[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]映画「ルームメイト」/北川景子と深田恭子の競演も深田恭子の熱演勝ち @kun_maa

2013年11月公開の日本映画です。

原作は今邑彩による同名のサイコミステリーですが、映画の内容は原作とまったく異なります。そりゃもうびっくりするくらいに。

まあ、僕が原作を読んだのはもう5年以上前なので細かいところまでは覚えていませんが、確かこんなストーリーではなかったはず。

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北川景子深田恭子の競演ということで、どちらも大好きな僕としてはワクワクしながら観ました。ストーリーについては、途中までなんとなく原作をなぞるような展開で、それなりに楽しめはしますが、すっげー!というほどではありません。

平凡なサイコミステリーって感じ。

工藤謙介(高良健吾)が運転する車に轢かれて交通事故にあった派遣社員の萩尾春海(北川景子)は、入院先の病院で看護師の西村麗子(深田恭子)と出会います。

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なぜか気持ちが通じ合い、意気投合した春海と麗子は、春海の退院と同時に春海の部屋でルームシェアをすることになります。すごく楽しそうで幸せそうな2人。いつまでも一緒にいようね♡なんて言い合ったりしてさ。

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くっそー!僕も北川景子深田恭子に「いつまでも一緒にいようね」なんて一度でいいから言われてー!!

という心の叫びはさておき、一緒に暮らすうちに春海は次第に麗子の奇妙な行動に気がついていきます。例えば急に人が変わったように冷たい態度をとったり、夜中に誰かと言い争っているようなので見に行ってみると麗子ひとりだったり。

このあたりから、観客は容易に麗子が多重人格者ではないかという疑いを持つでしょう。

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「チワワの鍋ゆで事件」というけっこうショッキングなシーンも登場するので、犬好きな人は要注意ですが、日に日に異常な行動を見せる麗子にハラハラします。

いやー、強烈だわ。

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そんな麗子に不信感を募らせつつも、春海の方は交通事故の加害者である謙介と仲良くなっていきます。くっそー、車で彼女を轢いて怪我させたくせに高良健吾め許せねー。

ちょいちょい心の叫びという雑音が入ってすいません。まあ、お似合いのカップルです。

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そして、春海と麗子の周囲で起こる殺人事件。入院先の病院で最初に春海に接してくれた看護士の女性が何ものかに硫酸を顔面にかけられて、階段から転落死。

誰が、どう見ても麗子の仕業にしか見えません。そして姿をくらます麗子。怪しすぎw

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麗子に対する恐怖と、麗子が多重人格ではないかという疑いから、彼女を助け出したいという気持ちが相半ばする春海は、謙介の助けを借りながら真実へと近づこうとします。

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そしてついにクライマックスで明らかになる意外な真実。

これにはちょっとびっくりしました。

ああ、やられたー!だまされたー!ってなります。驚くのは僕だけではないはず。

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どんな真実がクライマックスで明かされるのか。それは観てのお楽しみです。

それにしても、北川景子の美しさはいつもどおりの安定感です。惚れてしまいます。

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意外だったのは、深田恭子の熱演です。彼女、天然要素たっぷりのちょっと物足りないけどかわいい女性だと思っていたら、こんな演技ができるんですね。舐めてました。

もちろん可愛らしさ爆発で僕はもうメロメロなんですが、多重人格者という難しい役どころを見事に演じています。

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微妙な表情の変化や、目つきの異常さなど「へー、やればできる娘なんだ」って感じ。

どれだけ上からもの言ってんだよって感じの書きぶりで、なんかすいません。

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北川景子深田恭子という、甲乙つけ難い女優さんの競演作品ですが、個人的には深田恭子の熱演に「山田君、座布団5枚持ってきて」って感じです。

クライマックスまでのストーリーの平凡さと、クライマックスの盛り上がりを支えているのはひとえに彼女の熱演のおかげではないかとすら思えてきます。

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あと、これは余計だったなあと思ったのは田口トモロヲ演じる「山崎徹」ネタ。

前半から不必要にストーリーに絡んでくるので、なんの伏線かと思ったら、まったく。

正直、ホント蛇足でくだらない付け足しのようなストーリーなので、何でこんなの加えちゃったのかなって不思議でしょうがありません。

しかもクライマックスの後に持ってくるから、話がゆるんじゃってゆるんじゃって。

ホント台無しですよ。

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春海の抱えるストーリーを強調する狙いと、最後にもう少しだけおまけの意外性を付け加えちゃおうかななんて欲でも出したのか。断ることのできない圧力でもあったのか知りませんが、これは心の底から「いらんなあ!」と思った部分でした。田口トモロヲは嫌いじゃないけど、この映画にはいらない。

これを除けば、2大美人女優の競演と、あっと驚く仕掛けが待っているというけっこう楽しめるサイコミステリーでした。

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追記:そうそう、この作品のカメラワークで、どこかから覗いているようなシーンが多用されていますが、そのあたりも使い方がとても上手いなあなんて感心しました。

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またこういう書き方すると、だからなんで上から目線なんだよ、お前何様だよって話ですけどね。ホントすいません。 

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