[ま]広島とレモン @kun_maa
こんにちは!レモン食べてますか? @kun_maa です。
僕はまったく知らなかったんですけど、国産レモンの産地で一番出荷量が多いのは広島県なんだそうです。
もともとヒマラヤ地方で誕生したレモンは10世紀頃に中国へ、その後アラビア半島を経てスペインに伝えられたと言われています。
そこから、大航海時代にはアメリカやブラジル、アルゼンチンなどへも伝わり、日本には明治時代の初めに伝わったようです。
広島県のレモン栽培は、現在の呉市で明治31年から始まったそうなので、日本に伝わって少したった頃から栽培しているという長い歴史があります。
参考までに国産レモンの産地ベスト5(2010年)は次のとおりです。
1位 広島県 59%(5542トン)
2位 愛媛県 24%(2268トン)
3位 和歌山県 5%(516トン)
4位 熊本県 3%(234トン)
5位 佐賀県 2%(149トン)
ご覧いただくとわかるとおり、どこも温州みかんの産地と重なっています。
詳しい事情はわかりませんが、たぶんこれらのミカンの産地が、より収益性の高い国産レモンの作付けにシフトしてきているのかもしれませんね。
ミカンは単価が安いかもしれませんが、量はけっこう食べますよね。冬はこたつでミカンをバクバクってのは日本人の定番です。
でも、レモンって確かに国産レモンは輸入物よりも安全性を売り物にしていて単価はミカンよりもずっと高いかもしれませんが、そんなにたくさん使いません。
こたつでバクバク食べるには酸っぱすぎるし。
だから、生産地の課題としては、もっと国産レモンの消費量を拡大することにあるんだろうなあと思います。
そこで、広島県は10月から、新鮮で安全な国産レモンを使った新しいレシピを主婦層らに提案するPR活動を開始しました。
県の事業費予算は約900万円。
首都圏の広告会社に委託し、著名な料理人、料理研究家とタイアップして、防カビ剤などが使われていない国産レモンを皮ごと大量に使うアイデア料理のレシピの普及を目指しています。
この事業でタイアップしているのは、日本料理「賛否両論」(恵比寿)のオーナーシェフで著書、テレビ出演多数の笠原将弘氏と、トマト先生の愛称で知られ、広島県出身の料理研究家、フードコーディネーターである本居佐知子氏の2名。
料理雑誌等で積極的にPRを展開するとともに、両氏が担当するテレビ番組やコラムなどでも積極的に取り上げていく方針だそうです。
広島県のレモンの出荷は1年間を通して行われています。7月からのグリーンレモンに続き、おなじみの黄色いレモンの出荷が行われ、5月からは貯蔵した個包装レモンが出荷されます。
たぶん、「カキと豚肉のレモンみぞれ鍋」を紹介している産経新聞のこんな記事もキャンペーンに1枚咬んでいるのではないでしょうか?
これから旬「国産レモン」の魅力 新鮮・安心…疲労回復に (産経新聞) - Yahoo!ニュース
安全で健康にも良く、メタボ予防効果もあると言われる国産レモンをたくさん使ったおいしい料理のレシピが多くの人に知れわたり、消費量が増えるといいですね。
先ほどの産経新聞の記事で紹介されている「カキと豚肉のレモンみぞれ鍋」なんて、すごく美味しそうだし、これからの季節にピッタリですね。
【カキと豚肉のレモンみぞれ鍋】
《材料・2~3人分》
グリーンレモン…………2個
カキ………………………10粒程度
豚ばら薄切り肉 ………150グラム
白菜 ……………………200グラム
生シイタケ………………4枚
長ネギ……………………1/2本
エノキダケ………………1パック
大根おろし………………200グラム
黒コショウ…少量
A=だし汁720cc、薄口しょうゆ50cc、みりん30cc
〔1〕野菜は食べやすい大きさに切る。大根おろしは水気を軽くきる。
〔2〕鍋にAを入れて一煮立ちさせ、野菜を入れる。火が通ったら、カキ、豚肉を加え、レモンの果汁1個分を搾り入れる。
〔3〕上に大根おろし、1個分のレモンの薄切りをのせ、さっと煮る。火を止め、最後に黒コショウをふる。
(産経新聞10月15日(月)9時59分配信記事より引用)
ぜひ、国産レモンでお試しあれ!