僕の場合クラフトビールの入口が BREWDOG の PUNK IPA だったのですが、あれってスコットランドのブリュワリーのビールだけど、どちらかというとアメリカンタイプの爽快感と味わいですよね。
以前イギリス式のリアルペールエールなんてのも飲んだことがあるのですが、どうもイマイチ好みに合わなくてどちらかというとイギリス式のビールよりもアメリカ系の爽やかさたっぷりのクラフトビールの方が好きだなあって思ってたんです。
ところが先日訪れた浅草の「CAMPION ALE(カンピオン エール)」というブルーパブのビールがとても美味しくて、こういうのをまったりと飲むのもいいなあって。
いいじゃんイギリス式!って初めて思いましたよ。
店構えは看板を読まなければちょっといいハンバーガーのお店かカフェかなって思ってしまう雰囲気。
この場所でビールの醸造もしているブルーパブです。浅草地ビールなんですね。
店内は1階と2階に飲むスペースがあり、1階はカウンター3席とテーブル3卓、2階にはテーブルが9卓あるそうですが今回は1階が空いていたので2階には行ってません。
1階席はこんな感じ。
僕が座った壁向きのカウンター席はこんな感じです。壁向きの席って落ち着くなあ。
この日は5種類のビールが提供されていて、樽からタップにつながっているようです。すべてイギリス式のクラフトビール。
店内の撮影許可はあらかじめいただいています。
いきなりIPAでもよかったのですが、その前に何か軽いのをって相談したら「エクストラライトエール」か「ウィート」がいいんじゃないかとアドバイスをいただいたので「エクストラライトエール」の2/3パイントを最初に注文。
こうやって目の前でグラスに注いでくれるのを見ているのは楽しいですね。
これがエクストラライトエールの2/3パイント(UKパイント)です。
いわゆる生ぬるいわけではなくて、冷やしすぎていない程度の感覚が美味しいです。
モルト感はあるのですが軽くて飲みやすいと思います。鼻に抜ける納屋の匂いのようなフレーバー(なんか変だけど他に表現が浮かばなかった)が初めての体験で、ビールって畑で作られた麦芽からできているんだよねってあらためて認識させられました。
炭酸が控えめなところもあって「エクストラライト」という名前から感じる軽さとは裏腹にのんびりと味わいたくなるビールです。
つまみに選んだのはフライドカマンベール。そのまま食べても美味しいんだけど、クランベリーソースをつけると淡い甘みと酸味が加わってさらに美味しい。
まったりと飲むイギリス式のエールによく合います。
店内からは提供中のビールの樽以外にも醸造中の樽が2つ見えます。タンクを見ながら新鮮なビールを飲めるのもブルーパブの醍醐味ですな。
グラスのサイズはこんな感じ。並んでいるとよくわかります。わかりにくいのは写真のせい。
2杯目はお店の定番ということなのでビターエールを飲んでみました。
今度はUKパイントで。
これはモルト感がかなりあります。カンピオンの定番だけあってどっしりとした感じ。これも冷え冷えではなくちょっとぬるめで飲むのが香りと味わいが引き立って美味しいです。
フレーバーはエクストラライトを強くした感じ(納屋っぽい)で苦味はけっこう残ります。よくわかんないけどイギリスのエールってきっとこういうやつがいっぱいあるんだろうなあ。飲むほどにどんどん好きになっていくね。今まで飲んだことのあるイギリス式のエールがまるで別もののように美味しい。
3杯目はいよいよIPA。もちろんパイントで。
初めてのイングリッシュIPAです。アメリカンタイプに比べて重たいボディとモルト感。爽やかさではアメリカンタイプには及ばないけど、そりゃ方向性が違うからだよね。しっかりとした苦味とボディ感ががクセになる美味しさです。
つまみはオニオンリングを追加。
これについてくるのは、見た目は普通のケチャップだけど香りがカレーというマイルドカレーケチャップ。これがすっげー美味しいの。
サックサクのオニオンリングにカレー風味のケチャップがすごく合うんだよなあ。もちろんカレーとIPAの相性はいいのでこれが合わないはずがない。
もっとまったりとイングリッシュスタイルを味わいながら飲んでいたかったのですが、すでにのんびりしすぎて次の約束の時間に遅れています…
次回はもっと余裕をもって来よう。イギリス式への期待感が低かったので合わなかったらすぐ帰るつもりだったんだけど、予想以上に美味しかったからなあ。ちょっと失敗。
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