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[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。                     

[ま]シンプルに考える(森川 亮)/仕事の本質とはシンプルかつ厳しいものなのかもしれない @kun_maa

あのLINEの元CEO森川さんの初著作なんだな。

「あのLINE」とか、さもユーザーっぽく書いたけど友達がほとんどいないからLINE使ってないんだ。ごめんね、見栄はっちゃった。 

シンプルに考える

シンプルに考える

 

そんな僕の友達いない情報はどうでもいいんだ。

この本に書かれている彼の仕事に対する考え方は、タイトルの通りとてもシンプルだが、それだけに厳しい。それは以下の引用文に端的に表れている。

ビジネスの本質は「ユーザーが本当に求めているものを提供し続けること」。それ以外にはないのです。

そのためにはどうすればいいか?これもシンプルです。

ユーザーのニーズに応える情熱と能力をもつ社員だけを集める。そして、彼らが、何ものにも縛られることなく、その能力を最大限に発揮できる環境をつくり出す。これ以外にありません。

 

そしてLINE株式会社の社長に就任したときには次のように心に決めたそうだ。

「年齢、職歴、役職に関係なく、ユーザーのニーズに応える情熱と能力がある人間が主導権をとる。そして、クオリティの高いプロダクトを、どこよりも早く出す。ルールはこれだけだ」 

 

何よりも「ユーザーのニーズに応える」という本質を重要視し、そこに全力を集中させる。その本質を取り違えて、ユーザーの方を向かなくなった社員も、ユーザーのニーズに応えるという実力や情熱を持たない社員も必要ないということだ。

実際に、そのような多くの社員がLINEを去ったとも本書には書かれていた。

 

著者が試行錯誤を繰り返しながら、ユーザー視点という「本質」を追求した結果が次のような方針に表れている。一見すると「え?」って意外な感じがするのだが、どれもユーザーのニーズに応えるということと、そのために必要なプロ意識から生まれている方針だ。

「戦わない」

「ビジョンはいらない」

「計画はいらない」

「情報共有はしない」

「偉い人はいらない」

「モチベーションは上げない」

「成功は捨て続ける」

「差別化は狙わない」

イノベーションは目指さない」

「経営は管理ではない」

これらの方針から浮き上がってくるのは、成功したと自己満足に終わるのではなく、常にユーザーのことを最優先に考え続けることができる情熱と、それをプロダクトとして可能にするスピード感と実力が求められる世界である。

モチベーションは会社に上げてもらうものではなく、自分でやる気を出すのがプロとして当たり前であり、研修なんてものに期待するのではなく、自分から必要な実力を身につけるのが当然でもある。

会社は何のためにあるか?僕の答えはシンプルです。世の中に価値を提供するためにある。これがすべてです。 

世の中に価値を提供し続けるために障害となる会社のシステムも、役に立たない社員も不要なものはすべて削ぎ落とすというのが著者の軸となる部分と言ってもいい。

 

本書の語り口はとても物腰柔らかで、その主張はシンプルでとてもわかり易いが、内容は文章とは裏腹にかなり厳しいのである。

 

僕と著者とは業界も立場も全く異なるので、彼のとってきた手法をそのまま自分の仕事に取り入れるというわけにはいかない。

単純にマネをしようとしたら、たぶん僕ごときは無視されるか、あっという間につま弾きにあって叩き潰されておしまいだろう。

 

そもそも、マネできる実力もない。

この本を読んで、僕の仕事に対する考え方は全然甘いなって思った。

 

それでも根底にある「やりたいことを追求する」、だけど自分本位ではなく「人々を喜ばせるために努力する」という著者のシンプルな原則を、可能な限り見習って自分のやり方で実現してみたい。

 

そんな気持ちにさせられる本であり、仕事の本質とは何か、プロ意識とは何かってことを自分なりに考えるきっかけとなる一冊である。 

シンプルに考える

シンプルに考える

 
シンプルに考える

シンプルに考える

 
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