こんにちは!今日は眠っても眠っても眠くて、なにか頭のねじがはずれてしまったような気がする @kun_maa です。
「スピードハックス仕事術」(大橋悦夫、佐々木正吾 著)
本書は、表紙にあるように「仕事を速く処理するコツとアイデアが満載」の本です。
特徴的なのは、仕事のスピードを上げていくための「仕組み」とそれを回し続けるための「やる気」の2本の軸をもって構成されていることです。
仕事を速く終わらせるためには、「仕組み」だけ作っても進まないし、「やる気」だけでは無駄な努力を重ねることになりかねません。
両方のバランスがとれていることで、仕事を速く処理することが出来るのだと思います。
したがって、本書で書かれているいることは、とにかくシステマティックに仕事のやり方を構築することだけでも、がむしゃらに仕事のスピードを上げようとする「根性論」的なものでもありません。
可能な限り頑張らないですむための工夫やヒントにあふれています。
例えば、
・どう取りかかったらいいか解らない難しい仕事に対して、5分だけざっとその内容を確認し、どのような作業が必要かという輪郭を押さえることで「どこから手をつけてよいかわからない」という恐怖心を取り除く。
・困難な仕事を実行可能な単位に細分化して取り組む。
・「考える作業」と「手を動かす作業」を分ける。
など、誰にでもできそうな工夫により、仕事にかける時間を短縮しようとするものです。
現在、僕はうつ病からの仕事復帰のために短時間のリハビリ勤務を行っています。
リハビリという性質上、終わらなくて困るほどの仕事や、どこから手をつけてよいかわからない仕事のようなものはありません。
しかし、1年近く休職していたこと、そして現在もうつの治療中であることから、無駄な努力を防ぐことや、やる気が起きない時の対策を真剣に考えて仕事を進めるための「仕組み」や「やる気」の維持を考えていかなければなりません。
そのために、本書は非常に心強い味方となっています。
すでに、「タスクを小さな単位の作業に分ける」「明るい表情を作って仕事に取り組んでみる」「集中タスクと分散タスクを交互に並べる」「作業記録をつける」などの取り組みは始めています。
これからも、うつからのリハビリのために、本書の工夫を取り入れて、無理せず仕事を行えるよう自分なりに取り組んでいきたいと考えています。
そういう意味では、僕に取って本書は「できる人」になるための本というよりも、普通に仕事をこなしていく人になるための教科書となっています。
なお、本書の漫画版も最近発売されており、こちらは本書のエッセンスを漫画というなじみやすい形に取り入れることで、非常にポイントを押さえやすくなっていますので、こちらもオススメです。
[ま]あの「スピードハックス仕事術」が漫画になった @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)