[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]高田馬場のミャンマー・シャン料理店「ノング・インレイ」で虫料理三昧(途中から閲覧注意) @kun_maa

高田馬場駅早稲田口の改札目の前にあるミャンマー・シャン民族料理のお店「ノング・インレイ」を再訪しました。

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このお店、ミャンマー料理のお店なのですが中心はシャン民族の料理。

シャン民族の料理ってあまりイメージがわかないかもしれませんが、豆腐や納豆などの大豆製品や高菜などを使った料理が日本人の口にもよく合いとてもおすすめです。

他にもミャンマー料理はタイ料理やインド料理に似たものが多く、全般的に日本人には食べやすいんじゃないかなって思いますが、タイ料理もインド料理も好きな僕基準なので万民に好かれるという自信はありません。

 

ミャンマー・シャン料理は珍しいしとても美味しいのですが、僕がこの店を訪れるのはやっぱり虫料理が美味しく食べられるから。

ただ、この虫料理に関しては常に材料があるわけではないので運次第ってところがあります。その日に材料が入荷していれば食べられるって感じ。

虫はミャンマーからボイルしたものを冷凍で取り寄せているそうです。

 

前回の訪問時には虫料理は竹虫と呼ばれるタケツトガの幼虫しかなくて、虫ではありませんがカエル料理を食べて、他のノーマルなミャンマー・シャン料理を満喫しました。 

kun-maa.hateblo.jp

 

今回ももちろん美味しいシャン料理を堪能しましたが、本日のおすすめにあるようにコオロギやアリがありました。また、貼り紙には書いてありませんがセミの幼虫とカイコのさなぎもあったので虫料理三昧の予感。後半でレポートします。

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まずはミャンマービール。

久しぶりに飲んだけど苦味が少なくて甘みを感じるビールです。

不味くはないけどこんな感じだったかな?最近は香りや味に特徴のあるクラフトビールを飲むことが多いからちょっと物足りない感じも...

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飲み物は最初の一杯だけはミャンマービールで、後はミャンマー産のそば焼酎を水割りでいただきます。

前回はお店のお姉さんおすすめの「みんがらーば」という銘柄のアルコール度数35度のスペシャル版でしたが、今回は25度のノーマルタイプ。

香りもクセもなく飲みやすいのですが、前回のスペシャル版の方が美味しかったな。

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おすすめにあった「シャン納豆もち米せんべい」が食べたかったのですがなぜか品切れということなので、他にシャン納豆が味わえる料理ってどれ?って教えてもらったのがこちらの「コンニャクのシャン風和え物」。

シャン納豆が入っているというのですが、いわゆる納豆臭さは全く感じず、さっぱりとしたタイ料理っぽい感じの和え物。納豆は旨み成分を出すための調味料的な使われ方をしているのかもしれません。ピリ辛でとても美味しいです。

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ちなみにシャン族の作る納豆についてはこちらの本が参考になるでしょう。 

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

 

 

こちらは「シャン風高菜漬け炒め(豚肉)」。

メニューには辛さを示す唐辛子マークが付いてなかったのですが、けっこう唐辛子が入っていて辛旨です。シャン族の高菜漬けって日本と同じような味がします。

そういえばタイで食べる高菜も同じようなもんだな。

これは酒のつまみとしてもいいのですが、どちらかというとご飯が欲しくなりました。

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サティと呼ばれるマトンの串焼きです。メニューには「1本150円で4本からの注文になります」と書いてあるので人数分(6本)注文しようとしたら、6本はダメって言われちゃいました。

どうやらメニューの意味は4本で1セットということで、それは崩せないみたいです。意外と融通が利きません。

それなら1皿600円って書いてあるんだから1本150円っていう説明いらないよね。

このサティはマトンの匂いが程よく鼻に抜けて、ちょっとイスラム教国の街角にいるような味わいが楽しめます。肉も柔らかくて美味しい。

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次の3品はいずれも前回も注文したもの。

上から「お茶葉のサラダ」「ナンピャー(辛くない汁なし幅広麺)」「タンドリーチキン風ご飯」です。

お茶葉のサラダは、前回あまり気にならなかったのですが僕の大嫌いなトマトの匂いがかなりしていまして、今回これだけはパス。残りの2品はとっても美味しかったです。

虫は食えるのにトマトは食えないってやっぱり変ですか...

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そしてデザートは「シュガープラタ」というもっちりとしたクレープに砂糖をつけて食べるシンプルだけどやさしい甘さのもの。白い粉は砂糖です。

マレーシアやタイの街角の屋台で見かける「ロティ」というクレープ菓子に似ていますね。ロティはコンデンスミルクで激甘にしますが、このシュガープラタはそんなことはありません。

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さあ、ここまでのノーマルなミャンマー・シャン料理でもうかなりお腹いっぱいな感じですが、これでは飽き足らない方はこの先へ。嫌だなあって方はここでそっと閉じて。

 

それでは虫料理の世界に誘いましょう。(´-`).。oO(そんな大げさなものではないな...)

<緩衝地帯>

<緩衝地帯> 

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まずは今回の同行者の方々が持ってきてくれた持ち込みの虫料理(事前にお店の方には持ち込み許可を取っています)。

日本の虫ですね。

イナゴの佃煮。甘辛で美味しい。佃煮にしちゃえば虫とかほぼ関係ない感じ。

シャン族の人にも食べてもらったけど「甘い」って言われました。

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大量のイナゴの大惨事。イナゴには悪いけど美味しいよ、君たち♡

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こちらも日本製。蜂の子の甘露煮(?)。甘くて美味しい。

時々成虫になりかけの虫の目玉と目が合うことがあるのですが、それ以外はお米の甘いやつって言ってもわからない感じ。虫っぽさで言えば初心者向きかな。

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ここからはお店で注文した虫料理。まずはコオロギです。

カリッと油で揚げられた虫は甲殻類系の味わいがあります。

しっかりと揚げられていてブニブニしてないのがいいところですね。少し土臭いような気もしますがそれほど気にならないかな。美味しいです。

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箸でつまんだコオロギくん。見た目さえクリアできればそこには美味しさと高タンパクな虫料理の世界が広がっています。

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これはアリですね。羽アリでみんなお腹が大きめです。

これもサクッと揚がっているので食感は抵抗なし。少し酸味を感じるのと香草のような香りがありました。もちろん美味しいです。

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これはセミの幼虫。

何年も土の中でじっと大人になるのを待っていたのに僕らに食われてごめんね。

カリッと揚がっていますが胴体部分は少しチーズっぽい感じの芳醇な風味があります。個人的にはけっこう好きかも。

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時計回りに上からイナゴ、コオロギ、セミ、アリ。真ん中は蜂の子。みんなそれぞれ違った風味があってどれも美味しい。

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これは前回も食べた竹虫。サックサクでかっぱえびせんみたい。

酒のつまみには一番いいかも。

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そして最後がカイコのさなぎ。タイの街角でよく見かけるのと同じ大きさ同じ味。

匂いは釣り餌のさなぎ粉。これはそんなにすごく美味しいというわけでもないけど、そこそこ美味しい。やっぱり味付けと揚げ方が重要なポイントだと思います。

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このスナック菓子もカイコのさなぎがあって同じような味でした。 

kun-maa.hateblo.jp

 

虫料理って、たぶんひとりだとなかなか食べようかなって気にならないと思うんですよね。虫以外にも美味しいものはたくさんあるし。

でも何人かの気の合う仲間と「よし、今日は虫を喰うぞ!」って決めていくとけっこう抵抗なく、しかも美味しく食べられちゃうんで、そういう意味ではおすすめです。

 

このノング・インレイは店員さんもみんなフレンドリーだし、料理は美味しいし、値段も手頃な感じなので虫料理はもちろん、虫抜きで普通にシャン料理を楽しみたいって人にもいいんじゃないかなって思います。

 

今回は虫料理をかなり堪能しました。ほんと虫料理三昧。なんか元気になった気がするぞ。どこが?

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