僕なんか自慢じゃないが、昨日の疲れどころか1週間も2週間も前の疲れが積み重なって、自分でもいつの疲れでへとへとなのか既にわからなくなっている。
だから、本書の帯に書いてある次のような質問にも全て当てはまってしまう。ホントにとほほな状態なのである。
⬜︎休日はいつもゴロゴロ
⬜︎寝起きが悪くて昼間も眠い
⬜︎いつもイライラしている
⬜︎やる気が出ない
⬜︎仕事や勉強の効率が上がらない
そこで、この 図解「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本 の登場である。
休み方にもコツがあるとする本書は、ベストセラーとなった 「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本 の図解版である。タイトルそのままだから誰でもわかると思うけど。
現代の疲れは、単純な肉体的疲労だけではなくて、心の疲労が多くを占めているようだとする著者の仕事は精神科医である。
肉体的疲労ではなく、心の疲労が多くを占めるから休日に1日中ゴロゴロしているだけでは疲れが取れないのだ。
最初に断っておくが、特段目新しいことが書いてあるわけではない。でも言われてみればそうだけど、できてないよなあという基本的な生活習慣に関して改善を図ろうとするものがほとんどだ。
そのカバーしている範囲は、睡眠の改善から呼吸法、頭痛や肩こりへの対処法、ムカつく心や落ち込む心の扱い方、目のかすみ、食欲のコントロールまでと幅広い。
様々な心身の疲労や不調に対して効き目がある良い習慣について、イラスト付きでわかりやすく書かれている。それは例えば次のような項目のタイトルを見ていただくとなんとなくわかるのではないかと思う。
習慣1 「お疲れレベル」を自覚する
習慣4 朝の光、ベッドでの軽い運動、朝食でスッキリ目覚める
習慣10 考え事に優先順位をつけて、こころの「メモリ不足」を乗り越える
習慣11 脳をおだてて、やる気のスイッチを押す
習慣18 笑いと涙で感情をリセットする
習慣21 1日1回15分だけ、からだのスイッチをオフにする
習慣27 たまには「NO」と言って自分のペースとリズムを保つ
習慣33 肩凝り、腰痛を軽く考えない
冒頭で、僕はこの本のことを、ベストセラーとなった同タイトルの本の図解版だと紹介したが、実はそのベストセラーとなった方の本を僕は読んでいない。
しかし、この「図解版」の方だけ読めば十分ではないかと感じた。
中には習慣化するのに難度が高いものも見受けられるが、できるところから少しずつでも日常生活の中に取り入れていければいいなと思っている。
こういう本に共通の課題ではあるけれど、読んで終わりではなにも解決しない。
読んでどうするかが問題なのである。基本とも思えるところから、本書に従って地道に改善していくことが結局は、自分の心や自律神経の働きに気を配り、自分の心体を大切にすることになっていくのだろう。さあ・・・
いつやるの?今でしょ!
・・・って古すぎて逆に使いたかっただけです。ごめんなさい。
図解 「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本~こころとからだをリセットする簡単習慣~
- 作者: 西多昌規
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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