[ま]映画「カメラを止めるな!」の巻 @kun_maa
映画を観るのは楽しい。
そして映画を作るのもきっと楽しいだろうなあと思う。
ちょっと前に書いたけどなんちゃってビデオ映画を高校生の時に2本撮ったことがあって。
それがすごく楽しかったから本物の映画なんてあれの何十倍、何百倍いや何千倍も楽しいのかもしれないなって想像すると凄すぎて失神しそうだ。
そして「カメラを止めるな!」である。
飛ぶ鳥を落とす勢いのこの作品、ネタバレ禁止扱いになっているのだけど実際に観てみるとそりゃもう何も予備知識なしで観た方が絶対に楽しめる。
SNSでは映画の内容を皆が明かさずにとにかく超絶おもしろいから観るべし!みたいな絶賛の嵐が吹きまくっているし先日は原案パクリ疑惑なんてのも出てきてやはりネットを賑わせていたから知っている人も多いと思う。
これ低予算をカバーするためのアイデア勝負に出て見事に成功した作品なんだけどさ。
観ていて一番感じたのはこの作品を作っている人たちはみんな本当に映画を作るのが大好きなんだなってこと。
だからこそこういうアイデア(観てない人はなんのことかわからんと思うけど)が形になってそこで作り手が楽しんでいることが観客にびしびし伝わってくるんじゃないかなって思った。
ああすごく楽しんで作っているんだなってことが作品全体から伝われば観る方だって楽しくなってくるものだ。
作品の内容には触れないけどとにかく楽しくておもしろい←結局こうなる
前半部分は静かに観ていた映画館の観客も後半部分では爆笑爆笑また爆笑の渦に包まれて変な一体感が生まれていた。
日本の映画館でこんなにたくさんの人たちがみんなで声をあげて笑っているのってすごく久しぶりに遭遇したと思う。
久しぶりにとかさらっと書いたけど以前にこれほどの笑いに包まれていたのがどの作品だったかなんてことはもちろん覚えていない。
きっと子供の頃だなもちろん昭和。
映画が人々のエンターテイメントとして独走していた古き良き時代←大げさかよ
それにしてもネットでの評判があまりにも大絶賛ばかりなので期待値が上がりすぎたのかもしれない。
あのアイデアは仕掛けとしては上手いなあって思ったし大爆笑するほどおもしろかったのは確かだけど、そこまでどいつもこいつも大絶賛するほどかなってのはちょっとある。
いやほんとおもしろいんだけどね。
大絶賛、大感激、凄すぎるってのしか聞こえてこないとそれほどでもないんじゃない?とかちょっと反発しちゃう。
それに僕はすっかり裏切られた気分なんだけど、この作品はまったくもって〇〇〇映画じゃないからね。
大笑いした後でなんだよもう!って冷静に思った。
そんなわけで「カメラを止めるな!」超絶おすすめ←
観に行くときは内容が気になっても決して情報収集せずに。
映画館の座席は真ん中後ろ寄り〜後方がいいと思うよ。