[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]日本一暇なクラフトビアバー「Beer Glass Hopper(ビアグラスホッパー)」で箕面ビールの猿地獄 @kun_maa

東武東上線みずほ台駅西口から徒歩約5分。こんな住宅街に店があるんかいな...って思った頃にポツンとそのビアバーが現れます。

この写真、実はかなり明るくして撮っています。

 

本当はもっと薄暗くてガラス張りなのに店内の様子はよく見えず、正直なところ誰かの紹介でもない限り素通りしたくなる雰囲気満々。

何か人を拒んでいるかのような空気が濃厚に漂っています(失礼!)。

僕も Beer Hunting Urawa でこのお店のことを聞いていなかったら一生来ることはなかったことでしょう。

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その禍々しい雰囲気とは裏腹に人の良さが滲み出ている立て看板。残念なことにこれもかなりカメラの光度を上げて撮っているので字が読めますが、立ち止まってじっくり見ない限りほとんど読めません。

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場所には決して恵まれているわけではないし、いかにも不明瞭会計っぽさが漂う店の外装もあって、そりゃ自称「日本一暇なクラフトビアバー」というのもうなずけます。

だって知らなかったら恐くて絶対入らないって。

ヤバい店ではないって知識としては頭に入っている僕ですら、この入口を入るときにはかな〜り勇気が必要でした。

ちなみに英語のスペルを見ると分かるとおりグラスホッパーはバッタじゃない方のグラスホッパーだからね。

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店内は薄暗くて無駄に広いです。写真の質感を見てもらえば一目瞭然だけどすごく光度を上げて暗いところを無理に撮っているので粗粗。

果たしてこのテーブル席が埋まることはあるのだろうかと余計な心配をしてしまいました。さっきから失礼なことばかり書いていますがそう思っちゃったのでしょうがない。

もし店長さんがこれを読んで「このやろう!」って言われたらゴメンなさい!って言います。書き直さないけど。

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薄暗いテーブル席に座っても何かに取り憑かれそうなのでカウンター席へ。こちらもかなり粒子の粗い写真になっています。とにかく薄暗い。

なんでこんなに薄暗いの?って聞くと明るいと神経が削られるからだそうです...

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タップは全部で8タップ。タップの写真を撮るときには照明を明るくしてくれました。お店は暗いんだけど店長さんはいい人なのさ。タップは全部で8タップ。

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僕が行った日に繋がれていたのは6種類のビール。

8タップあるのに、なんで6種類しか繋がないの?ってたずねたら、全部つないでも売れないから...って哀しすぎる答えが返ってきました。

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せっかく箕面ビールの「猿シリーズ」が3種類つながっているので箕面の猿地獄といきましょう。2種類同時につながっているお店は時々ありますが3種類は珍しい。日本一暇なクラフトビアバーだからこその奇跡なのかもしれません。

 

まずは「こざるIPA」をMで。Mといってもパイントくらいありそうです。

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パッションフルーツのようなフルーティで軽いホップの香りと味わいに適度な苦味のセッションIPA。やっぱり「こざる」は美味しいです。

 

200円のチャージありなので簡単なサラダがついてます。量はスッゲー少ないけどドレッシングは美味しい。

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こざるとお通し。至福のひと時には至らず。

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腹が減っていたので水餃子を注文。まあまあ普通に美味しいです。タレがただの酢醤油ではなくて、醤油に黒酢とごま油を加えたなんとなく本格派。水餃子は普通だけどね。

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続いて「おさるIPA」のMサイズ。

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これもアメリカンホップが効いたキレのいい香りと味わいのIPA。こざるを濃厚にして香りを少し抑えめにした感じ。苦味は同じくらいに感じたのだけどどうなんだろうか。もちろん美味しいです。

 

一気にボスざるにいくかと思ったけどその前に気になるアメリカのビールを。

「Naked City Beer Garden Summer Pale」っていうなんだか季節外れな名前だけど気にしない。サイズはもちろんMサイズ。もう最後の一杯までMサイズだからこの後はサイズを省略するね。

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いかにもアメリカンなクラフトビール。ホップが効いていてとても爽やかなアロマとフレーバー。フルーティでとても飲みやすいです。夏にゴクゴクと飲みたかったなあ。これはいくらでも飲めちゃう感じの軽やかさ。

 

おつまみ追加でポテトフライ。揚げてないけどフライ。フライパンで炒めてオーブンで焼き上げたやつなのさ。

例によってポテトフライは普通だけどオーロラソースが美味しいのよ。

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猿地獄を完結すべく「ボスざるIPA」を注文。

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これで今シーズンもう何杯目のボスざるだろうか。

飲むたびに違う顔を見せる美味しいブラックIPA。焙煎香としっかりしたモルト感にホップの華やかさと苦味がしっかりと効いていてやっぱり美味しい。猿シリーズではボスざるが一番好きですな。

 

さて猿地獄を無事にコンプリートしたところで店のビールもコンプリートしちゃいますか。噂通りにお客さんが僕以外いない時間帯がほとんどだったのでなんかいろいろ店長さんとおしゃべりしたけどいい感じで酔っていたので内容はあまり覚えていません。酔っても大抵のことは覚えている僕にしては珍しい。いい人だってのはちゃんと覚えているんだけどさ。不思議。

 

5杯目は志賀高原の「アフリカペールエール」。

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以前にも何度か飲んだことがあったけどこんなに美味しかったかなって感じ。とてもフルーティな香りとクリーンな味わい。苦味は強くないもののちょうどいい感じで心地いい。

これも何杯でも飲めちゃいそうなセッションIPA

 

実は最初に「雑穀ヴァイツェンはもうなくなっちゃったんですよ」って言われていたのだけど、なぜかもう一杯くらいとれるかもよって僕のコンプリートに乗り気な店長さんが気合を入れてパイント分ひねり出してくれました。すごいなw そんなわけで〆は麦雑穀工房の「雑穀ヴァイツェン」...だったのですが、これまた僕にしては痛恨のミスというか珍しいことに写真を撮り忘れているんですよ。こんなこと初めてだ...

 

ないと思っていた大好きな雑穀ヴァイツェンがあったことのうれしさももちろんあったんだけど、自分で思っている以上にけっこう酔っ払っていたようです。

なのでコンプリート記念にサービスで出してくれたバナナチップと残り少なくなった雑穀ヴァイツェンの写真しか残っていませんでした。とほほ。

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なんだかけっこう長居しちゃいました。僕が退屈しないようにずっと相手をしてくれた店長さん(単に暇だったんだと思うけど)の名前は聞き忘れましたがとてもフレンドリーで人見知りの僕でも話しやすくて助かりました。

日本一暇なクラフトビアバーだとブログに書いても構わないと了解ももらっています。

そんなに暇で大丈夫なのか?という不躾な質問にも「なんとかギリギリやれてます」って言ってたので、もしかしたら忙しい日もあるのかもしれませんが、たぶん本当に暇なのだと思うので、お近くの方はお店の外観にビビることなく勇気を出してお店に入ってみてください。たぶん美味しいビールと楽しい時間がすごせます。

恐いから一緒に行こうというお誘いがあれば可能なかぎり僕もご一緒させていただきます。

僕自身はビールが全部入れ替わったらまた行こうと思っています。やっぱり暇なようでなかなか入れ替わらないのが難点なのですが...

Beer Glass Hopper
Beer Glass Hopper
ジャンル:クラフトビアバー
住所:〒354-0018 埼玉県富士見市西みずほ台1-26-1(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび ふじみ野・上福岡×お酒
情報掲載日:2016年12月8日 

別冊Discover Japan (ディスカバージャパン) 美味しいクラフトビールの本 (エイムック 3424)

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