こんにちは!うつ病と診断されて間もなく10ヶ月 @kun_maaです。
今日は、僕がうつ病と診断されて一番症状が重かった頃の日々の過ごし方について振り返ってみたいと思います。
僕がうつ病と診断されて、まず医師に言われたのが4点。
- とにかく休むこと。やりたいことだけやっていればいい。一日中横になっていたければそれでも構わない。身体が弱るとか余計なことは考える必要はない。
- 仕事のことや心配事はいったんすべて棚上げして考えないこと。
- 薬を飲むこと。
- 絶対に死なないこと。
<とにかく休む>
僕の場合は、めまいと吐き気という身体症状がでていたこともあって、診断後3ヶ月くらいは、ほぼ寝たきりの生活をしていました。眠くなったら眠り、眠くない時はただ布団でゴロゴロしているだけ。
とにかく「起き上がるとめまいと吐き気がする」「何もしたくない」「一日中憂うつ」で、やりたいことなどなにもなかったので、結果的にそれが休むことにつながったようです。
逆に、少し症状がよくなってきてからが「積極的に休む」ということをどうすればいいのか考えてしまいました。ただ「休むこと」と言われても最初は何をすればいいのかわかりませんでした。
基本的には「やりたいと思ったことだけをする」=休む だと思うようにしました。
調子が良くなってきても、何もしたいと思わなければボーッとしたり、ゴロゴロしていればいいのです。
僕は簡単な本を読んでみたり、テレビを見たり、ゴロゴロしたりといった生活を続けました。ただ外出したいと言う気持ちはなかったので、外出するのは病院に通う時だけ。
少し症状がよくなっても睡眠障害は続いていたので、夜にできるだけ眠れるよう、昼寝だけは徐々に減らすようにしていきました。
<悩み事は棚上げする>
僕はそのとき抱えていた仕事をすべて放り出すような形でいきなり休みに入ってしまったので、そのことが気がかりで仕方ありませんでした。
また、この程度のことで病気になってしまう自分が情けなくて悔しくて仕方ありませんでした。
でも、そういったすべての気にかかることを棚上げしてしまいなさいと言われました。
仕事のことを思い出さないように、職場との連絡窓口は妻になってもらいました。
ダメな自分が情けなくてしかたないときは、一人で泣いていました。
泣いたってなんの解決にもなりませんが、棚上げするというのはそのときに抱えていることの解決を目指さないことだと思っています。
仕事も悩みもすべて棚上げして考えないように気楽にする。
自分がいなくても社会は回っていて、多くのことは時間が解決します。
たとえ解決しないことでも、病気がよくなってから考えればいいのです。
それで、何とでもなります。
<薬を飲むこと>
正直、自分の今の苦しい状況から脱出できるなら毒でも飲める気持ちでしたので、僕の場合は薬を飲むことになんの抵抗もありませんでした。
脳に異常が起きていて、それをカバーするための薬・・ちょっと考えると不安はありますが、そこは医師を信頼して言われたとおりにきっちりと飲み続けました。
<絶対に死なないこと>
僕の場合は、とにかく苦しい、自分が情けなくて消えてしまいたいという感情はありましたが、積極的に「死にたい」と思ったことは一度もありませんでした。
ただ、眠って目が覚めたら自分が消えてなくなっていればいいのに・・と症状の重いときにはずっと思っていました。
なんの苦痛もなく、1錠飲むだけで楽に死ねる薬が手元にあったら誘惑に勝てた自信はありません。
でも、いま思っているのはやっぱり絶対に死んではいけないということです。
消えてなくなりたいと思っていたのも、今にして思えば病気のせいだったのではないかと思うからです。だって、今はそんなこと全然思いませんから。
<まとめ>
僕がうつで一番症状が重かった頃の過ごし方について振り返ってみました。
自分がどういう状態なのか、どうなってしまうのか全くわからない状況だったので、基本的には医師の指示に従って過ごしたということです。
うつの症状は人によってそれぞれでしょうし、主治医の指示もそれぞれ違うかもしれません。
それでも、これを見た誰かが少しでも気が楽になって、治療に専念できれば嬉しいなと思います。