こんにちは!鉄拳のパラパラ漫画のファン @kun_maa です。
信濃毎日新聞創刊140周年を記念して制作された鉄拳さんのパラパラ漫画「家族のはなし」。
鉄拳さんのパラパラ漫画史上最長の1918コマ、10分弱の長編です。
この作品、制作の手法が変わっています。
普通のパラパラ漫画ではなく、新聞の印刷機を実際に回しているところを撮影してアニメーションに作り上げています。
そのせいか、画質はちょっと荒いですがそこがまた独特の風合いを醸し出していてグッときます。
内容はタイトルのとおり、ある家族のお話です。
親が子供にそそぐ無償の愛情とそれを理解するまでの子供の葛藤が見事に描かれています。
僕は親孝行もしてないし自分の家族も大切にしていないので、こういう話にはとっても弱いです。自分の行動や生き方を目の前に突きつけられるようでいたたまれなくなります。
そして、不甲斐ない自分と作品中にあふれる親子愛を比べて落ち込んでしまいます。
僕は果たして、今からでもこんな親になれるのだろうかと。
作品の最後に出てくる「家族は、面倒くさい幸せだ」って言葉にもグッときました。
確かにそうだよなって。ホント面倒くさい、でも大切なかけがえのないもの。
最初はそうでもなかったのでこれは泣かないかなって思ったのですが、子供が親の本当の愛情に気がつくクライマックス以降はやっぱり涙が流れてしまいました。
もちろん悲しい涙ではありません。
見終わったあと、温かい気持ちと希望に心が満たされるようないい作品です。
やっぱり、鉄拳のパラパラ漫画はいいなあ。
鉄拳さんのこれまでのグッとくる作品については、こちらをご覧ください。
"鉄拳パラパラ漫画" - 記事一覧 - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。