[ま]横須賀市で家を探すなら海が見える高台のお得物件が見つかるかも/横須賀市がHPで空き家紹介を開始 @kun_maa
僕はまったく知らなかったんですが、神奈川県横須賀市にはリアス式海岸のように谷が入り組んでいる地域があり、「谷戸(やと)地域」と呼ばれているそうですね。谷戸地域は緑が多く、海の眺めもよいところが多いのですが、車が入れない階段道路が多いために空き家が増えてきているそうです。
そして、車が入れないという不便さもあって特に階段の上部の方は不動産市場にも出回りにくいらしいのですが、その分、価格や賃料が相対的に低額な物件が多く、階段を気にしない元気な若い世代や学生なんかには眺めや環境のいいこの地域の物件ってお得なんじゃないかなって思います。
そんな谷戸地域を若い人たちに知ってもらい、地域の活性化を図るために横須賀市役所がホームページで谷戸地域の空き家バンクを始めました。
この谷戸空き家バンクは、車が入れる場所から概ね40段以上(高低差約10m)の地域を掲載対象にして、現在(2014年4月24日)はテスト的に最も空き家率が高い地区をモデル地域に指定して実施しています。当面はこのモデル地域のみの対応となるようですが、対象となる谷戸地域は順次拡大していく予定だそうです。
空き家バンクのイメージ図はつぎのとおりです(横須賀市ホームページより抜粋)。
空き家バンクで紹介している物件の購入や賃貸を希望する場合は、横須賀市に利用申込書を提出し、市が物件の所有者と利用希望者の仲立ちをしますが、交渉や契約は当事者同士で行うことになるそうです。
横須賀市では、30万円を上限にリフォーム費用の一部を助成する制度も設けています。
僕もこの空き家バンクや谷戸地域を紹介している横須賀市の資料を拝見しましたが、階段さえ苦にしなければとても環境がいいところだなあって思いました。
持ち家に住んでいなければ、僕も住んでみたいです。高台から海が見えるっていいよね。僕は海無し県に住んでいるのでこういう景色に憧れます。
興味がある方は、こちらの横須賀市ホームページで詳細をご確認ください。
今や日本全国で、人が住んでいなくて放置されている空き家は760万戸にのぼるそうです。倒壊やゴミの不法投棄、治安悪化などにつながる空き家対策は各市町村で喫緊の課題となっており、さまざまな取り組みがされています。
今回の横須賀市のように、その地域のセールスポイントを活かして活性化につなげようとする取り組みは単なる空き家対策にとどまらない、いい取り組みではないでしょうか。ぜひ成功して、新たに住む人も地域の人も喜ぶようなモデルとなればいいなと思います。
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