以前から気になっていたデビルクラフト。
ちょうど浜松町に行くことがあったのでデビルクラフト浜松町店に寄ってみました。
手作り感のある店内はけっこういい感じで僕好み。こういうラフな感じは気兼ねしなくて気が楽です。カウンター席に座ると、初めての訪問にもかかわらずなんだかホッとするから不思議。
全部で21タップもある品揃えは素晴らしいです。この日はそのうちオリジナルビールが5タップつながっていました。
実はこの店に来る前に T.Y.HARBOR で散々飲んできたので到着時点でけっこういい気持ち。まだ飲めるのか？
席に案内されてビールを注文する前から気分はすでにHappyです。タップが盛大に並び、アメリカンな感じの装飾を見ているだけでさらに幸せな気持ちで満たされます。
ここは当然オリジナルビールでしょ。ってことで「ココンスピレーターIPA」をパイントで注文したら、店員さんから「たぶん想像以上にココナッツ感がすごいのでテイスティングしてからにした方がいいですよ」って言われて味見タイム。
確かにこれは！かなりのココナッツのアロマ＆フレーバーに満たされます。
でも僕、ココナッツ大好物なんでやっぱりパイントで注文しちゃいました。
もうね、グラスが近づいただけでココナッツの甘ったるいいい匂いがします。
そして口に含むと口いっぱいに広がった上に鼻に抜けるココナツフレーバー。ココナツ好きにはたまらんビールです。なんたって「ココナッツIPA」ですから。
ボディはそれほど軽い感じではなく中くらい、苦味もそこそこあります。IPAとしては邪道な感じがしますが、これはこれで美味しいので許します。ココナッツの甘い香りの飲みやすさにだまされてはいけないアルコール度数7.3%の危険なやつです。
とろぴか〜る！
僕が飲んでいるのはこのカウンター席。
つまみには、アメリカンな雰囲気を踏襲してバッファロー チキンウイングの3pieces を注文。チキンのソースとセロリ用のディップはキツイのとマイルドなのが選べます。
当然スパイシーソースとブルーチーズディップという刺激が強い組み合わせを選択。
決して期待を裏切らないけっこう辛いソースと、まったりとしたブルーチーズディップに大満足。美味いなあ。
ここのコースターがまたかっこいいんだよね。もらってくるの忘れた。
2杯目はやはりオリジナルの「ハンマー＆ツィヴェッケル」をハーフパイントで。
最初の1杯がけっこう効いてしまって、今日のオリジナルビールを制覇するにはハーフパイント作戦しかないと早々に判断。酔っていても冷静沈着頭脳明晰でございます。
このビール、第一印象はとてもフレッシュなラガーです。飲みやすい。苦味はそれほど強くはなく、香りが特徴的。変わった香りがするなーと思ったらメニューに梨のような香りと書いてあって激しく納得。そうだ！梨の香りだ。梨は入ってないんだけどね。
ドイツ産モルトとホップが醸し出す梨のようなフレーバーに心が躍ります。
酔いがいい感じで身にしみてきたので水でどんどん薄めないと...セルフサービスの水がこれまたいい感じですね。
3杯目は「クリスピーデビル JPA」をハーフで。
それほどアロマの華やかさはないけど、意外とモルト感を感じながらフルーツ感もあるフレーバーとまろやかな苦味が特徴的。ジャパニーズ ペールエールとメニューには書いてあったけど、かなりスタンダードなペールエールだと思います。
デビルクラフトに来たらやっぱりシカゴスタイルのピザを食べないとね。
全てトマトソースタイプなので、トマト嫌いの僕には鬼門かなって思ったのですが、フレッシュトマトを使っていないものを選べば全然大丈夫だし、すっげー美味い。
僕が注文したのは自家製ソーセージとマッシュルームが入った「デビル・ダディ」のSサイズ。このボリューム感がハンパないっす。
Sサイズは4つ切り。気をつけて食べないと中身がベロンと広がってしまいます。
ほら見てこのボリューム感を。一角を崩すと城壁のような生地に囲まれたとてもマイルドでジューシーな中身があふれ出してきます。
たまらず4杯目の注文。今度は「ザ・デビルメイドアスブリューイット」。もちろんハーフだよ。
モルトの風味とホップの風味のバランスがいいアンバーエールだなあと思ったら、メニューには「エキストラ スペシャルビター」って書いてありました。え？これアンバーエールじゃないの？
キャラメル風味を伴うモルト感がありつつ、とても軽い飲み口。美味しいねえ。
さて、オリジナルビールの最後は「パパーズ ポーター」です。
見た目よりもとても軽い飲み口です。まるで上品なコーヒーやビターチョコのような焙煎香がやさしく心地よく、ほんのりと甘みも感じます。美味しいポーターだな。
お店の中にはこんな立ち飲み場所もあって混んでいる時は重宝しそうです。それにここなら立ち飲みしてもいいかなって思わせる魅力も潜んでいます。
トイレの前もなかなかにアメリカン。まさかラグニタスガールがお待ちしているとは思わなくて感動で手ブレを起こしてます。
酔ったせいか食欲が増進してしまい、ワッフル フライドポテトを追加注文。
表面はカリッとサクッと、中はほっこりとしたワッフル状になったポテトがとても美味しいです。マスタードがよく合うんだなこれが。
そしてビールの〆はゲストタップから京都醸造の「一期一会」を。
少しスパイシー感のあるモルトのアロマとフレーバー。ベルジャン酵母の風味と酸味もほんのりとあって美味しくごくごく飲めるセゾンタイプ。
口に残る苦味がたまらく愛おしく感じるなあ。
お店の雰囲気といい、ビールやシカゴピザの美味さといい、店員さんのフレンドリーさといい、一回ですっかり気に入ってしまいました。いいなデビルクラフト。
神田と五反田にもあるそうなので今度はそちらにも寄ってみようかな。
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