この映画はシリーズ2作目の前作から10年ぶりとなる三作目。
一般的にシリーズ物はあまり回を重ねるとおもしろくなくなるという気がしますが、本作はそんなことを見事に裏切ってくれるほどおもしろい映画でした。
<あらすじ>
エージェント"J"と"K"のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。
ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。
翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。
混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?
そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る―。果たしてKの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる! (公式ホームページより)
ちなみに、3D作品もあるのですが僕はあまり3Dが好きではないので2D作品を観ました。本当は行った時間に2Dしかやってなかっただけなんだけどさ。
ちなみに、3D作品もあるのですが僕はあまり3Dが好きではないので2D作品を観ました。本当は行った時間に2Dしかやってなかっただけなんだけどさ。
軽薄なウィル・スミスと頑固で笑わないトミー・リー・ジョーンズのコンビは健在で、安定のおもしろさです。
へんてこりんなエイリアンもこれまでの作品に比べれば数は少ないですが、しっかりと笑わせてくれます。
その辺りは、これまでの世界感を忠実に守っている印象です。
ただ今回は、J(ウィル・スミス)が過去にタイムスリップし、そこで若き日の相棒「K」と出会うという設定なので、若き日のKを演じるのは、トミー・リー・ジョーンズではなくジョシュ・ブローリンです。
そのため、過去作品とは微妙に立場が違う2人ですが、掛け合いのおもしろさはこれまでの作品に引けを取りません。
映画本編はこれまでどおりのちょっとお気楽で能天気なストーリーなのですが、最後に2人の内面にせまる切ないシーンがあります。
ネタバレになるので内容は書きませんが、今まで明らかにされてなかった主人公2人の過去のつながりをちょっと感動的に知ることができます。
あらすじにもあるとおり本作の舞台は約40年前、主にタイムスリップ先の1969年です。
ネタバレになるので内容は書きませんが、今まで明らかにされてなかった主人公2人の過去のつながりをちょっと感動的に知ることができます。
あらすじにもあるとおり本作の舞台は約40年前、主にタイムスリップ先の1969年です。
作品のストーリー上、この年にタイムスリップすることは意味があるのですが、その意味に気づかされた時に「なるほど!そうきましたか!」と感心しました。
また、僕は野球にはまったく疎いのですが、メジャーリーグのファンならばこの年に何があったか、ご存知の方もいるのではないでしょうか。それもストーリー上絡んできます。
今までの作品の世界感+タイムスリップ+1969年の出来事+1960年代の雰囲気がいい具合に絡まり合って素晴らしい作品に仕上がっていると思いました。
最後まで、ぐいぐいと引き込まれるストーリー展開はやっぱりすっげーと思いました。
まったく中だるみがありません。
タイムスリップという手法を使っているため、ところどころ「あれ?」と思う矛盾点などは目につくのですが、それも含めて楽しめるエンターテイメント作品だと思います。
未来は変えられる。それもほんの些細なことで。
そんな気持ちにもさせてくれた映画です。
シリーズのファンの人にも、初めて観る人にもオススメの楽しめる映画だと思います。