[ま]自分の人生は自分で決める/武器としての決断思考 @kun_maa
こんにちは!決断力のなさは天下一品 @kun_maa です。
僕は生まれてこのかたディベートの経験がありません。
自分の主張を、論理的に説明するのが苦手です。
苦手意識が働くせいで、つい自分の意見が言えない事が多々あります。
こんなこと言ったら的外れだと思われるかなとか、うまく説明する自信がないなとか・・・結果的に決断も鈍ります。
「武器としての決断思考」(瀧本哲史 著)
これまでの価値観や方法、人生のレールが意味をなさなくなってきているほどの変化が激しい時代に、自由になるために、自分の力で幸せになるために必要となる決断思考について、講義形式でわかりやすく書かれた一冊です。
本書がいう「決断思考」のベースとなっているのは、ディベートの考え方です。
ディベートの考え方を身につけていないと、往々にして「好き嫌い」や「得て不得手」といった主観だけで決断しがちになりますが、それでは今の世の中で自分の人生を自分で決めていくという正しい決断はできません。
主観的な意見・主張はとりあえず横において、まずは問題を賛否両方の視点から客観的に考えてみること、そして問題の全体像を把握した上で、最終的な判断を下すための根拠を得るという、ディベートの考え方を使った客観的に決断するための思考法が必要とされるのです。
そして、そのような思考法を知った上で、その知識を何らかの判断、行動につなげていく事ができなければ、なんの意味もないと著者は言います。
「知識ではなく考え方を学ぶ」・・・知識、判断、行動の3つがセットになって初めて価値が出るのです。
したがって、これから必要となる人材は専門知識だけのエキスパートではなく、知識・判断・行動をつなげることができるプロフェッショナルであり、安易な絶対解に頼ることなく、いまの最善解を導き出し、行動できる者なのです。
そのために必要となる「武器としての教養」を身につけられるように、本書は書かれています。
文章は講義形式をとっているため平易でわかりやすく、要所要所では自分で考えるための
事例も取り入れながら進んでいきます。
各章の終わりには、その章で学んだ事のまとめもついており、とても親切な作りになっています。
思考停止を避け、自分の人生は自分で考えて決めていく。
そのために武器となる決断思考を身につけ、行動していくことの重要性をひしひしと感じる本です。
自分で答えを出すための思考法を学びたいという人にオススメの一冊です。