[ま]神田でおでんとクラフトビールの美味しい組合せ KARAKURI - Craft Beer & Oden & Sake - @kun_maa
先週の土曜日、神田に美味しいビールを飲みに行きました。
お店は 2018年6月17日にオープンしたばかりの「KARAKURI - Craft Beer & Oden & Sake -」(麦酒とおでんと酒 からくり。)で今回初めてお邪魔します。
場所は神田駅北口から徒歩2〜3分くらい。
僕は丸の内線淡路町駅から行きましたけど淡路町からも近いです。
A1出口から徒歩5〜6分だから手頃でしょ。
お店が近づいてきたら目印はこの看板。
お店は地下にあります。
いたってシンプルな階段をとことこ降りると...
右手にすぐお店があります。
店名のロゴと歯車いっぱいなギミック感にあふれる看板が男心をくすぐりますね。
暖簾からはおでんでんでんでんって感じが伝わってくるし日本酒だなあという雰囲気を醸し出しつつかっこいい。
土曜の午後4時頃にお店に到着。
カウンター席はほぼ満席でしたがなんとか滑り込めました。
タップハンドルかっこいい。見てるだけでワクワクします。
頭上できらめくグラスも素敵だ。
まずはオープン記念ビールをパイント(473ml)でぐびぐび。
スタイルはケルシュでデビルクラフトのホッピーなやつです。
スタンダードな美味しさ。とても飲みやすいし最初の1杯に最適。
店内にはカウンター席以外にも2か所に分かれてテーブル席が複数あります。
下の写真の他にもう一ヶ所ね。
2杯目は Fremont の Trial By Haze IPA を同じくパイントで。
流行りの New England スタイルの IPA です。
お店の雰囲気は和やかでとてもいい感じです。
初めてなのに疎外感を感じません。
自然に会話にも入っていけるようなところもとても居心地がよくて好きです。
きっとお店を切り盛りしている二人のお人柄なのでしょう。
つまみはミックスナッツや枝豆、ポテサラなど軽くつまめるスタンダードなものからあん肝ポン酢やなめろうなどの日本酒に合うだろうなあというものまでいろいろ。
まあ僕は最初からおでん食べる気満々だったのです。
隣の席の人からも「おでん美味しいですよ」って勧められたのでそりゃもうすぐに注文しちゃうよね。
このおでんが本当に美味しい。
出汁がしみしみでたまらんのはもちろんのこと玉子の黄身がトロトロなのがすんごくお気に入り。
ビールとの組合せもとてもいいです。
こんな美味しいおでんがあったらビールもお代わりしちゃうよねー♪
ってことで3杯目は日本のビールに戻って Repubrew の Summer Madness Tropic IPA をレギュラーサイズ(320ml)で。
珍しく小さいサイズにしたのはこのグラスもかっこいいなあと思ったから。
4杯目は Modern Times の Ordervill IPA をもちろんパイントで。
人気のにごにごなやつです。
Trial By Haze IPA や Summer Madness Tropic IPA の後に飲んだらなんとなく物足りなく感じてしまったのだけど。
まったりとお店の空気に和みながらビールとおでんを味わっているとまるで前からここに通っていたような不思議な居心地の良さが加速していくような気がします。
おでんも追加して。我慢できずにトロトロ玉子をもう1個。
もうすでにけっこういい感じに酔ってます。
5杯目はもう一度 Trial By Haze IPA を。
もちろん大きいサイズ。
あまりの居心地のよさにこのまま沈没しそうになりましたが久しぶりの神田ということで少し他のお店ものぞいてみようと思いまして。
この後はどこへ?っていう会話からびあマ神田店に寄ってビール飲んでからお土産ビールを買って帰るっていう人が多いみたいですよって山本さんに教えてもらったのでそうしてみようかと席を立ちました。
Suicaが使えると聞いていたので支払いはSuicaで。ピッ!とか鳴らないけどちゃんと支払えてました。
日本酒も美味しそうなのたくさん揃ってたのでそちらにも興味津々。
これはもうリピート確実。いいお店ですからくり。
恋するクラフトビール 知識ゼロから好みの一杯に出会える (enterbrain)
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[ま]メガガンジャ夏の風物詩「メガ冷やし中華」を食べる幸せ @kun_maa
こう暑くちゃいろいろ捗りません。
もちろん仕事なんて暑さのせいで手がつけられる気がしません←いつも
全部暑さのせいだ!ってことで冷やし中華を食べましょう。
それもメガなやつじゃなきゃ収まりつきませんでしょこの暑さだもの。
そんなわけでメガガンジャ。冷やし中華とっくにはじまってました。
今回のトッピングはヤサイ、アブラ、魚粉、粉チーズ、マヨネーズをマシ。
無料トッピングの一覧にはないけど言えば入れてくれるショウガを追加。
そしてニンニクとトマト抜き。
暑さに耐えるスタミナ補充のためにはニンニク大切なんだけど仕事もあるしなんていうか遠慮?口臭マナー?
代わりにさっぱりショウガでボディを冷却。
さあどどーんときましたよ言われなきゃ冷やし中華に見えないメガな冷やし中華が。
高度3000メートルからの空撮です嘘です。
粉チーズとアブラがまるで雪のようです。
そびえ立つメガ冷やしマウンテン。大げさか。
ほぼ1年ぶりの再会に滂沱と落ちるうれし涙。大げさか。
特製ドレッシングがぶわさっとかかったヤサイ部分をひたすら喰らい続けます。
シャキシャキ千切り大根中心のヤサイ山を攻略していくのはとてもヘルシー美味しいのです。ほぼほぼ草食動物気分にひたれます。
もちろん肉だって忘れちゃいけません。豚肉の冷しゃぶをむしゃむしゃ。
昨年メガ冷やし中華を食べた時のブログを読み返したらここにアブリチャーシューを追加してたね。
肉と野菜のバランスはとれてたけどちょっとサイズ感で頭おかしい。
ヤサイ山を食い崩して麺の姿が見えたらすかさず引きずり出したりひっくり返したり。
ムチムチゴワゴワの極太麺との再会に涕泣し(ry
なんか昨年よりもゴワゴワしてる気がしたのは気のせいかな。こりゃ美味しい。
すごくゴワゴワしているからつるつるっとすする体ではいけないけれどその無骨な食感こそまた愛しくて愛しくて。
もうなに言ってるかわかんないけど多幸感。
食べ進めて満腹感が出てきたときこそショウガがすっごくいい仕事します。
なんかさっぱりしてリセットされる感あります。
それはちょっと言い過ぎだけどショウガは入れといたほうがいいです。
途中経過はこんな感じとお知らせ写真の絵面がちょっとアレ。すいませんすいません。
今年もメガ冷やし中華を堪能する大いなる幸せに包まれながらラストスパート。
ムチムチゴワゴワシャキシャキ。
最後にドレッシング&タレ的な水分が残りましたが高血圧なので飲まないよねやっぱり。
それでも大満腹でごちそうさまでした!
しかしアブリも追加しないし汁完しないし歳はとりたくないものだな...
[ま]おむにでぽろぽろオムニポロ OMNIPOLLO に酔う @kun_maa
もう2週間ほど前になりますが西川口のビアバー「Cariage」でスウェーデンのオムニポロ(OMNIPOLLO)のビールが一挙に5種類開栓となるイベントがありましてオムニポロ好きとしては見逃せないよねってことで行ってきました西川口ヘ。
その日は平日だったんだけど仕事を休んで髪の切りに行ったりしたので早い時間からお店に到着。
早くオムニポロ飲みたくて仕事をサボったわけではないのだよ表向きは。
あまりに早く飲む体制を整えちゃったから17:00オープンの Cariage に行く前に15:00からやっている Primordial で3杯飲んでから行ったなんて中毒者みたいで挙動不審。
オムニポロってなにそれ知らなーい!という人もいるかな。
2011年に設立されたスウェーデンのブルワリーで昨年夏から日本に本格上陸。
ユニークでとても美味しいビールはもちろんロゴやボトルラベルの秀逸なデザインでも人気のブルワリーなのです。
きっと一度飲むと好きになる。
僕はイベントって聞くとなんとなく落ち着かない感じがしてしまってどこのお店でもほとんど参加してないのですがたまにはいいよね。
この日はオムニポロの樽が5種類同時開栓と合わせてバーガー祭りってことで美味しい手作りバーガーと一緒にビールが楽しめちゃうんだからなんていうかお得感。
まずは代表的なペールエールの Mazarin(マザラン)を。
イベントに合わせてオムニポロのロゴを頭に刈り込んだふっしーさんさすがです。
そしてお次はオムニのハウスIPAである Zodiak(ゾディアック)を味わいます。
最初に飲んだ Mazarin の方が風味が立っていてこちらの方が印象が弱い感じがしましたが美味しいのは美味しい。
バーガーは悩んだ結果チーズバーガーを食べたんだけど思ったよりも美味しいかったから(失礼!)ダブルチーズにすればよかったなあ。
写真はピンボケすまぬ。
そして3杯目は大好きな Imperial IPA で Nebuchadnezzar(ネブカドネザル)を。
いやー何回飲んでも美味しいよね。
ガツンとくるけど美味しい。美味しいけどガツンとくる。
4杯目は Imperial Stout の Brush を。
オムニのスタウト系はほんとどれも美味しくてハズレなし。
これもすごく美味しかった。
いつものように1人で飲みに行ったのだけどお久しぶりーな方や最近よくお見かけしますね的な方にも会えたりしていろいろ話ができて楽しかったな。
おかげで飲み過ぎてしまった。
記憶も曖昧でまったくもうバカな酔っ払いになってしまってゴメンなさい。
ビールの味わいも最早「美味しい」しかわからない←酔ってなくても同じ
そして Brush が僕にとどめを刺しました。
さすがアルコール度数12%です。
それを2パイントも飲んでしまって贅沢だけど酔い過ぎないわけがない。
それでも写真をちゃんと残している自分を褒めてあげたい。
飲んでいる時の写真は僕の外部記憶装置。
お店を出るときもそばにいた人たちに心配してもらったような記憶がありますが千鳥足でも転ばずに。
階段だってコケることなく無事に通過し居眠りしてしまった電車でも降りる駅ではぱちっと目が覚め大事に至らず。
まあ翌日の午前中は軽い二日酔いと酒疲れで1人反省会でしたけどね。
オムニポロのビールが美味しすぎて飲みながらいろいろ思い出したり嫌な記憶を封印したり。
ぽろぽろ泣いたりはしていません。泣き上戸じゃないんでね。
オムニポロ飲みにストックホルムに行きたい。
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[ま]現実と虚構の狭間で記憶が嘘をつく @kun_maa
その日僕は友人と一緒に屋上に閉じ込められた。
当時住んでいた団地の向かいにある雑居ビルの屋上だった。
なぜそこに行き着いたのか記憶はない。
あれは幼稚園の頃だからたぶんいつもの探検ごっこの延長だったのではないだろうか。
屋上に続く狭くて薄暗いコンクリの階段と出入口が引き戸でクレセント錠だったことを覚えている。
鍵を開けて屋上に忍び込み僕らは暫しちっぽけな冒険心を満足させた。
ところが戻ろうとして扉に手をかけても動かないことに気がついた。なぜかクレセント錠が下りて鍵がかかっていたのだ。
何が起こったのか飲み込むのに時間がかかった。
なぜ他に誰もいない屋上でそんなことになったのかは今でもわからないのだけれど。
その日僕は両親とどこかへ出かける約束をしていてあまりのんびりとはしていられなかったのでとても焦った。
そのビルの屋上に勝手に行ってはいけないという禁を破った自分たちのささやかな冒険が露見することへの恐れと約束の時間までに帰宅できないことで親に心配をかけるという申し訳なさとが同時に押し寄せた。
少し遅れてもしかしたらこのままここから出られないのではないか、もう二度と親に会えないのではないかという恐怖心に襲われたのは扉をガタガタと揺すったり叩いたりしても何の変化もないとわかったときだった。
急に心細くなった僕らは泣きながら扉を叩き続けたがもちろん扉が開くことも泣き声に誰かが気づいてくれることもなかった。
しばらくしてあきらめと疲労からその場に座り込みじりじりと容赦なく照りつける夏の日差しに焼かれながら僕はこのまま死んじゃうのかも...って思ったのを覚えている。
横で同じように座り込んでいる友人の表情は固まりぐったりとしていた。
ふとダメ元でもう一度と手を伸ばして扉を動かしてみると横にスッと動いた。
驚いてクレセント錠を見るとなぜか解錠されていたんだ。
薄暗い階段を転がるように夢中で駆け下りて僕らはそれぞれの家へ逃げ帰った。
あの日なぜこんなことになったのか僕にはずっとわからなかったし助かった理由もわからないまま。
ただ世の中にはこういう不思議なこともあるのかなともやもやとした気持ちを心の片隅に残したまま僕は大人になった。
先日両親と酒を飲んだときに母から僕が幼稚園に上がるまで住んでいた町に久しぶり行ったのだという話を聞いた。
僕は覚えていないのだけれど昔とは随分町の景色も変わってしまったようだった。
懐かしそうに語るその町の話の中である出来事を僕に話してくれた。
まだ幼稚園に上がる前だから3歳くらいの頃。
父方の祖父母が上京してくるので両親と一緒に東京駅に迎えに行くという日、そろそろ家を出なければ迎えの時間に遅れてしまうというのに僕は帰ってこなかった。
家の前で一緒に遊んでいたはずの年上の男の子と2人でさっきまで声がしていたのにいつの間にかいなくなってしまったらしい。
両親とその男の子の母親とで近所を手分けして探し回っても見つからなかったそうだ。
当時住んでいた町には戦時中の旧陸軍の古い施設がまだ残っていてもしかしたらそこに入り込んでしまったのかもしれないと思った父が施設内を探しまわり地下の部屋に閉じ込められて泣きじゃくっている僕らを見つけたのだという。
そんなこと全然覚えてないなと僕は両親に言った。
でも何かが引っかかった。
この変な感じはなんだろうと不思議に思った瞬間に頭の中でいろんなことがつながってまるで厚い壁が崩れて中に隠されていたものが露わになったような驚きと不安な気持ちに包まれた。
冒頭に書いたビルの屋上に閉じ込められた僕の記憶の中で時々自分ではない第三者的な視点から風景が見えていたことや前後の記憶のあやふやさや屋上への出入口が引き戸でクレセント錠だったことなどの不自然さが今聞いたばかりの話の状況と結びついた。
もっと幼い頃に屋上ではなく地下室に閉じ込められたというのが事実だった。
どうやらずっと僕の心の片隅でもやもやと燻っていた記憶は僕自身が創り出した虚構だったようだ。
どうして事実と虚構の間で記憶の捏造が行われたのかその理由はわからない。
実際の出来事を封印したいという逃避の気持ちが機能していたのだろうか。
それとも小さい頃に両親から同じ話を何回も聞かされているうちに架空の物語を妄想してしまっただけなのか。
自分では確実な記憶だと思っていることに突然あっさりと裏切られたりするからさ。
僕と同じようにもやもやとする記憶が心の片隅に残っている人は一度その記憶を疑ってみるのもいいかもしれない。
その結果パンドラの箱が開かれても責任は負えないけどね←無責任
そんなことを言っている僕も、実はこの虚構の記憶にまだ引っかかるところがあってそれをうまく言語化できないでもやっとしているのだけどその一方でもう深掘りするのはやめとけって警告音が奥底でなっているような気がして足が竦んでいるんだ。
脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議
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[ま]井の中の蛙大海を知らず @kun_maa
まだ小学校に上がる前の小さな子供の頃、僕にとって海とは夏に帰省する父親の田舎の海だった。
遠州灘に面した小さな集落から歩いていけるその浜辺には海水浴をする人もなくただただ広い砂浜と波の荒い大きな海だけが広がっていた。
その頃の僕は泳ぎを知らなかったしその海は潮の流れが速くて大人でも容易に流されてしまう怖い場所なのだと散々言い聞かされていた。
そんなわけであの海で泳いだ記憶は全くない上に海ってのは怖いのだという記憶の刷り込み効果で未だに海は危険って無意識に思っているから三つ子の魂百まで。
それでも幼い頃の記憶として鮮明に残っているのは草いきれに包まれた田舎道を抜けて防砂林の松林が夏の日差しに焼ける匂いを嗅ぎながらふうふうと登りきった砂丘の先に広がる海のきらめきと潮の香りでそれは今でも時々夢に出てくるほどだ。
海とはそういうものだと思っていた。
子供の頃の夏のある日両親が喧嘩をしていた。
何が原因だったのか何故そんなに激しく言い合いをしていたのか僕にはわからなかったけれどその喧嘩の後僕は父に連れられて初めて電車に乗って海に行った。
父と2人きりで遠出をしたのも初めてだった。
道中の記憶はほぼない。「おだきゅーせん」に乗った記憶がうっすらとあるだけだ。
現地に着いて父が海だと指差す方向には人だらけの砂浜とうねりのほとんどない水面に浮かぶ人の頭しか見えなかった。松林の匂いもなかった。
全体がまるで描き割りのように見えてこんなの海じゃないと思った。これは偽物の海だという思いしかなくその後どのように過ごしたのかも覚えていない。
ただただ両親の喧嘩と偽物の海だけが心に焼き付いた。
あれが本物の海で行き先は江ノ島だったのだとだいぶ後になって父から聞いた。
そんな海なんて知らなくてもよかった。幼い記憶の中にある田舎の怖い海だけでよかったのにと割と本気で思った。
あの田舎の海を未だに夢に見るように発熱すると偽物の海で息苦しさといいようのない不安に包まれるという夢を見てうなされることがある。
両親の喧嘩の理由は今でもわからない。
[ま]仕事は憂鬱になる前に刻んで手をつけるとか @kun_maa
仕事が滞って気が重く憂鬱になることがある。
朝目覚めた時にああ仕事行きたくねえなってぼんやりと思ってしまう。
そんな時には滞っている仕事の質も量もちょっと自分には荷が重いなあとか感じている。
でも本当にそうなのだろうか。
気鬱だなあとぼんやり感じている仕事に意識を集中してみる。
その仕事の本質部分はどこかと考えてみる。
そうやってその仕事の目的を達成するために必要な作業という事実だけにフォーカスしてみるとなんでこんな仕事に憂鬱を感じていたのかと不思議になったりする。
もしそう思えなかったら試しにすぐに取り掛かりやすい単位まで必要な作業自体を分解してみるといい。
そこでよく考えると自分が抱いていた仕事の憂鬱さの大半は仕事そのものというよりも自分自身の脳が作り出しているのではないかということに思い至る。
憂鬱だなあと思っているその仕事は実体に感情や想像が絡み付いて実物よりも肥大しているのだ。
最初はちょっとした「めんどくさい」だったり「興味がない」「つまらない」だったりという感情で仕事にすぐに取り掛からないところからはじまる。
一度後回しにするとそこにさらに「こんなことしたところで...」とか「今更もう...」「もう少し考えてから...」とか負の感情や根拠のない後回しにする言い訳がどんどん積み重なってさらにスタートする気持ちのハードルが高くなってしまう。
すぐに取りかかれば簡単にできたはずのことがとても難しいことのように思えて気鬱になるのだ。
実体は大したことないのに自分が生み出している感情や妄想や予想が幾層にも積み重なって仕事の虚像が出来上がりいつの間にか心に重くのしかかるようになってしまう。
これを防ぐためには感情や妄想まみれになって仕事の実体が膨らみ歪んでしまう前にすぐに手をつけるしかないのだけどそのために有効なのは仕事の目的を達成するのに必要な作業を可能な限り把握してそれをできるだけ小さく刻みタスク管理をすることでありそれを習慣化することに尽きるのではないだろうか。
これについてはさらっと言うほど簡単ではないってことは自分自身過去に何度も失敗してきたし現在もそんな習慣が身についていないのでよくわかる。
タスク管理やその習慣化なんてことはネット検索すれば嫌ってほど出てくるから色々試してみるといいと思う。
仕事をする上でさらに厄介なのは中には感情や妄想のせいで難しく思えるものだけじゃなくて実体が本当に無理ゲーなやつが含まれていることだったりしてそれに気づかずに玉砕するってことも往々にしてあるので困ったもんだなとか思うのだけどもそれはまた別のお話。
ちょろい仕事は自分で勝手に肥大させてその虚像に慄き落ち込んで憂鬱になる前にさっさと片付けよう。
そして本当にしんどい仕事に自分の持てるリソースを注ぎ込むようにしないとすぐに疲れ果ててどこへも進めなくなるからさ。
これって仕事だけに限ったことじゃなくて生活や人づきあいも同じ同じ。