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[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。                     

[ま]映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」/絶叫と意味不明な行動と石原さとみの無駄使い @kun_maa

挿入曲の件で先日少しだけ書きましたが、実写版の映画「進撃の巨人」の後編「エンド オブ ザ ワールド」を観てきました。 

kun-maa.hateblo.jp

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前作に引き続き、原作とは異なる世界観を描き出しているという点では「もうひとつの進撃の巨人」というパラレルワールド的な楽しみ方ができる点を評価したいと思います。

前編をけっこう楽しく観ることができたので、後編もかなり楽しみにしていたのですが、残念なことに今回は前編で感じたような好意的な見方はできませんでした。

だって、原作との比較云々じゃなくてひとつの作品としてイマイチなんだもん。 

kun-maa.hateblo.jp

 

それがなぜなのか僕が感じた理由をいくつか挙げてみます。

<前・後編の2つに分ける必要はなかったのではないか>

公式発表では前編が98分、後編が87分とのこと。

無駄なシーンをそぎ落とせば2つに分けることなく1本でいけたんじゃないかと思うし、その方が前編での巨人たちの捕食シーンや、立体機動装置で巨人相手にビュンビュン飛び回るシーン、逃げ惑う人々や壁の中のディストピア感などで、後半のそれらがほとんどないつまらなさを補えたんじゃないかと思うんです。

前・後編に分けることで、作品としてのつながりが薄れてしまったし、前編でおもしろさを生み出していた要素がほとんどなくなり映像的に地味な展開になってしまった後編に、観るべきところはほとんどなかったように感じました。

とにかく後編は前編に比べて迫力不足っていうか、前編で手の内全部出しちゃった感がありありで、そんなところからも分けなかった方が...って思うんですよね。

そりゃ、前・後編に分ければ興行的には2倍の料金が入ってくるからなあ。

なんかそのためだけに無理やり2つに分けたような気がしてとても残念です。

<叫べばいいってもんじゃない>

作品の性質上、場面によって絶叫があがるのはある程度はしょうがないし、演出上も必要なのかもしれません。特に前編のようにパニックシーンがある場合はね。

でも今回の作品はそうではなくて、不必要に絶叫シーンが多くて耳障りでした。

まるで台詞で表現できない拙さや中身の無さをごまかす手段として使われているかのように、エレンもミカサもアルミンもサンナギも、シキシマさえも叫び倒します。そしてもちろんハンジ役の石原さとみも。

石原さとみのブチ切れた演技が僕の楽しみのひとつではあったのですが、今回はロクな台詞もなく、ほぼ叫んでいるだけです。

ストーリー的にこの役って必要だったのかな?さらに言えば、石原さとみである必要があったのかな?って疑問までわいてくる始末。

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<登場人物の行動が意味不明でついていけない>

挙げていくとキリがなくなる可能性があるので2つだけ。

①巨人化したエレンを吊るし上げた挙句、他の兵士たちの前で銃殺刑にしようとするクバル(國村隼)の行動が全く理解できません。巨人の秘密を隠し通したいはずなのにわざわざそれをバラすようなことをしなくても、内地送りにして秘密裏に抹殺すればいいだけのこと。原作を取り入れながらも無理やり機密保持法とか持ち出そうとするから矛盾しちゃうんだよなあとか思ったりして。

②シキシマは現政権に対してクーデターを起こすことを企み、壁を塞ぐどころか、さらに無事な壁まで壊して巨人を引き入れようとしていて、それに同意しないエレンのことを殺そうとするほどだったのに、なぜ最後はエレンを助けて壁まで塞いじゃったのか。行動に一貫性が無さ過ぎてついていけません。

<謎が多すぎてスッキリしない>

これは僕の観る力が足りないせいなのかもしれませんが、設定上の謎が多すぎて回収されていないからいろいろモヤモヤとするんですよ。どうせ2つに分けるなら、もっと丁寧に作って時間を有効に使ってくれればいいのに。

  • なんでシキシマは巨人と現政権の秘密を知っていたのか。そして、秘密の部屋(ここで「The End of the World」が流れるのですが)を自由に使えるのはなんで?この部屋の電源とかどうしてるの?シキシマの部下たちって何者?
  • なぜエレンは巨人になっても知性を失わないの?(これは巨人化する他の2人の登場人物にも言えることですが)
  • エレンのお兄さんてやっぱりあの人ってことなの?
  • そもそも兵団の人数って話の壮大さに比べて少なすぎねぇか?
  • シキシマとミカサってデキてたの?
  • ジャンの扱いが雑すぎるよね?
  • 誰が巨人になるかわからない状況が過去にあったとか言っておいて、壁の中の人は巨人にならないってどうしてわかるの?
  • 結局、壁の外には普通に巨人がいるのいないの?
  • あれ?クバル(國村隼)って、もしかしてこの国で一番偉いの? etc.

<エンドロール後のオチは最悪>

ネタバレしちゃうから詳しくは書きませんが、エンドロールが流れても席を立ってはいけません。エンドロールが終わった後にヘンテコなオチが待っています。

あれはないわ〜。ほんとガクッときましたよ。

当然、続編はないわけだから投げっぱなしだし、最悪。

がっかりしたくない人(全部観終わってそういう人がいればだけど...)は、最後まで観ない方がいいのかなあ。

 

前作を絶賛して、後編の予告編も絶賛した僕ですが、気がつくと酷評ばかりが思いつくようでは困ったものです。

酷評はしましたが、巨人対巨人の戦いはまるでウルトラマンなどの特撮物を観ているようでそれなりに楽しかったし、長髪の巨人の造形もよくできているなあと感心もしました。

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ただ、やっぱり後編は「これはいい作品!」って思えないんですよね。

最大のミスは前・後編に分けてしまったことかなあと個人的には思っています。

分けなければ前半の勢いで誤魔化しも効いたかもしれないのにね。

最後になりますが、石原さとみの扱いも勿体なさすぎて泣けました...合掌。 

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