[ま]僕が楽しいと思う気持ちや今の笑顔は本当に僕のものなのかな @kun_maa
昨日ブログにも書いたんだけど、土曜日に美味しい日本酒を好きなだけ飲めるというイベントに参加しました。
飲んでいるときは最高に楽しくて、場所を変えて酔い覚ましのコーヒーなんかを間に挟みながら、また次の店でビールを飲んだりして、久しぶりのアルコールに溺れました。
僕はどんなに飲んでも記憶だけは無くさないので、帰り道も部屋でぶっ倒れる時も全部覚えています。なんの自慢をしたいのかよくわかりませんが。
その日は帰り着くともう限界でした。シャワーを浴びる余裕もなく、歯磨きすらできずにそのまま敷きっぱなしの布団にダイブ。
夜中に何度も悪夢にうなされ、吐き気で目が覚め、嫌な汗でびっしょり。
翌朝は当然のごとく二日酔いで気分最悪です。
前日に酒を飲みはじめたのが午後三時からだったので、欠かさずに飲まなくてはいけない抗うつ薬や抗不安薬を飲まずに翌日の夜まですっ飛ばしてしまいました。
要するに丸1日薬を飲まなかったんですね。
薬切れのせいなのか、アルコールのせいなのかわかりませんが、日曜日から月曜日にかけてずっと気分が落ち込んで、とにかく人に会いたくない、外に出たくない、試しにお笑い番組を見ても笑えない、楽しくない、集中力がないといったダメダメ状態。
気力がないから体調も悪いのか体調が悪いから気力がないのかもわかりませんが、頭痛にめまいにふわふわして地に足がつかない感じが続きました。
日曜日は仕事が休みだったので、1日中部屋に引きこもってゴロゴロしていればよかったのですが、月曜日の仕事は辛かった。
出勤するのが億劫で休んでしまおうかとも思ったのですが、自分で自分のケツを蹴飛ばして転がるように出勤。
ロクに仕事も手につかないのにそういう時に限ってやらなきゃならないことが発生したりするから日頃の行いがいかに悪いかが実感できます。
職場で愛想笑いもできずにどんよりと死んだ魚の眼で仕事をやり過ごしてフラフラになって帰宅。
ああ、こりゃ完全にうつの波に飲み込まれているなって感じ。
何も楽しくないし、誰とも話したくない。めんどくさい。
そういえば今まで何回もこんなことがあったなって思って、進歩のない自分に余計落ち込んだりして。なんだかネガティヴの悪循環。
本でも読んで気持ちを落ち着けようとしても、目は文字を追っているんだけど内容が全く頭に入ってこなくて断念。
もちろんブログも書けない。楽しくないから。
こんな時は眠剤飲んで早く眠るしかないよなって早寝したら、爺さんみたいに早く目が覚めた火曜日の午前3時半。これって明らかに早朝覚醒だね。
なんとなくこのまま布団に入っていても鬱々として眠れないような気がして、試しにブログを書きはじめたらボーッとしながらもなんとなく書き進めてきてなんとか今ここ。
昨日よりはちょっとマシな気がする。
でも、ふと思ったんだよね。
薬が切れると楽しくなくなって、笑えなくて、どんより落ち込んでしまう自分が、医師から言われた通りに薬を飲んでいればそれなりに楽しくて、笑うこともできて普通に生活できるっていうことはどういうことなんだろうって。
僕の気持ちは薬が作りだしているもので、笑顔も薬が生み出しているもので、本当に自分のものだと言えるんだろうか。どこまでが本物の自分の感情なんだろうか。
まだうつ病の治療中なんだからしょうがないよなって自分でもわかっているんだけど、薬で作られた感情で生きているのかもなあってしみじみ思うと、なんだか自分の人生が自分のものでなくなっているような気がしてきて怖くなる。
別に覚せい剤や幻覚剤をやってるわけではなくて、脳内に足りないものを薬で補っているだけなんだから、今の感情は薬が作り出しているとまでは言わないのかもしれないけれど、それでも一度考えはじめるとこんがらがった感情から抜け出すのはけっこう大変なんだ。
どこまでが本物の自分で、どこからが病気と薬で作られた自分なのかがわからなくなってしまう。それが怖い。
夜中もそうだけど、まだ日も昇らない明け方にこんなことを考えはじめるのはよくないんだと今更ながら思う。答えが出ないことを考えるのは暗いときにはやめた方がいい。
僕の楽しいという感情や今ちょっと笑ってみた笑顔は本物なのかな。本当に僕のものなのだと言い切れるのだろうか。もし、君のことを好きだと思う気持ちも薬が作り出した感情だとしたらどうすればいい。
それでも僕に残された選択肢は薬をしっかり飲むこと。
バカみたいに酒を飲みすぎないこと。そして怖いことをひとりで考え込まないこと。
うん。昨日よりはたぶんマシだ。
今日は大事な会議と取材があるからシャッキリしなくちゃ。そう薬の力で...
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