[ま]なぜ僕はブログを読むのか @kun_maa
僕が読んでいるブログの数はそれほど多くない。
RSSに登録してあるブログが65個、そのほかにTwitterで見かけたおもしろそうなものを1日にいくつか読んでいるだけだ。
いわゆるαブロガーというか、ブログ界隈で有名な人のブログはほとんど読んでいない。率直に言って興味がないからだ。
その他にも日刊を表題としているもの、記事をキュレーションしているだけのもの、ニュースネタのブログもほぼ読んでいない。これもまったく興味がないからだ。
単にある人のその日の出来事やデータの羅列を見ることも、たくさんのリンクが並んでいるだけのものを眺めるのも時間がもったいないし、ニュース記事ならニュースを見ればいいと思っている。
もちろん、どんなものにも例外があるように、僕が読まないこのような部類のブログでも楽しみに読んでいるものはいくつかある。
よく言われることかもしれないが、書いている人に興味があるブログがそれに当たる。
それは、たまたま読んだ記事に見ることができたその人の想いの断片であったり、心情の吐露であったり、なにかが僕の心に引っかかったり、揺さぶったりしたことがあるブログである。
そういうブログは、日刊であろうとキュレーションであろうと形式にこだわらず読むことにしている。
そんな僕だからRSS登録しているブログも、書いている人や、その人の気持ちや感情や考え方に興味を持っているものだけになる。
有名だとか、文章が上手いとか、人気があるからということにはまったく興味がない。
実は、多くのブロガーが崇め奉っているようなあんな人やこんな人のブログも、まったく興味が持てずに記事のタイトルすら見ていなかったりする。
そういう人のブログはやれ文章が上手いとか、とてもわかりやすくて勉強になったとか話題になることがあるけど、いい文章に触れたかったり、単に自分のインプットのために読むのなら、ブログなんか読まずに本を読んだ方がいいと僕は割と本気で思っている。
じゃあなんでお前は、それなりの時間を割いてブログを読んでいるんだと問われたらこう答えるしかないだろうなあ。
やっぱり僕はブログの文中にちりばめられている、あるいは行間から感じられる、あるいはその構成から感じられる書き手の瑞々しい想いや心情や気持ちに触れてみたいんだと。
それは決して、感動するとか自分のためになることである必要はない。
楽しい、うれしい、困った、つらい、よかった、美味しい・・・言葉にすると陳腐で上手く表現できないのだけれど、書き手がその記事を書こうと思った、あるいは書いているときに抱いた感情のかけらや、時折垣間見える本心のエッセンスのようなものに触れることがうれしいし、楽しいんだと。
僕のまだ知らないブログは無数にあって、これからどんな出会いがあるのかわからないけど、そんな気持ちにさせてくれるブログとこれからも出会いたいし、そういう記事に一度でも出会ったブログはこれからも大切に読んでいきたいと思っている。
願わくは、自分のブログも読む人にとってそんなブログたらんことを。