僕は au のiPhone 6 Plus のユーザーです。
最近、iPhone が突然圏外になってしまって、機内モードのオン&オフをおこなっても解消しないことが増えました。
変だなあ、変だなあ、おかしいなあ、嫌だなあ...って思っていたのですが、理由がわかりません。
この圏外事案が発生すると、圏外から復帰するためには再起動しないと直らないことがほとんどなのでめんどくさいし、急いでいるときはイライラがハンパないです。
そこで、しばらくの間「いつ・どこで・どんなときに」この圏外事案が発生するのか観察していました。
そこで気になったのが、以前 iPhone 5s を使っていたときによく3G回線に切り替わってしまった場所です。その辺りで使用中に、突然繋がりにくくなって圏外となることがわかりました。
突然圏外になってしまうようになる前に行った設定変更は、VoLTE の設定です。
え?今更やったの?って思われるかもしれませんが実はそうなんです。
iOS8.3の公開に合わせてはじまった高音質通話サービス「VoLTE」ですが、イマイチ意味がわかっていなかったので設定してしていなかったんです。
「VoLTE」というのは、「Voice Over LTE」の略で簡単にいうと、4G回線を使った音声通話のことです。
ちなみに、KDDIのホームページにある用語説明では次のとおりです。
読み: ぶいおーえるてぃーいー 英語名: VoLTE
VoLTEとは、高速通信規格「LTE」を利用した音声通話技術のこと。LTEの利用により、モバイルIP電話で発生しやすい遅延が抑えられるので、3G回線を使用しての通話とほぼ遜色がない。
韓国のSKテレコムなどが2012年より商用サービスの提供を開始しているほか、米国のベライゾンが2014年に米国全域を対象とした商用化を予定。日本でもNTTドコモが2014年の商用化を予定しているなど、国内外の携帯電話会社の動向に注目が集まっている。
かなり情報としては古い感じですが、要するにこういうものです。
その高音質通話サービスの「VoLTE」ですが、使用する回線は4G回線のみとなり、4G回線につながらないときには自動的に3G回線に切り替わるということをしてくれません。
なんという融通の利かなさなのでしょう。
そのために「VoLTE」を有効にしていると、4G回線を拾わない場所ではたとえ3G回線の圏内にいても「圏外」扱いになってしまうのです。
ちょうど例の「圏外」になったので、試しに「VoLTE」をオフにしてみましょう。
①「設定」画面を開き、「モバイルデータ通信」をタップします。
②「4Gをオンにする」をタップします。この時点では「音声通話及びデータ」が4Gになっていることがわかりますね。
③「音声通話及びデータ」にチェックが入っているのを確認したら、「データ通信のみ」をタップして切り替えます。
④「データ通信のみ」に切り替えたら、回線が「圏外」から復活しました。同じ場所にいるのに、切り替えた途端に圏外から復活です。
ということで、どうやら頻繁に発生していた「圏外」問題は、「VoLTE」の設定によるものであったことがわかりました。
この切り替えを行ってから、すでに丸1日以上過ぎましたが一度も「圏外」問題は発生していません。
下にあるように、音声通話の音質がかなりいいらしい「VoLTE」ですが、僕の通勤経路や職場では所々いまだに4G回線を拾いにくい場所があって、その都度「圏外」になるのはかなりストレスです。
よく考えたら、iPhone を電話としてはほとんど利用していないので「VoLTE」の音質の良さよりも、ネットの繋がりやすさを優先したいと思います。
そんなわけで、僕と同じように iPhone や「VoLTE」対応機種のスマホを使っている方で、突然圏外になることが多いって場合は「VoLTE」の設定が原因かもしれません。
気になる方は一度設定を見直してみてはいかがでしょうか。
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