メコン大ナマズというメコン川流域にしか生息しない巨大なナマズがいます。ウロコのない淡水魚としては世界最大で、全長3メートル、体重300キロという大きさにまで成長するそうです。
それでも食べちゃうんですね。いいんでしょうか?
旬は5〜10月の雨季ということですが、僕が訪れたナコンパノムという町には、一年中、この大ナマズを食べることができるレストランがあります。
けっこう町外れのメコン川沿いにあるビューコンホテルに併設されているビューコンレストランでいつでも食べられるということなので、行ってきました。
レストランは、メコン川を眺めながら食事ができるちょっと高級そうな感じです。
高級食材らしいので、ちょっと心配でしたが、店員さんセレクトのトムヤムスープとラープ(スパイシーな和え物)を注文。ついでにご飯と、普通のナマズを使ったヤム・ブラードック・フーという、ナマズの肉をカリカリに揚げた和え物も注文しました。ナマズ尽くしのディナーです。
料理が届くまで、メコン川を眺めながら飲むビールは最高です。
まず、トムヤム・プラー・ブックが キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
思ったよりも、たくさん大ナマズの肉が入っていました。
大ナマズの肉はこんな感じ。
食べてみると、脂がよくのっているウナギのような味です。だけど、歯ごたえはしっかりとあります。
…美味しいね。スープにも大ナマズの出汁が効いていて、これまた美味い!
ちょっと動物の肉に似た感じもしましたが、やっぱり弾力のある脂がのったウナギって感じが一番近いかも。
皮の部分のゼラチン質は、コリコリしてます。食感がよくてクセになりそうです。
続いてラープ・プラー・ブック。
ラープという料理はひき肉が一般的ですが、大ナマズは切り身で入っています。
こちらも弾力のある脂がのったウナギって感じ。スパイシーな味がよく合います。二種類の料理で大ナマズを食べると、けっこう脂っこいです。途中でちょっと飽きてきます。確かに美味しいんだけどね。大ナマズを適度に味わうには一品でよかったかも。
普通のナマズを使ったヤム・プラードック・フーはこんな料理です。
これをよく混ぜて食べるとサックサクで最高に美味しいんですよ。
大ナマズの、あの独特な食感と脂がのったウナギ味は、機会があれば、ぜひ試していただきたいものです。
実は、10年ほど前にも僕はこの大ナマズをナコンパノムの別の店で食べているのですが、その時はもっと動物の肉っぽかった気がしたのですが、記憶が不確かなのか、今回は旬ではない時期に食べたからなのかはわかりません。
絶滅しそうなのに食べちゃってごめんね。ごめんね。
そうそう、料金は上で紹介した料理+ビアシンの大瓶2本で702バーツ(約2100円)でした。やっぱり高めだけど、驚くほど高いわけでもないですね。
ナマズ尽くしの料理を食べたからナマズの呪いにかかったのか、店内でなぜか僕だけがメチャクチャ蚊に刺された@kun_maa でした。
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