[ま]人生の目標もなく日々は過ぎ50歳となったのだけどやっぱり何も変わらないのかもしれない @kun_maa
気がつけば半世紀も生きてしまいました。
今日で50歳。自分でも信じられないくらい人生に重みがありません。
自分が子供の頃の50歳の人に対するイメージなんて、もう完全にお爺さんって感じだったのですが、幸いなことに腰痛はあるけど腰はまだ曲がっていませんしオトナのスキンシップも現役です。何の話だ。
人生に目標を持つことをやめて生きているので、50歳も生きてきて何かを成し遂げたかというと自慢するようなことは何もありません。
若い頃はそんなこともあったかもしれないけど今更そんな昔のことはどうでもいい。
以前の自分はやたらと計画的に何かをやろうと必死だったような気がします。
それが変わったのはうつ病を経験したからなのかもしれません。経験したとか過去形で書いてますけど未だに月一回診察の投薬治療中。
そんなこともあって、一度無くしてしまった「何かをやりたい」「好きだ」っていう自分の気持ちをすごく大切にしたいと思っているんです。
だから今はやりたいことをやり、好きな人と会い、食べたいものを食べる。そんなある意味わがままな生き方を心がけています。
長期的なご褒美よりも目の前の快楽に身をまかせる生活。マシュマロ・テストを受けたら負け組となる素質大なダメな人。
勤め人のくせにやりたい仕事だけに手を出して、やりたくない仕事は蹴っ飛ばしています。コツコツと周囲の信頼を勝ち得ながら仕事を積み上げてきた昔の僕はもうどこにもいません。職場でもそれほど期待されなくなり気分的にもとても気楽です。
そんなのダメだろって、社会人としてどうなのよって言われたら「すいません」って言うしかありませんが、僕はそういう生き方しかしたくないんです。
人生に長期的な高い目標をもって頑張っている人を否定する気も、そういう人の脚を引っ張る気もありませんが僕には無理だしやりたくないってだけ。
目標や計画を持たない人生というのは自堕落でどうしようもないものになるのではないかと思うかもしれませんが、案外それほどひどいことにはならないものです。
だって僕も自分のことが一番かわいいですから。とりあえず50歳まで生きてこれたし。
目標や計画はなくても、結局は自分にとってその時々での最適解を選んでいるんですよね。毎日やりたいと思うことをやり、やりたくないことは可能な限りやらず、好きな人には全力で好きだと言い、好きなものは全力で好きだと思う。そういう中での最適解。
そうは言っても未だにうつ病の治療中だし、決して毎日楽しいことばかりではありません。ドーンと落ち込む日や体調不良な日だってまだまだ多いです。
それに「やりたいことだけやろうと心がけてる」って言ったって、実際はやりたくないことをやらなければならない場面もたくさんありますよ。
だってにんげんだもの。
それでも瞑想に取り組んでみたり、漢方薬で自律神経の過敏さを抑えてみたり、やりたくないことをやらずに済む方法を必死で考えたり、時にはハッキリと「嫌だ」と断ったりといろいろ試行錯誤はしていますし、そういうのって大事だなって思っています。
なんていうの?嫌われる勇気ですか?あ、今は幸せになる勇気か。
そんなことを考えながら、割と自分勝手に愛のままにわがままに君だけを傷つけないなんてこともなく多くの人を傷つけて生きていますが、明日の自分がどう思って生きていくのかは自分でもわかりません。
今好きなことが明日も明後日も好きとは限らないし、急に以前の自分に戻って計画的に生きることを望むかもしれません。
それでも、どんな方向に向かうにしても「今やりたい」と本気で思っていることをやり、愛している人には「愛している」と言い、好きな人や物にも「好きだ」って気持ちを全力で伝えたりぶつけたりしたいと思っています。
あと何回「愛してる」って言えるんだろうか。
あと何回「好きな人」や「好きなもの」に出会えるのだろうか。
あと何回「心が震えるような感動」を味わうことができるのだろうか。
あと何回「幸せだ」って思えるのだろうか。
そんなことを割と真剣に考えてしまう50歳の朝なのでした。
ここまで書いてきて、以前の誕生日エントリを読み直してみたら意外と考え方がブレてないもんだなってちょっと自分に感心しました。
それって成長していないとも言えるんだけどね。
まあ自分で言うのもなんだけど、なんだかんだ言っても根は真面目なんだよね、たぶん。
49歳のは幸せエントリだったので省略して46〜48歳までの誕生日エントリを下に貼り付けておきます。お時間があればちょっと覗いてみてくださいな。
ということで、これからも自分の好きなこと以外はテキトーに生きていくつもりのグータラおじさんですがよろしくお願いします。
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