昨日の昼間、仕事中にタイから電話がありました。
[ま]たとえ本当の恋じゃなくても/そして泣いたのは僕だった @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
[ま]Love is money /マヌケな僕は1人で踊り人を傷つける @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
僕は、あれから彼女のことを忘れるために、iPhoneのアドレス帳から電話番号を削除して、彼女の写真も見ないようにしていました。
好きだという気持ちには蓋をして、できるだけ考えないようにしていました。
それなのに、突然鳴ったiPhoneに番号も確かめずに出てしまったのです。
思わずTwitterで呟いてしまいました。
クッソ!油断した…
— Maa(หมา) (@kun_maa) 2012年11月19日
タイからの電話で心が千々に乱れるなど…
— Maa(หมา) (@kun_maa) 2012年11月19日
仕事にならない(;ω;)
— Maa(หมา) (@kun_maa) 2012年11月19日
電話の向こうから、彼女のまるでマシンガンのような早口のタイ語が降り注いできました。僕には彼女の言っていることの半分も理解できませんでした。
タイ語漬けになっていた旅のときから過ぎさった時間が、僕のタイ語耳をすっかり衰えさせていました。やはり言葉は日常的に使わないとすぐに忘れます。
職場で仕事中に私用電話、しかもタイ語で会話をするほど僕の神経は太くありません。
慌てて外に飛び出して、彼女には「わからないからもっとゆっくり話してくれ」と言いました。
僕は、彼女にお金を送金できないことで2人の関係は終わったつもりでいたのです。
彼女はお金のことは何も言わず、なんで全然電話をしてこないのかと怒っていました。
僕から電話なんかできるわけがないじゃありませんか。
それでも怒るだけ怒った後、彼女は僕の身体のことや仕事のことを心配してくれました。
電話で話をしたのは10分くらい。
久しぶりに聴く彼女の声は、僕を一瞬でタイに連れ戻し、一緒に笑って過ごした時間や髪の香りまで思い出させました。
ちょっと泣きそうになった僕は、慌てて「仕事中だから、また電話するよ」と言って電話を切りました。
一度好きになった人を忘れることはできるのでしょうか。
忘れようと努力しても、忘れたつもりでいても、たった1本の電話で、ほんの少しの会話で、すべてが徒労に終わり、楽しい想い出だけで心の中が埋め尽くされてしまいます。
自分の身勝手なマヌケさを呪い、うかつさを軽蔑し、自己嫌悪したはずなのに。
僕は、また彼女に電話をしてしまうかもしれない。
好きだと言ってしまうかもしれない。
なんて優柔不断で情けない男なのだろうと思います。
でも、一度好きになった人を本当に忘れることなんて僕にできるのだろうか。
できたことが一度でもあっただろうか。
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