[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]口唇ヘルペスの市販薬を買う時の注意点/簡単には買えませんでした @kun_maa

ストレスのせいか寝不足のせいか、久しぶりに唇の下に口唇ヘルペスが出かかっています。水ぶくれができる前のピリピリとした感覚があり、少し膨らんできています。

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今までは、タイで購入してきた口唇ヘルペス用の抗ウィルス薬のストックがあったので、こういう前兆があったときは早めにその薬を塗っていたのですが、その薬のストックもすでにありません。タイでは普通にどこのドラッグストアでも処方箋なしで安く買えるのでよかったのですが。

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前回、ヘルペスになった時は内科で飲み薬を処方してもらい治療しましたが、今回は土日とお盆休みも絡んで病院もやっていません。救急病院に駆け込むほどの病気でもないし。

そこで、数年前から日本でも口唇ヘルペスの治療薬で処方箋がなくても買える薬があると聞いていたので、地元のドラッグストアに行ってみました。

しかし、結論から言うと、市販薬として販売はされているものの、簡単には手に入らない薬だよということです。

<どこで、どうやって手に入れる?>

①薬剤師がいないドラッグストアでは販売していない

僕はドラッグストアとか薬局って全部の店に薬剤師がいるものだと思っていましたが、2006年の薬事法改正で「登録販売者制度」というものが創設され、販売する薬の種類によっては、薬剤師がいないお店があるんですね。薬剤師のいない店には、代わりに登録販売者の資格(一定の実務経験があって都道府県が実施する試験に合格)を持っている人がいることになっています。でも、薬剤師がいないと一般医薬品の第二類と第三類に分類される医薬品しか販売できないんです。口唇ヘルペスの治療薬は市販化されたといっても「第一類医薬品」なので、薬剤師がいないお店では販売できません。

実際、僕が訪れた安売りで有名なドラッグストアでは「第1類の薬は売っていない」と言われました。

 

②薬剤師がいる店でも、薬剤師本人が不在の場合は販売できない。

今回、僕が口唇ヘルペスの薬を探しまわって一番多かったのはこのパターンです。

薬剤師が店舗管理者となっているお店なので、第一類医薬品を置いているのですが、販売は薬剤師が対面で行わなければならない決まりになっているので、薬はあっても薬剤師がいないから売ることができないと言って断られます。たまたまその時間帯にいないというお店もあれば、土日だから休んでいていないという感じのお店もありました。

 

③薬剤師がいて、薬があっても過去に口唇ヘルペスで医師の治療を受けた者でなければ売ってくれない。また、薬剤師にもよるだろうが確認はけっこうしつこい。

これが、またややこしいんです。市販薬となっている口唇ヘルペスの薬は、あくまでも「再発治療薬」という名目です。初めて口唇ヘルペスになった人には売ってくれません。また、口唇ヘルペス以外の部位のヘルペス(例えば性器ヘルペスとかね)には使用が禁止されているので、口唇ヘルペス以外の人にも売ってくれません。

そういう人は、医師の治療を受けなさいってことなのです。

まあ、最初になった時は重症化することが多いようなので当然といえば当然だし、性器ヘルペスなんかは性病の部類なのでそりゃ病院に行けよってのはわかるのですが、ちょっと厳しすぎませんか?医師会の圧力ですか?って勘ぐっちゃいます。

僕も、ようやく見つけた薬剤師がいるドラッグストアで薬剤師から次のように質問攻めにされました。これをレジのところでやるので、周りの人には丸聞こえだし、1個しかないレジの行列はどんどん長くなっていくし・・・ホントいやでした。

「あなたが患者ご本人ですか?」→「そうです」

「本当に口唇ヘルペスですか?」→「ここ!」って赤くなり始めた患部を見せる。

「医師の治療は受けたことがありますか?」→「あります」

「いつ受けたんですか?」→「1年くらい前かな」

「そんなに前?う〜ん」→「ダメなんですか?」→「ダメではないけど...」

「本当に治療を受けたことがあるんですよね?」→「だからありますよ」

「口唇ヘルペス以外には使いませんね?」→「使う必要ないですから」

「患部はピリピリしますか?」→「はい。ピリピリしてます」

「前と同じ感じですか?」→「同じだと思います」

「1日5回まで塗ってください。3日たって治らなかったら病院へ行ってくださいね」

 →「はい。そうします」

「本当に病院に行ってくださいね」→「行きますよ!」

最後の方は半分切れながら答えてました。その薬剤師はできることなら売りたくないという空気を全開で発していましたが、なんでそんなに警戒するのでしょうか?

本人が売ってくれって言ってるんだから、素直に売ればいいじゃん。

これなら、行きつけの病院で処方箋を書いてもらった方がずっと簡単です。

こうして、6軒のドラッグストアをまわってようやく手に入れたのがこちらの薬。

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箱にも大きく「口唇ヘルペスの再発治療薬」って書いてありますね。箱は大きいけど中身はチューブに入っているたった2gの塗り薬です。お値段1,111円(税込み)でした。病院に行って初診料とか考えたらこっちの方が安いかな。でも、めんどくさかったです。

また、タイに行ったら口唇ヘルペスの薬を買いだめしてこよう。

僕が口唇ヘルペスの薬を買えたドラッグストアには「アクチビア軟膏」しか置いてませんでしたが、市販薬は他にもあります。

違いは配合成分の違いくらいだと思うのですが、僕は専門家ではないのでわかりません。

それぞれの公式サイトを載せておくので、確認してみてください。

口唇ヘルペス再発治療薬「ヘルペシアクリーム」|大正製薬

口唇ヘルペス 市販再発治療薬「アラセナS」

口唇ヘルペスの再発治療薬:アクチビア軟膏

いずれも「再発治療薬」であることを強調しています。初めての場合はやっぱりちゃんと医師の診断を受けた方がいいと思います。

口唇ヘルペスって日本人の5〜6割がウィルスを持っているんだそうです。そして一度感染すると、ウィルスを完全に除去することは現代の医学ではできないので、疲れたりストレスで身体の抵抗力が落ちるとウィルスが増殖して悪さをするっていうなんとも鬱陶しい病気です。

再発をひどくしないためには、予兆があった段階ですぐにウィルスを抑える治療薬を使うことが重要なんですよね。タイミングを逃すと水ぶくれができたりして悲惨なんですよ。だからもっと手軽に再発治療薬が手に入るようにした方がいいと思うんだけどな。 

 

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