挽きたてのコーヒー豆や豊富な輸入食品の販売で全国展開しているちょっと便利なお店 KALDI(カルディ)。僕も入口でコーヒーの試飲をもらって、よく店内をウロウロしています。いろんな輸入食品や食材を見ているだけでも楽しいです。
本当は、いまカルディでメチャクチャ売れているという噂の「パクチーラーメン」を買いに行ったのですが生憎というかやっぱり売り切れだったので、代わりにタイの東北地方の代表的な料理である「ラープ」と「ソムタム」を作るのに、これと材料だけあれば簡単にできるという全部入りの調味料セットを買ってきてどんなものができるのか、試しに作ってみました。
ラープ
ラープはタイの東北地方の料理で、ひき肉とハーブの和え物です。多くのハーブと煎った米を入れるのが美味しさのコツなのですが、自分で用意して作るのはかなり面倒くさいです。でもこの調味料セットがあれば、全部入っているのであとはひき肉を用意するだけ。
ひき肉は鶏肉か豚肉が一般的です。
僕は豚肉LOVEなので当然、豚ひき肉を用意しました。
<材料>
Soot THAI LARB 1箱(ラープの調味料セット1箱2〜3人前)258円
豚ひき肉 260g(箱には250gと書いてありましたが、ちょっと多めにしました)約350円
<調理>
①まず、鍋にお湯を沸かしてひき肉を2〜3分茹でます。
②茹で上がったひき肉は、ザルでしっかりと湯切りをします。ここで湯切りをしっかりしないと水っぽいラープになって美味しくないので、ちゃっちゃとやりましょう。
③Soot THAI LARBの箱の中に入っているのは、5種類の袋です。それぞれ番号が振ってあって、名前も書いてあるので間違えることはないと思いますが、もし間違えても入れる順番が違うだけで、出来てしまえば同じだと思います。たぶん。
④調理は茹でたひき肉が冷めないうちにサクッと終わらせます。熱々のひき肉をボールに入れて、まずは1番の「ライムジュースパウダー」をかけてよく混ぜます。酸味大事。
⑤続いて、2の「調味ソース」、3の「乾燥スパイス&ハーブ」、4の「チリパウダー」を手早く入れてかき混ぜます。箱には、チリパウダーは半分だけ使うように書いてありましたが、僕は辛いのが好きなので全部入れました。
⑥最後に、5の「煎り米」を入れてよく混ぜます。この時に、たぶんひき肉は少し冷めてきていると思いますが、あまり熱すぎないところで「煎り米」を入れるのが米の食感を残すのにいいそうです。
そして、豚肉が茹で上がってから約5分で完成です。なんてお手軽なんでしょう。
そして、すごく本格的な香りがします。
ソムタム
続いて「ソムタム」です。ソムタムもタイの東北地方の料理ですが、今ではタイを代表する料理のひとつといっても過言ではないほどポピュラーな料理です。千切りにした青いパパイヤやミニトマト、インゲンなどを入れた辛いサラダです。この料理もシンプルながら、調味料を自分で揃えて作るとなるといろいろめんどくさいです。でも、この全部入りの調味料を使えば簡単にできてしまいます。
ただし、今回は青いパパイヤが近所のスーパーに売っていなかったので、代わりににんじんときゅうりを使います。また、辛さを増すために鷹の爪(乾燥唐辛子)を、風味を増すために酒盗(カツオの内臓の塩辛)を使用します。
<材料>
Soot THAI Som Tum Seasoning Paste 1袋(1〜2人前)124円
にんじん 1本の半分
きゅうり 1本
さやインゲン 5本
鷹の爪 2本(お好みで)
酒盗 大さじ2杯(お好みで)
<調理>
①にんじんを千切り、きゅうりを輪切り、インゲンを3cmくらいにそれぞれ切ります。
にんじんの千切りがやや短冊っぽいのは、僕の切り方が下手だからです。気にしないでください。でも、これくらいでもちゃんとイケましたよ。
また、僕はトマトが大嫌いなので使いませんが、通常はミニトマトを2個くらい入れるといいみたいです。
②ソムタムの調味料はラープほど多くありません。たったの2種類です。
ソムタムソースとチリパウダーだけ。
そして今回は、これに加えて酒盗を使います。
本当はタイの川魚を発酵させたものを使用すると美味しいのですが、これが普通のスーパーなどではまず手に入らないので酒盗で代用するというのは、僕のアイデアです。実際、使ってみたらほんの少しだけタイの小魚を発酵させたものに近い風味を出すことができました。これは好みもあるので必ず入れるものでもありませんが、僕はタイでも発酵した魚の入ったソムタムを好んで食べるので、好きな味に近づいたと思います。
③切った野菜をボールに入れます。その上から、ソムタムソースとチリパウダーを全部(袋の調理法にはチリパウダーは半分って書いてありますが無視)、酒盗を大さじ2杯、鷹の爪を2本輪切りにしたものを入れます。
④これをよく混ぜて、すりこぎで上から野菜に味をなじませるように叩いていきます。
本当は陶器や石の臼に入れて、もっと太い木の棒などでポクポクと音を立てながら軽快に叩いていくのですが、なにしろそういう調理器具がないものですから、あるもので適当に代用です。
⑤だいたい5〜6分叩いて、適度に野菜が潰れて味がなじんできたら完成です。
う〜ん、美味しそうです。
そして、炊飯器ではタイ米を炊きました。
これはタイで買ってきた3段のお弁当箱です。ステンレス製で「Made in Thailand」。
これに入れてタイの雰囲気を味わいながら、美味しくいただきます。
ラープもソムタムも、自画自賛するわけではありませんが、タイで食べるのとほぼ同じ味と辛さで大満足でした。
おかげでタイ米がすすむ、すすむ。2合炊いたのにあっという間に食べてしまいました。
本当に手軽にできるし、調理時間も短いです。そしてこれだけ美味しいタイ料理が食べられるのなら、もうタイ料理屋に行かなくてもいいかなって思ってしまいました。
だって材料代だけなら安いしね。
いやー、すごく美味しかったです。全部入り調味料セットはさすがの実力です。
今回使った全部入り調味料セットはカルディで購入できます。
お近くのカルディはこちらから探せます。
ラープの調味料はAmazonにもありました。 他にも美味しそうなものが・・・。
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