こんにちは!幽霊大好き@kun_maaです。
あなたは占いを信じますか?
心霊写真や幽霊を見たことは?
僕は占いは信じてないけど、心霊写真や幽霊、憑依体験は実際に経験があるので密かに信じています。
そんな僕が今回読んだのは「超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか」です。
超常現象に懐疑的だった著者は、超常現象の真偽を調べることは時間の無駄だとし、それよりも人がなぜこうした不思議な体験をするのか、その心理的な理由が知りたいと考えて20年にわたる研究結果をまとめたのが本書です。
占い、幽体離脱、念力、霊媒師、幽霊に予知夢やマインドコントロールに至るまで、様々な超常現象を具体的に取り上げ、多くの科学的研究を通してこれらの実態に迫っていきます。
例えば「1章 占い師のバケの皮をはぐ」では、コールドリーディングをはじめとする占い師が使うテクニックの数々が解説され、それらが組み合わされたときの驚異的な効果を明らかにします。
また、「第2章 幽体離脱の真実」では脳は「自分が存在している場所をどのように認識しているのか」「自分の身体をどうして自分の身体と感じるのか」といった興味深い問題が幽体離脱と絡めて解き明かされていきます。
このように超常現象を調べていくと全ては人間の脳や認知の偏り、心理的作用の問題であることがわかっていくのです。
僕自身は、科学的に存在を証明できる超常現象がないという結果にはなんとなくさびしさを感じてしまったのですが、著者はそれに対しても素敵な答えを本書の中で提示してくれています。
全体を通してにユーモアたっぷりに書かれており、また読者が自分で色々と試すコーナーも工夫されていて、愉快な本になっています。
超常現象懐疑主義の立場で書かれていますが、著者の超常現象に対する愛着も感じられ、この種の本の中では、読みやすく最後まで飽きさせません。
お薦めの一冊です。
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[ま]じじいリテラシーと自分が変わることについて @kun_maa