[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]僕とタイと幸せと

こんにちは!いつかはタイに住みタイと願っている @kun_maaです。

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なぜタイなのか?
 
タイ料理が好きだし、タイ語の響きが好きだし、タイ人のおおらかさが好きだしと個別に理由はいろいろ挙げられるのですが、うまく言葉で「これだ!」という説明ができません。
 
 
僕が初めて海外旅行をしたのが、平成元年のことです。
 
目的地はインドで、1ヶ月滞在するための乗り継ぎ地としてタイのバンコクに初めて降り立ちました。
 
細かい話は飛ばしますが、初めての海外旅行でなんの知識も持たず乗り継ぎのために1泊しただけのバンコクで、僕はすっかり騙されて1文無しになりました。
 
その後、いろんな国を訪れましたが、1文無しになったのは後にも先にもこの時だけです。
 
だから、最初僕はタイにいい印象を持っていませんでした。強いて言えば大嫌いな国でした。
 
それがいつしか繰り返し訪れるようになり、だんだんとその魅力に引き込まれ、今では住みたいと思うようになっています。
 
今でも、タイに行くと僕を騙そうと近寄ってくる怪しい連中はたくさんいます。
でも、そんな連中との会話さえ楽しいと思う余裕がいつしか僕にはついています。
 
タイに滞在していると、日本で感じる生きづらさ、なんとなく重苦しい感じの空気から解放される気がして自由でいる自分に気がつきます。

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日本はたしかにいい国だと思います。
なんといっても自分が生まれ育った国ですから愛着もあります。
 
犯罪だって、タイに比べればダントツで少なく住みやすい国です。
 
少し古い資料(2000年)ですが、日本とタイの犯罪発生率を比較すると次のような統計があります。
<殺人事件>
日本 0.50件/10万人    タイ 8.47件/10万人
<強姦>
日本 1.76件/10万人    タイ 6.62件/10万人
 
殺人事件に関しては、10万人当たりの発生件数がタイは日本の約17倍、強姦についても同様に約4倍という高さです。いかに日本が安全な国かわかります。
 
その一方で、幸福度調査(2005年)では、非常に幸せだと思う国民の割合は、日本が28.4% であるのに対して、タイは40.2%です。
 
また、10万人当たりの自殺者の人数は2011年の調査では、日本が24.4人、タイが7.8人と日本が3倍以上も多いのです。
 
これはいったい何を示しているのでしょうか。
 
 
2011年に146カ国・地域の15歳以上に自分の生活への評価を聞き、「好調」「苦労」「苦痛」の3段階に分類した調査もあります。

 

「苦痛」の割合が25%以上だったのは18カ国で、ブルガリアが45%と最も高かく、ネパールは31%、アフガニスタンは30%、カンボジアは26%だったそうです。

このあたりはなんとなく想像がつきますね。

 
この調査で日本は「苦痛」の割合が10%、タイはブラジルやカナダ、アラブ首長国連邦と並びわずか1%でした。
 
日本はタイに比べれば、生活水準も高く、犯罪も少なく、富裕層と貧困層の差も小さく、言論の自由も保証されており、社会保障も比べ物になりません。
 
でも、そこに生活している国民の意識はなぜか逆転しています。
 
僕がタイに憧れる気持ちと、これらの調査から漂う時代の空気とは関係があるのでしょうか。
僕は気になって仕方ありません。
 
僕たち日本人はタイ人の思考・生活に見習うべきところがあるように思えるのです。
そのために、もっとタイのことが知りタイと思っているのです。
 
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