[ま]駅ナカで本格的なカオマンガイが食べられる幸せ「カオマンガイキッチン @エキュート大宮」 @kun_maa
時々無性にタイ料理が食べたくなるじゃないですか。なりますよね。ここはなるって前提で進めます。自分勝手か。
JR大宮駅は、駅から出ればけっこうな数のタイ料理屋が街中にありますし、何なら駅ビルの中にもあります。
でも無性に食べたくなるときって、すぐ食べたいじゃないですか。Suicaでピッ!とかやってる場合じゃないですよね。改札出るのめんどくさい。
そんなときに便利なのが、大宮駅構内のエキュート大宮に2015年11月19日にオープンした「カオマンガイキッチン」です。
食べに行くまで知らなかったのですが、このお店ってマンゴーツリーやコカレストランと同じ系列のお店なんですね。そりゃ本格的だ。
お店の名前になっているとおり、タイ料理といってもカオマンガイの専門店です。
カオマンガイってなんぞ?って思った方。
簡単に言うと、蒸し鶏を鶏ガラやニンニクなどのスープで炊いたご飯の上に乗せたタイの屋台飯です。
比較的日本人に人気があるタイ料理のひとつで、僕も大好きでタイに行った時はもちろん、日本のタイ料理屋でもよく食べます。
辛くないタイ料理なので、辛いのが苦手な人でも大丈夫。しかも日本人の味覚にもよく合っていて美味しいという定番のタイ屋台飯「カオマンガイ」。
まだ食べたことがないよーって方には是非おすすめしたい優しい味わいの料理です。
とりあえず、パクチー追加(+200円)でカオマンガイを注文してみました。
これな。
鶏スープで炊いたツヤツヤのジャスミンライスの上に蒸し鶏がのっています。
780円という値段の割に量は少なめです。良く言えばタイスタイル、悪く言えばケチ。パクチーも+200円の割には少なくてコスパは悪い...ってなんで僕はdisってるんだ?
でもほら、とっても美味しそうでしょ。
もれなく大きめの鶏肉が入ったスープが付いてきます。このスープに入っている鶏肉は気前がいいです。ここまで大きな肉が入っているのは珍しい。
ナムチム(タイ語でタレのことです)は4種類から選べます。卓上に調味料入れに入って置いてあるので好きなのを好きなだけつけて召し上がれっていうスタイル。
普通は、その店のタレって決まっているので選べるのは珍しいですね。
選べるソースは次の4種類。
①ジンジャーソース:生姜、ネギ、油のシンプルな組み合わせのソース。味付けは濃くなくさっぱりしています。
②タオチオソース:タイの豆味噌(タオチオ)にニンニクや唐辛子を加えたソース。カオマンガイ屋台の多くはこのタレが一般的な気がします。
③スイートソイソース:タイの甘い醤油「シーユーワーン」に生姜と酢を加えた甘酸っぱいソースです。個人的にはちょっと甘すぎる感じ。
④スパイシーサワーソース:タイの薄口醤油にライムと唐辛子を合わせた比較的辛めなタイっぽい味のソース。
初めてなので、ひととおり順番に試してみました。
これは①ジンジャーソースですが、これだけではさっぱりしすぎて物足りない感じ。
こちらは基本の②タオチオソース。美味しいことは美味しいんだけど、ちょっとコクが足りないかなあ。
結果的に4種類のソースは、どれも単品だと物足りないという残念な感想。
一番いただけないのはスイートソイソース。これはカオマンガイに全く合わないね。おすすめしません。
なんで僕はちょいちょいdisってしまうのだろうか。本当は絶賛したいのに。
でも安心してください。単品では物足りないソースも合わせ技で美味しくなります。
②タオチオソースと④スパイシーサワーソースを半々ずつ、そこに少量の①ジンジャーソースを加えるとけっこう満足感のある美味しさが体験できます。これはおすすめ。
僕は、カオマンガイって鶏肉やご飯の美味しさはもちろんのこと、タレがトータルの美味しさを決定する大事なアイテムだと思っているので、せっかく鶏肉もご飯もいい出来なのにタレがイマイチなのは残念だなあって。あ、またdisってる。
このカオマンガイキッチンはカオマンガイの専門店と書きましたが、メニューはカオマンガイだけではありません。
カオマンガイトード(蒸し鶏ではなく揚げ鶏がのっています)やバーミーガイ(タイのチキン和えそば)、クィッティオナームガイ(汁有りの鶏タイラーメン)、トムヤムヌードル、ビーフヌードル、グリーンカレーやパクチーヌードルなどもあります。
せっかく量がタイスタイルなので(嫌味じゃないよ)、カオマンガイトード(830円)も追加注文してみました。パクチートッピングはコスパが悪いので無しで。
これな。
カリッカリに揚げられた鶏肉が、鶏スープで炊いたツヤツヤのジャスミンライスの上にのっています。
ノーマルのカオマンガイよりも肉少なめな印象ですがカロリーは確実に高いです。
追加トッピング無しだとパクチーは寂しいものです。カオマンガイ専門店ならパクチーは無料で追加してくれてもバチは当たらないと思うよ。
さて、問題はタレです。
カオマンガイのタレと同じなので先ほどのカオマンガイで、もう味はわかっていたのですが、一応ひととおり試してみました。
タイで食べるときにはスイートチリソースのことが多いのですが、今回はその選択肢はありません。さてどうする...
カオマンガイトードには、④スパイシーサワーソースをメインに、少しだけ③スイートソイソースを加え、①ジンジャーソースをお好みで合わせるといったところがベストではないかと。
まあ僕好みってことなので、いろいろ試してみるとおもしろいです。
鶏肉たっぷりスープはこちらにも付いてきます。味が薄いので少しナンプラーを入れるとさらに美味しくなります。
店内はカジュアルな感じで、ひとりでもとても入りやすいです。お客のひとり率高めだったし。
テーブル席はタイの屋台をイメージしてますね。好きです、この感じ。
イートインだけではなく、テイクアウト専用カウンターもあります。
テイクアウトメニューには店内では提供していないガイガパオ(鶏肉のバジル炒め)も用意されていて、気軽にテイクアウトもありかなって思います。
その他にも、朝メニューではカオトム(タイの雑炊)や通常メニューよりも安いタイラーメンがあります。
おつまみ系も多くはないけどありますし、もちろんタイのビールもあるのでタイ料理を軽くつまみながら一杯なんてのもありかも。
駅ナカですし、すぐに電車に乗れるってのは魅力的。
ところどころdisっているように見える表現もあったかもしれませんが、それもカオマンガイに対する愛情あればこそ。
駅ナカで気軽に本格的なカオマンガイが食べられるってのはやっぱり幸せなことです。
場所は、上野寄りの大宮駅構内の真ん中あたり。上野寄りというところだけ間違わなければ、すぐに見つかると思います。
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