こんにちは!タイが大好き @kun_maa です。
バンコクから車で西に約2時間ほど行ったところにカンチャナブリーという町があります。
その様子は映画「戦場にかける橋」でも描かれました。
その町の片隅に「JEATH戦争博物館」という名の掘ったて小屋のような博物館があります。これは、捕虜収容所の様子を再現するためにわざと竹で作られているそうです。
ここがどういう場所かと言うと、wikipediaに概要が掲載されているので引用します。
JEATH戦争博物館は、1942年から1943年の間、日本軍の指示により泰緬鉄道建設のために強制労働に従事させられた連合国戦争捕虜に関する展示を行っている。1977年、カーンチャナブリー市内クウェー(クワイ)・ヤイ川とクウェー・ノイの合流地点にあるワット・チャイチュムポンチャナソンクラームの住職が寺の敷地内に開館した。博物館名の「JEATH」は泰緬鉄道建設に従事した日本人(Japanese)、イギリス人(English)、オーストラリア人(Australian)、アメリカ人(American)、タイ人(Thai)、オランダ人(Holland)の頭文字から名づけられた。最初DEATHという案だったが、タイの国民性に合わぬということでこう名付けられた。 館内では、再現された泰緬鉄道建設時の連合国戦争捕虜収容所、連合国軍捕虜による絵画作品など多数展示されている。 (wikipediaより引用)
これが博物館の入口です。
建物はこんな感じで博物館とは思えない作りです。
僕は、タイ人の友人と一緒に見学して回りましたが、当時の日本軍による捕虜への拷問や、劣悪な環境で病気に冒されていく捕虜たちの様子が描かれた絵などをこれでもかと見せつけられて、いたたまれない気持ちになりました。
初めのうちは、僕らだけしか見学者がいなかったのですが、途中から欧米系の白人たちが数名見学に入ってきました。
彼らは、僕が見ていたたまれなくなった絵などを見ながら、「OH!」「※◯△□※!!」など声を上げていました。
ますます、その場に居づらくなった僕は、心の中で「どうか日本人だとバレませんように・・」などと思いながら早々に退散しました。
タイ人はあまり気にしていないようでしたけど・・。
タイと日本は第二次世界大戦中も正式には戦争をしていません。
友好国面した日本軍は我が物顔で、タイに居座ってビルマへの戦線を伸ばしていました。
日本軍が居座っているおかげでタイは連合国軍の空襲にもあっています。
直接戦争はしていなかったけれど、抗日のレジスタンス運動はあったし、タイは外交上は上手く立ち回って、最後まで独立を守っています。
外交手腕という意味では日本よりも上手だったのだと思います。
タイではほとんど第二次世界大戦中の日本軍の痕跡に触れることはありませんし、話題に上ることもないですが、こういう場所もあり、多くの人命が失われたことは忘れてはいけないですね。
(クウェー川にかかる旧泰緬鉄道の鉄橋)
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