしてようやく主役の由井正雪が登場したと思ったら終わってしまった「箱根の惨劇」。これって全話を鑑賞するのは至難の技ですね。いつどこで何話をやるか目を光らせておいても、死ぬまでに全話聞けないんじゃないかな。
長々とど素人のくせしてわかった風に書いてきましたが、結局何が一番言いたいかっていうと、講談も浪曲も日本人の心を揺さぶる(共感できる)とっても素晴らしいおもしろさだから是非舞台を生で観てほしいってこと。
そして声をあげて笑い転げてきてください。特に若い人には今のうちからどんどん演芸場に足を運んであの笑いを体感してほしいなって思いました。
今回はこんな楽しく刺激される経験を持つ機会を与えてくれたやままさんに感謝です!
また行きましょうね。
一応「お江戸日本橋亭」のリンクを貼っておきますが、今は至る所でいろんな形で公演が行われているのでググって情報を仕入れた方がいいかもね。
「お江戸日本橋亭」:: 落語・講談・浪曲・義太夫など伝統芸能を体感できます
神田松之丞さんのオフィシャルサイトはこちら。
玉川太福さんのホームページはこちらです。
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[ま]エベレスト史上最大級の遭難事故がベースの映画「エベレスト 3D(原題:EVEREST)」を観て号泣してしまった @kun_maa
1996年に実際に起こったエベレスト登山史上最大級の遭難事故をほぼ忠実に映画化したという2015年公開のアメリカ、イギリス合作の作品。
悲惨な実話に基づくという点と撮影の過酷さ、そしてジェイソン・クラーク、ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリンやキーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントンなど実力派の豪華キャストが揃ったことでも話題なった作品である。
この作品がこれまでの山岳映画と違うのは商業登山を題材にしている点にある。超人的なアルピニストが自分の限界を超えて過酷な山に挑むという体の作品ではない。
そのため前半と後半の落差が作品を楽しむためにも重要なポイントとなる。
エベレスト登山の概略
世界最高峰のエベレストをはじめとするヒマラヤの高峰は、かつて大規模なチームによる大量の物資と人材の投入を武器としたいわゆる「極地法」と呼ばれる登山法で、次々と難関ルートが踏破されていった。
その後、ラインホルト・メスナーなどの先鋭的な登山家たちによる少人数、無酸素により、固定ロープの不使用やシェルパの支援を受けないで山頂を目指すアルパインスタイルというシンプルで過酷な登山スタイルが脚光を浴び、今でもそのような登山を目指す登山家たちもいる。
だがエベレストでさえ商業化が進み、経験豊かな登山家たちの先導とサポートによりルート工作が念入りにされた世界最高峰の頂は、金さえ払えば素人登山家でさえも登攀技術を必要とせずに目指すことができるようになっていたのだ。
この作品のベースとなった大量遭難事故もそんなエベレストの観光登山で発生した。
作品について(ネタバレあり)
実力派登山家のロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)が公募によるアマチュア登山家を率いてエベレスト登頂を目指すチームと、同じく実績十分な登山家スコット・フィッシャー(ジェイク・ギレンホール)がアマチュア登山家を率いて同じルートでエベレストの山頂を目指す2つのチームによる出発から悲惨な結末までを見事に描いている。
特に前半での商業登山っぷりのお気楽さの描き方がうんざりするほど素晴らしい。僕は若い頃に山を登っていたし、ヒマラヤに憧れたこともあったので特にイラついたのかもしれない。
また、それぞれのガイドやアマチュア登山家の人物像を、ある程度の背景を押さえられる程度にはザックリと描き出しているところは、登山経験者や登山に興味がそれほどない人だと飽きてしまうかもしれないが我慢してじっくりと観てほしい。
この前半部分が嫌なくらい軽く描かれ、見方によってはかなり痛烈に商業登山を批判しているからこそ、そしてエベレストの頂に憧れながらも自らの実力と比較することや畏敬の念を持つことを忘れたアマチュア登山家の傲慢さが目立つほど、後半での「デス・ゾーン」(人間が生存できないほど酸素濃度が低い高所)での過酷な状況にのめり込める。
冷徹に状況判断をしなければならない高所でのほんの少しの判断ミスの連続や、装備やルート工作などの人為的なミスの積み重ねがアマチュア登山家はもちろんのこと、ベテラン登山家までをもどんどん生命の危機に追い込んでいく。
いや、アマチュア登山家のあまりの実力と自覚の足りなさに、どれだけ実力がある登山家でさえもカバーしきれなくなるというのが実態。「デス・ゾーン」において甘えやくだらない感傷は命取りだということを、痛いほど観ている者に思い知らせる激しいシーンの連続。
そして迫り来る激しい嵐と次々と消えていく命の炎。
僕は途中から涙が止まらなくなってしまった。ラスト十数分はほとんど号泣。嗚咽が止まらなかった。あまりの泣きっぷりに一緒に観ていた彼女に笑われた。
今、こうして作品の感想を書こうと思い出しているだけで目頭に涙がたまってくる。
僕のこの感情はなんだろう。同じようにこの映画を観ていた彼女は全く泣かずに僕だけが号泣していたのはなぜだろう。
たぶん僕はこの作品で登山家たちが次々に死んでいくのを、自分の過去に過剰に反映させて混乱したり悔しかたりしたんだと思う。
山に散ってしまった先輩や後輩を思い出し、天候の悪化や不調者を抱えたことでそれこそ泣きそうに悔しがりながら何度も諦めた数々の山頂に思いを馳せ、自分が遭難して死にそうになったときのことを思い出し、もっと全力で登山に集中しなかったあの頃の自分を悔いたり、ヒマラヤへの夢を諦めたことを後悔したり...いろんな感情がぐちゃぐちゃになっしまって冷静に観ていられなかったんだ。
たぶん僕の中で山に対する想いはやりきった感のない中途半端なままで澱のように心の底に沈んだままになっているんだろう。
もしかしたら、この作品を観てもあなたは全く悲しくもなく涙も流さずに、自業自得だと斬って捨てるかもしれない。
それでもやっぱり多くの人に観てほしい。
その中にきっと僕みたいに感情を揺り動かされて泣き出す人がいると思うから。そしてその涙は困惑はしたものの決して不快なものではなかったから。
そうやって泣くことでこれからも自分をごまかしていくのかもしれないんだけど。
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[ま]新宿御苑近くの「VECTOR BEER FACTORY」で美女とクラフトビールふたり飲み @kun_maa
最近クラフトビールにすっかりハマってひとりで飲み歩いていますが、たまには誰かと飲みたいと思うのは自然な流れ。
どうせ一緒に飲むなら野郎とじゃなくてきれいな女性と飲みたいと思うのは本能。希望。願望。
そんなわけで行ってきましたポケモンGO人気ですっかり話題の新宿御苑からほど近いところにある新宿で初の醸造所併設のお店「VECTOR BEER FACTORY(ベクター ビア ファクトリー)」。
併設の醸造所で作っているオリジナルビールも含め全部で17種類の国産クラフトビールが楽しめるというこのお店。
17種類の内10種類近くをIPA(インディアン ペール エール)が占めるというIPAに特化したお店としても知られています。
しかも種類の多さとIPAに力を入れているだけではなく、その魅力は値段の安さにもあります。通常はビアバーやビアパブでクラフトビールを飲むとパイント1,000円以上、ハーフパイントやグラスで700円前後はかかっちゃう。
それが全種類グラス450円、パイント750円という値段設定はかなりのお得感。
こんな感じで開放感のあるお店は店員さんのノリもよく、ビールの説明も丁寧でとても居心地がいいお店でした。
今回僕のクラフトビールふたり飲みに付き合ってくれた美女はブログ「感想文」の中の人、ねむれないさめさん(id:nemurenai-same)です。
クラフトビールにハマってから初の新宿のお店となったのは、ねむれないさめさんからのリクエスト。
ぶっちゃけ埼玉の店までわざわざ飲みに行くのはめんどくさいということで、新宿あたりのいい感じの店なら一緒に飲んでやってもいいよってことでした。言い方はもっとやさしかったけど。
別にそのことに文句があるわけじゃありません。ご一緒できるならどこへでも馳せ参じますとも。「馳せ参じる」って表現がおっさんか!おっさんだ!
与太話はともかくだいたいそんな感じで場所の大枠は決まりました。僕も新宿周辺のお店に興味があったし。
当日は先にお店について正座待機しようと思っていたのですが、電車が遅れたせいで僕の方が後からお店に着くという大失態。
「さめ」なんて怖い名前からは想像もつかないくらいとてもやさしい人なので、もちろん遅刻を怒ったりするはずもなく、何を注文したのか本人が覚えていない飲み比べセットを飲みながらのんびりと待っていてくれました(´-`).。oO(とりあえず店の予約だけは入れておいてよかった)
ちなみにこの飲み比べセット、紙に番号が入っていてメニューの番号に対応しています。向かって左から①越乃米こしひかり仕込み(スワンレイク)、②スタウト(箕面ビール)、③ヨコハマXPA(サンクトガーレン)です。
彼女、クラフトビールのことはよくわからないそうですが、ピルスナーとスタウトとIPAを取り揃えているところにセンスの良さを感じます。
まずは乾杯でしょ。いつもひとり飲みだと乾杯できないから。ふたり飲みならできるからね。カウンター席でなかよく並んでグラスをカチーン!
写真は僕がヨコハマXPAで、さめさんがヴァイツェン(日本海倶楽部)で乾杯した時のもの(だと思う...)。
つまみの第一弾は、さめさんセレクトの「ラム肉のステーキ」。やわらくて臭みのないラム肉はとっても美味しかったです。
IPAの苦味ともよく合う旨味が詰まったジューシーなラム肉。付け合わせのポテトフライもサクサクでいい感じです。
ひとりの時はビールの香りや飲み心地、つまみの特徴なんかをちょこちょこメモしているのですが、ふたりで飲んでいる時は正直そんなのどうでもよくなります。だっておしゃべりしている方が楽しいんだもん。そりゃそうだよね。誰でもそうでしょ。
これはお通し。たぶんアーモンドだと思うんだけど最後まであまり気にしないでパクパク食べてたからちゃんと味わってなくて自信がありませぬ。
なんかの木の実なのは間違いない...はず。
そして僕セレクトのつまみは「豆苗と砂肝のアヒージョ」(バケット付き)。
これがまた美味くてビールのつまみに合うんです。豆苗と砂肝だけを食べてもガッツリと美味しいし、ニンニク風味のオリーブオイルにバケットを浸して食べてももちろん美味しい。ビールが進むよなあ。
ちょうど訪れた日はお店が連休になる前日だったため、樽を撃ち抜いたらそこまでで新規開栓はなしというルールの日でした。嫌な予感しかしないのだが。
僕が到着した時点ですでに2種類のビールが売り切れ。常陸野ネストの「だいだいエール」飲みたかったんだけどなあ。残念!予感は当たりました( ꒪⌓꒪)
仕方がないので僕の1杯目は、VECTOR BEER FACTORYオリジナルの「セカンドインパクト」(新宿ビアブルイング)をパイントで。
この店のパイントグラスがなんかスッゲー背が高いのよ。ふたりでびっくりしました。
フルーティーな香りのウィートエール(小麦のエール)です。苦味はほとんどなく、飲み口がとてもすっきりとしていて超ライトボディなのでグビグビと飲めちゃいます。
ビールが苦手な人でも大丈夫。オレンジとバナナをぶち込んで香り付けをしているとのことでしたが、香りはちょっとヴァイツェンっぽい感じでバナナとオレンジははっきりとわかりませんでした。ただもうとにかくフルーティで軽いビール。
これは富山の城端ビールの「輝W7(かがやきウィートセブン)」という小麦を使ったIPAのパイントとグラス。もちろん僕がパイントでさめさんがグラス。
こうやって比べるとかなり大きさが違うのがわかりますよね。
小麦を使用しているとのことですが、アロマにもフレーバーにも小麦っぽさは感じず、柑橘系のホップの風味がたっぷりと感じられます。
苦味もしっかりIPAしていますが、口当たりはとても柔らかくてスイスイ飲めてしまうヤバいやつかも。アルコールは7%ありますから。
城端ビールは以前ご紹介したことのあるグレートブルーなどのちょっと変わったビールを作っているブリュワリーですが、このIPAはとてもIPAらしい香りと苦味で満ちあふれています。名前はやっぱりちょっと変わってますけど。
横浜ラガー(横浜ビール)のパイントと箕面ビールのW-IPAのグラス。
横浜ラガーは柑橘系の香りがあるフルーティーなラガー。苦味もしっかりとあるのでちょっとIPAっぽい感じで僕の好きな味のビール。
箕面のW-IPAは相変わらずガツンとくる強いIPA。だけど美味しいんだよねえ。ふたりで飲むと、きゃっきゃうふふでお互いのグラスを交換して楽しめるのがいいよね。
彼女の好みもIPAだということがわかったので、今回はこの店にして正解でした。
そうこうしているうちにもどんどん撃ち抜かれてなくなっていくビール樽。
あまりにも注文できるビールの種類が減ってしまったためにお店が大サービスのパイント500円サービスを開始です。
ただでさえ他のお店に比べて良心的な値段なのにこれはすごい。
ビールの種類が減って悲しいけどこういうサービスはうれしい。複雑な心境。
お次は僕が日本海倶楽部のヴァイツェン、さめさんがCOEDOの毬花。ふたりともパイントです。だってパイント500円ならグラスよりパイントがお得でしょ。
日本海倶楽部のヴァイツェンはヴァイツェン酵母の香りがあまりきつくなく、フルーティーさが勝っているのでヴァイツェンが苦手な人の練習にいいかも。自然な酸味も爽やかで後味がいいです。
COEDOの毬花は、アメリカ産のアロマホップがビンビンに効いていてすごく爽やかなんだけどちゃんと苦味もあるというセッションIPAの中では一番好きなやつ。
少しお店の中の感じもご紹介しましょうか。
これがずらっと並んだビアタップ。
今回はどんどん空になっていくのが寂しかったな。ひとり飲みだったら寂しすぎて泣いちゃうと思う。ふたりだったから全然気にしてなかったけど。
カウンター付近はこんな感じね。店内は満席だったから撮影は遠慮しましたが、気取らない感じでとても居心地がいいお店でしたよ。
続いて僕がヨコハマXPA、さめさんが日本海倶楽部ヴァイツェンそれぞれパイント。
写真は僕のヨコハマXPAです。さめさんのビールの写真は撮り忘れました。もうビールの写真とか味のレポートに割り振る気力がなかったんだよね。
とにかく一緒に飲んでいるのが楽しくて。なんならクラフトビールじゃなくてもいいよもうってくらいな感じ。たぶんちょっと惚れてる。
ヨコハマXPAは、以前紹介したことがあったけど濁度0.0000という驚異の透明度を誇る横浜の「はまっ子どうし」という公式水を仕込み水に使った透明度のとっても高いIPAです。この公式水の説明がうまくできなくて、さめさんにちょっと白い目で見られたのは忘れません。必ずやリベンジを。
苦味はしっかりとあるんだけど洗練された風味とすっきりとした飲み口のビールです。
これもお店のサービス。ゴーヤのビールフリットをたくさん揚げすぎちゃったからって配って歩いてました。そしてこれが熱々ですごく美味しい。
ゴーヤとチーズをフリットしたものにパプリカが振りかけてあるんだけど、ゴーヤの苦味とチーズの旨みがたまらんわけです。ビールの友です。今度来たら注文しよう。
飲み物がラストオーダーになったので最後に僕だけ毬花を。スンマセン。
いつも黙々と飲んで、時々お店の人や他のお客さんとしゃべるって感じの寡黙なひとり飲みを十数回繰り返してきた後の女性とのふたり飲みだったんで、途中で話に詰まってしまったらどうしようかと心配だったんですけど、そんな心配は全くいらなかったです。会った瞬間から楽しく話のペースに巻き込んでくれたさめさんってすごいや。
閉店だから帰れってお店の人に言われるまでずっと楽しくおしゃべりしてました。ビールや料理のメモはもちろん放置。今までのクラフトビールに対する情熱はどこへ?
もしかしたら彼女が飲んだビールを1~2杯写真撮り忘れて紹介できてないかも。そのへんの記憶は曖昧なんだよね。まあいっか。
今回楽しく過ごせたのは人見知りの僕を気遣ってくれた(んだよね?)さめさんのおかげです。
久しぶりにとても楽しい時間をすごすことができました。
楽しすぎて時間が経つのが仕事中の100倍くらい速くて驚きました。もしかしてこれって恋なんじゃない?って思うくらいなんだぜ。
(´-`).。oO(翌日はひとりでいるのがさみしかったことは内緒だ...Twitterでつぶやいちゃったけど)
僕は6パイント飲んだのでけっこう酔っ払ってまして、また飲みに行きましょうね!絶対ですよ!ってさめさんに駄々をこねて、別れ際の地下鉄の改札前で指切りしてもらったことはしっかりと覚えています。さめさん、針千本飲まないようにお願いしますね。
しつこいくらい書いちゃうけどさ、いや〜ホントすっごく楽しかったなあ。
僕はひとり飲みの世界に戻れるのだろうか。それが心配...
追伸:「ぼくの地球を守って」をKindleで読み始めました。
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[ま]メガガンジャの祝日限定メニュー「冷やしメガソルト」を喰らう/さっぱり味が冴え渡る定番化してほしいラーメン @kun_maa
メガガンジャ恒例の祝日限定メニュー。
記念すべき初「山の日」2016年8月11日のメニューは「冷やしメガソルト」でした。
祝日限定メニュー!
— メガガンジャ (@MEGAGANJA) 2016年8月11日
冷しメガソルトです‼︎(^○^)
メガ冷やし中華の塩バージョン!
暑い季節にぴったり!
サッパリ、ピリ辛‼︎
皆さん是非‼︎(^ ^) pic.twitter.com/4nIPRhd8zn
前日に自転車がパンクしたのをすっかり忘れていて、開店前のスタートダッシュに間に合わずお昼頃に到着したらすでに行列ができていました。
まあ、この程度なら可愛いものですね。たったの6人。
行列嫌いの僕でも余裕で待てます。約15分。
そうそう行列ができていたら、並ぶ前に券売機で先に食券を買いましょう。
券売機に貼られた手書きの紙がメガガンジャスタイル。これを見ると、ああ限定メニューを食べに来たんだなって実感します。大げさか!
今回はこの後ビールを飲みに行こうと思っていたので、麺を大盛りにすることも大好物のアブリチャーシューを追加することも我慢しました。
ちゃんとやればできるおっさんなのです( ー`дー´)キリッ
食券を渡して「メガソルト」を指定し、無料トッピングのコールをします。
冷やしメガソルトの無料トッピングはヤサイ、カツオ節、ショウガの3種類とシンプルです。もちろん全マシで。
注文してから待つこと数分。
冷やしメガソルト全マシが キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
いつものようにトッピングで麺の姿は見えません。ヤサイの山の頂上には胡椒をふったショウガが雪のように積もっています。
壁面を覆うふわふわのカツオ節の存在感もたいしたものです。鶏チャーシューと辛子味噌もさっぱりピリ辛スタイルには欠かせません。
そびえ立つヤサイとカツオ節の山に圧倒されつつも、恒例のアブラとニンニクが投入されていないことで見た目と香りの強烈さのプレッシャーは感じません。
やはりさっぱり系にアブラとニンニクは似合わないよね。
さらによく見るとクルトンまで入っていて、メガガンジャらしからぬ構成にさっぱり感への期待が高まります。これは今までのメガガンジャ味ではないかもしれない...
レモンを絞って全体にふりかけます。全体のボリュームの割には小さなレモン。
ショウガと胡椒の効いた塩味の汁を絡ませながら、とりあえずヤサイをワシワシと喰らっていきます。食べ方はいつもと同じでも味わいは驚くほどさっぱりしています。
混ぜることで全てがメガガンジャ味になるあのいつもの強烈さがありません。
ニンニクとアブラがいないことが功を奏しているようです。
さっぱりとしていてホント美味しい。メガガンジャっぽさは時々ガツンとしょっぱい塩のパンチ力くらい。とても食べやすくて暑さで食欲が落ちているときにはぴったり。
鶏チャーシューもちょっとパサつき感はあったけど美味しいです。全体のさっぱり感によく合っています。脂ギトギトのチャーシューじゃぶち壊しだもんね。
ギョフンではなくて大量のカツオ節にしたのも美味しさの方程式かもしれません。
ある意味メガガンジャらしからぬさっぱり感に対して、お店として全力投球をしているようでとてもいい感じです。
ヤサイをかなり軽快に食べ進められたので、適当なところで一気に天地返しで麺とご対面です。麺は変わらずいつものゴワゴワもちもち極太麺。
この極太麺がさっぱり塩味にも合うんですねー。すごく美味しい。
塩と酸味とショウガの組み合わせがとてもすっきりしていて僕は好きですね。
時々「うっ!しょっぱい!」って思う塩味が濃い部分があるんだけど、それがまたちょっとクセになる感じで、普通の塩ラーメンじゃないよって主張しているようでたまらんのです。
底に回ったヤサイやカツオ節たちと、上に持ってきた麺をよく混ぜ混ぜしてさらに美味しくいただきます。
もうこれ限定メニューじゃなくて定番入りでいいんじゃないの?ってくらい美味しい。
メガ冷やし中華も美味しいけれど、僕はこの冷やしメガソルトの方が気に入りました。
もうどうしても箸が止まりません。クルトン見っけ!
最後に残った汁はさすがに飲めないんじゃないかと思ったのですが、口をつけてみるとそこまで強烈な塩味はせずにスッと飲めてしまいました。酸味も効いていて美味しかったです。
というわけでもちろん完食です。
夏の間だけでも定番メニューに加えて欲しいと思うくらい大満足の「冷やしメガソルト」!ごちそうさまでした!
また行きます。
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[ま]つけめんTETSU(テツ)さいたま特別版で期間限定「塩ラーメン NINJA BLACK」を喰らう @kun_maa
JR浦和駅西口から徒歩約5分の「つけめんTETSU さいたま版」に久しぶりに立ち寄りました。
この店の斜め向かいにある「BEER CRAFT BABY!」には週1くらいで通っちゃってるので、それを考えると今どれくらい麺類からクラフトビールに興味関心がシフトしているかが自覚できます。もちろん好きの優先順位が動いているだけで麺類大好きなのは変わってませんよ。僕の血管は相変わらず中華麺でできてます。
まあいろいろ好きなものが増えるってのはいいことですよ(前向き)。
今回のターゲットは「第5回つけめんTETSUグループ夏の選手権」での優勝メニューである「塩ラーメン NINJA BLACK」です。
もちろん期間限定。期間限定の貼り紙を見かけてからもうけっこう経つので8月いっぱいくらいまでなのかな?お店の人に聞くの忘れちゃった。
僕のラーメンに対する基本姿勢は麺大盛りですが、券売機には「並盛のみの御提供」の貼り紙が。残念ですが並盛で我慢するしかありません。
信念を曲げるのって辛い...大げさか!
カウンター席に案内されて待つこと数分......
塩ラーメン NINJA BLACK が キタ━(゚∀゚)━!!!!!!! ニンニクの風味豊かなマー油の香りが立ち上がって食欲をそそります。
でもブラックっていうほどスープが黒くないよね。脂はけっこうキテるけど。
トッピングはネギと唐辛子だけでなんとなくさみしい感じ。
忍者だから質素なのだろうか...考えすぎですね。
混ぜようと思ってネギを動かしたらその下からたっぷりと黒い背脂のペーストが登場。
こいつがブラックかっ!説明によるとマー油とイカ墨を混ぜた黒い背脂のダブルブラックだそうです。確かにマー油もイカ墨も黒いもんね。
ダブルブラックの背脂をよく混ぜてから麺をいただきます。
使用している麺はもっちりとした幅広のやや縮れ麺。とても塩ラーメンには見えない黒いスープがしっかりと絡みついてとても美味しいです。
黒いスープが絡みつくといっても麺が真っ黒になるわけではないのでイカ墨パスタを食べた時のように口の中が黒くなる心配はご無用。
スープの中にキクラゲやひき肉が入っていました。どうせならチャーシューもほしい。ボリューム的に僕にはとても物足りない感じがします。
スープがとても美味しいだけに「量問題」は残念だなあ。
平打ちの麺もスープの旨味と風味にとても合っていて美味しいだけに、あっという間になくなってしまう並盛のみというのが恨めしい。二杯食べろってことですか。
たぶん女性でちょうどいいくらいのボリュームだと思うんだよなあ。男はかなり少食じゃないと物足りないと思うんだけど。
でもね、麺を食べ終わった後に残ったスープの量がけっこう多い。これはスープを飲み干すことを前提の分量なのかもしれないって思いましたね。そんなこと思わなくても、いつも飲み干しているけど。
ダブルブラックでけっこう黒くなったスープは豚ガラと海鮮出汁の旨みが詰まった塩味。黒い塩味って感覚的におもしろいよね。そして美味しくて口と丼の間のレンゲ往復運動が止まらない。マー油の風味が強くてイカ墨感はあまり感じなかったです。
塩味でスッキリしているイメージなんだけど、脂はけっこうギトギトだよ。
もちろん完食です。スープまで飲み干したらとりあえず空腹感は満たされました。
美味しかったです。
それにしてもやっぱり麺の大盛りは用意して欲しいところ。しつこい...
もちろんまた来ます。満足の一杯、ごちそうさまでした!
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