[ま]簡単タイ料理レシピ!タイ風豚バラ肉の唐揚げ【หมูทอด(ムー・トーッ)】は日本人好みのおかずです @kun_maa
前回ご紹介したムーマナーオ(หมูมะนาว)というタイ料理の作り方が好評だったので、調子に乗って僕が好きな屋台の味をもう一品ご紹介。
日本では肉の唐揚げというと鶏肉が一般的ですが、下の写真にあるようにタイでは豚肉の唐揚げが売られているのをよく見かけます。
これはまったく辛くなく、ハーブも使わない上に醤油ベースの味付けなので、タイ料理が苦手な人でも安心して食べられます。日本人好みの味だと思います。
ご飯のおかずとしても、ビールのつまみとしても美味しくいただけるけっこう便利な惣菜です。僕は肉のなかでは豚肉最高!って思っているのでこれも大好きな料理のひとつです。
料理名の「หมูทอด(ムー・トーッ)」は直訳すると「揚げ豚肉」です。つまり、タイ風の豚の唐揚げってことですね。
<タイ風豚バラ肉の唐揚げ【หมูทอด(ムー・トーッ)】の作り方>
①材料(2〜3人分)※量は適当に増減してください
豚バラ肉のブロック(500〜600g)
シーユー・カウ(タイの薄口醤油的なもの) 適量
シーズニングソース(タイ料理でよく使う醤油ベースの調味料) 適量
こしょう 少々
塩 ひとつまみ
すりおろしにんにく(チューブ入り) 適量
小麦粉 適量(豚肉全体を覆う程度)
味の素の「中華あじ」 適量
肉と塩以外は下の写真のとおりです。レシピとして「適量」ばかりというのもどうかと思いましたが、実際作っている時には適当に入れているものですから(;´Д`)
シーユー・カオというのは聞きなれない調味料だと思いますが、タイの醤油の一種で日本のものより色も塩気も薄くて、旨みがちょっとあります。カルディや成城石井なんかで売ってますが、なければ日本の醤油で代用OKです。
これがシーユー・カオ。
同じくシーズニングソースも、タイでは一般的な醤油ベースの万能調味料でして、目玉焼きにかけたり様々なおかずにかけたりいろいろ使える便利なタイの味。
これもカルディや成城石井などで売っています。
日本の調味料で代用できるものはちょっとなさそうな味だし、今回の料理ではこの香りがけっこう食欲をそそるもとになっているので、なんとか手に入れてみてください。カルディでは216円(税込)で売っていました。
豚バラ肉のブロックは大きいので火が通りにくいです。
今回の肉はこれで580gあります。
じっくりと揚げるのがめんどくさい人や大きめのフライパンがない人は、トンカツ用の肉を使っても美味しいんじゃないかと思います。
②作り方の手順
1. 材料で記したもの(肉以外)を、豚バラ肉ブロックが入る大きさのバットなどに入れます。
2. 適当に混ぜながら材料を適宜追加して、肉の表面全体に塗りつけることができる程度の量のペーストを作っていきます。
3. 肉を入れてペーストを全体にまぶしていきます。最初はヘラで全体に塗り、その後で手ですりつけるようになじませていきます。
全体をペーストで覆ったら、20分ほど放置して肉に味を染み込ませます。
4. 160℃くらいの低温と中温の境目程度の温度の油でじっくりと揚げていきます。今回は大きめのブロックだったので、片面10分ずつで裏表、横にしてそれぞれ5分ずつ揚げてみました。揚げる時間は肉の大きさに応じて加減してください。
油の温度は高くすると焦げてしまうので、マメに火力調整をして160℃くらいをキープしてください。
ちなみに、160℃の油というのは軽く水で濡らしたさい箸を油に入れて、箸先から静かに細かい泡が出る程度です。
肉を入れてからは、肉の様子を見ながら調整しましょう。
表裏をひっくり返したところ。こりゃ美味そうに揚がってます。シーズニングソースの香りも広がってたまりません。
両サイドも、念のため5分ずつ揚げておきました。
5. 油で揚げ終わった肉を油切りに置いて、不要な油を落とすとともに、しばらく余熱で中まで火を通します。
ちょうどいい感じに揚がっています。ヨダレが...
6. 10分ほど余熱放置したら、包丁を入れてみましょう。中心部分に少しだけ赤いところがありましたが、血が滴るほどではなく火は通っていました。
表面はカリッとサクサク、中はジュワッと肉汁が溢れてきてたまりません。
7. 盛り付けの際には、レタスやキュウリなどの野菜を敷いた上に肉を置くといいのですが、この日は野菜を買うのを忘れました( ꒪⌓꒪)
しょうがないので、肉のみです。
味はしっかりと付いているので、そのまま食べて美味しいです。
バラ肉を使っているので、けっこう脂身が多いのですが、適度に脂が落ちていて見た目ほどには脂っこくないです。
ただ、実際にはかなりのカロリーだと思います。それはしょうがない。
気になる人は、ヒレ肉のブロックで作ってみるのもいいかもしれませんね。僕は豚の脂身が好きなのでやったことがないけど。
今度試してみようかな。
ご飯のおかずとしても、ビールのつまみとしてもとてもよく合う料理です。
タイにいるときはもち米といっしょに食べることが多かったかな。
前回のムーマナーオ(หมูมะนาว)は、完全にタイ料理の味でさっぱり系だったのに対し、今回は辛くもなくパクチーも使わないこってり系の料理のご紹介でした。
とても簡単なので、よかったら試してみてくださいね。
もし一度に食べきれなかったら、冷蔵庫に保存して翌日くらいまでは美味しく食べられます。レンジでチン(ピー)すると、前日よりも味がこなれている感じでさらに美味しかったりもしますのでなかなか侮れません。
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