ブログに好き勝手なことを書いて、それでちょっとでもお金がもらえるならこんなにうれしいことはありません。お金のためにブログを書いているわけではないけど、もらえるものならできるだけ多く欲しいと思っています。
そのくせ生来のものぐさでめんどくさがりときていますから、広告やアフィリエイトのシステムや効果的なやり方とか全然知らないし、勉強しようともしてきませんでした。ブログを始めてから、広告を貼ることで幾許かのお金がもらえることを知り、多くのブログで取り入れられている「Google AdSense」と「Amazon アソシエイト」の2つをなんとなく始めました。その後「iTunesアフィリエイトプログラム」にも手を出して今に至っています。
最初のうちはただ漫然と Google AdSense の広告を貼付けていました。サイズも場所もまったく考えもなしにべたべたと。もちろん成果なんて全然有りませんでした。
あまりにもひどい広告の貼り方に哀れさを感じたのか、何人かの読者の方に広告のサイズや設置する場所についてアドバイスをいただいたこともあります。
その都度、改良というか手直しというかいろいろしてきましたが、まだ全部は直せていません。古めのエントリを見ていただけると、ひどい広告の貼り方をしているものがまだまだ散見できると思います。早く直さなきゃね。
そこで本書です。
ブログを始めた頃にこの本さえあればもっとうまいことできたのに!って気持ちでいっぱいになります。
だって Google AdSense の始め方から、本体となるブログそのものの在り方や続け方まで、具体的かつ実践的なアドバイスにあふれているんですもん。
そしてさらに踏み込んで、効果的な広告のためのデータ分析方法や、Google AdSense で禁止されていること、万が一アカウントを停止されてしまった場合の対処法に至るまで、これでもかってくらい丁寧に解説してくれています。
今までほとんど自己流でやってきた僕は、この本を読んで目から鱗が落ちる思いでした。当然、マーカーと付箋だらけになりましたよ。
だいたい、この本を読むまで最大で3つの広告が貼れることも知らなかったし、プログラムポリシーも読んだことなんかありませんでした。コンテンツにエロとアルコールはヤバいらしいというのは他の人のブログでの失敗談などから知ってはいましたけど。
広告に関しての実践的な対策についてはもちろんとても勉強になったのですが、その前段としてのブログの在り方、続け方についての部分がとても丁寧で、ブログに対する著者の愛情を強く感じるとともに自分のブログを見直すきっかけになります。
そしてこれは大事なことなんだけど、簡単に稼げる方法なんて無いんだな、当たり前だけど。
だから、この本を楽して稼ぐノウハウ本だと思ったら大間違いです。そういうインチキ本とは一線を画しています。
地道に読者のニーズを探り、書き手の情報も可能な限り公開することで信用を得て、読む人が見やすいようにレイアウトもよく考えて、とにかく書き続けること。
これからブログを始めようと思っている人や、始めたばかりの人はホント読んでおくべき一冊だと思います。
そして、僕のように自己流で試行錯誤してきた人も、「なるほど!」と思うことがたくさん書いてあるのでやっぱり読んだ方がいいですね。
僕自身は、効果的な広告の配置や AdSense でやってはいけないことについて特に勉強になりました。
著者の経験に基づく実践的なノウハウなので、すでにある程度自分のスタイルでブログを進めている人には、これは自分には合わないなって部分もあるかとは思います。
それでも、著者の経験と実績に裏付けされた手法には力強さを感じるんですよね。
真似したら、ブログで昼飯くらい喰えるようになるかなってね。あ、志が低すぎますね。
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