[ま]川越・池袋大勝軒で「特製もりそば大盛り」を喰らう/この甘酸っぱいつけ汁が大勝軒だ! @kun_maa
多くのお弟子さんたちが暖簾分けされて、まるでチェーン店のように至るところで見かけるけれど、「大勝軒」という名前自体は東池袋大勝軒だけではなく、大きく3系統に分かれていて、さらにそれがごにょごにょとしたり、インスパイア系があったりしてなかなか複雑なようなので、「大勝軒」という名前であっても必ずしも山岸一雄氏の系統とは限りません。
また、正統な東池袋大勝軒の系列であっても直営店と「大勝軒のれん会」という2つのタイプがあったりしてホントよくわかりません。
今回訪れたのは、川越にある池袋大勝軒ということで「川越・池袋大勝軒」という、なんだか地名で混乱しそうなお店です。
名前の混乱加減はとりあえず置いといて、このお店はちゃんと「大勝軒のれん会」に所属している山岸さんの味を受け継ぐ正真正銘の池袋大勝軒のお店です。
もうね、看板にもデカデカと故・山岸さんの写真を使ってますからね。本物です。
っていうか、池袋大勝軒が何を意味するのかわかる人なら山岸さんの写真を見なくてもわかるし、逆にそれがわからない人は、このおっさん誰?ってなるわけなんでもう亡くなってしまった方の写真をデカデカと看板に使わなくてもねぇ...とは思います。
これはちょっとどうかなあと思ったら、本店のホームページにもまだ山岸さんの顔写真が多用されているのでびっくり。にこやかな笑顔で「いらっしゃい!」とか書いてあるし。
きっと彼らにとっては神様みたいな人だし、水戸黄門の葵の印籠みたいなもんなんだろうなあって勝手に納得しました。
使えるものは死人も使う。いい心掛けです。皮肉じゃないよ。
で、話は川越・池袋大勝軒へと戻ります。平日の昼間でもけっこう混んでました。
僕が行ったのが昼時ということもあるのでしょうが、外に4人ほど待っていましたよ。
みんな地元の人みたいな感じでした。
外で待つこと約15分。そして待っている間にメニューを渡されて注文を取られたのですが、着席してから着丼まで約10分とけっこう待ちましたね。
ここだけの話、僕は行列や待たされることが大嫌いなんですが、文句も愚痴も言わずにじっとがんばりました。大人になったな、自分!
そして、特製もりそば大盛り(麺600g・1000円)が キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
つけ汁は、これぞ大勝軒って感じの動物系に魚介の風味がわずかに感んじられる、甘酸っぱくて粘度のあまりないさっぱり系。
甘酸っぱいけど甘さの方が勝っています。甘いつけ汁が苦手な人は苦手だろうなあという感じで好き嫌いがはっきり分かれそうな味です。僕は動物魚介の濃厚系が好みですが、こういうのも好きですね。なんでもいいんかい!
麺はうどんのような太麺。ツルツルシコシコですよ。平均的な優良児って感じの麺です。
つけ汁の中のチャーシュー!柔らかくて甘いです。
つけ汁のせいだけではなく、煮込んでいるタレがけっこう甘めなんでしょうね。でも、こういう感じも嫌いじゃないです。
味玉も甘く感じたのはつけ汁のせいかな?よくわからないけど、大勝軒では大抵のものが甘いのだと思っていれば間違いないです。
僕はつけ麺好きの甘党でもあるからまったくOKだけど、甘いのが許せない人はやっぱり苦手かもしれないなあ。美味しいんですけどね。
メンマの味付けは濃いめでちょっとご飯が欲しくなりました。
ツルシコノ太麺に、シャバ系の甘酸っぱいつけ汁が絡みつきます。美味しいです。
つけ汁はシャバ系だけど、しっかりコクと旨味があって、そこに甘酸っぱさのパンチが効いています。美味しいです。← 語彙が足りないからこればっかw
途中で辛味を加えてみました。甘酸っぱいつけ汁には唐辛子の辛味がよく合います。
だまされたと思ってやってみてください。ホント美味しいから。
麺の大盛りはさすがに多かったですが、さっぱりとした甘酸っぱいつけ汁のおかげでモリモリ喰らえました。最後まで飽きないね。
他のお客さんを見ていると、誰もスープ割りを頼まずつけ汁を残したまま帰っていくので、この店にはスープ割りというシステムがないのではないかと、恐る恐る「スープ割りありますか?」って聞いてみると、ちゃんとありましたよ。
なんでみんなつけ汁残すのかな?もったいないじゃん。
スープ割りにしたつけ汁は、出汁の旨味が増して味はまろやかになり、とても美味しかったです。甘酸っぱさはかなり控えめになり、ぐいぐい飲めます。
もちろん完食です。
店の前にデカデカと飾られた山岸さんのポスターと「『伝統の味』を守る店」の文句は伊達じゃなかったです。
大勝軒らしい伝統のもりそば(つけ麺)!ごちそうさまでした!また来ます。
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。