[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。                     

[ま]反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲 今日も嫌がらせ弁当/手間のかかった嫌がらせキャラ弁に笑いと切なさが止まらない @kun_maa

舞台は八丈島。

登場人物はシングルマザーの母親とマイペースで反抗期の高校生の娘である。

口数の少ない娘が時折見せる反抗的な態度にカチンときた母親が、仕返しの意味を込めて嫌がらせ弁当を作り始めたというのがコトのはじまりのようだ。

それにしても、本書の表紙を見てもらうとわかると思うが、こんな感じで「貞子」とか普通に登場するキャラ弁である。確かにこれは嫌がらせ弁当だ。 

今日も嫌がらせ弁当

今日も嫌がらせ弁当

 
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しかし、母親の方は次第にこのお弁当作りが楽しくなってきて、ブログに写真を載せたらこれが大ウケで本書の出版へと繋がっていくことになる。

人生、何が幸いするかわからないものである。

それにしても、毎日毎日これだけ手の込んだお弁当を作るだけでも大変なことだ。ましてや、それが「嫌がらせ」として首尾一貫しているというのはなおさらハードルが高い。

本書の冒頭で著者は次のように書いている。

料理をすることは昔から好きでしたし、細かい作業も嫌いではありません。

なので、お弁当を作ること自体は問題ないのですがやはり毎日「嫌がらせ」というコンセプトを貫きながら違うネタを盛り込んでいくのは大変。それでも、途中からは意地になって作り続けました。

そんな私の心の内を知る由もない娘は、ウザイウザイと呟きながらお弁当を持って登校していましたがまさかこの嫌がらせが高校を卒業するまで続くなんて、夢にも思わなかったでしょう。(P.7)

そうなのだ。この嫌がらせ弁当は高校生活3年間続いたのだ。著者は特段強調してはいないが、これはもちろん娘に対する愛情無くしてはできないことだ。

いやいや並みの愛情では続かない。親と娘の意地の張り合いももちろんあっただろうが、やはりものすごい熱量の愛を感じるのだよなあ。

写真を勝手に貼るといけないと思うので、著者のブログへのリンクを貼らせていただくことにするが、本書にも載っている次のお弁当が個人的にはツボだった。

これってすごいなあって本気で思った。とても真似できないww

涼しくなって・・・の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

キャラ弁か??の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

モーニング…の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

次から次へと…の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

ヴッサァって…の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

雨の日も風の日も二日酔いの日もくじけずに「嫌がらせキャラ弁」を作り続ける母親と、文句を言いながらもそれを毎日学校に持って行き、友達に笑われてもちゃんと食べる娘。

おまけに娘に頼まれれば、文句をいいつつもきっちり送り迎えをしてあげるんだから、これはもうある意味理想の親子像ではないだろうか。

しかし、3年間のお弁当作りもやがて終わりを迎える。

ラスト3日間の「最後の小言」と名付けられた叱咤激励のお弁当には正直グッときた。

カウントダウン 3の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

カウントダウン 2の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

カウントダウン 1の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

そして、なんと最終日のお弁当では表彰状が登場!こりゃたまらん。なんという愛情とセンスなのだろう。しかも超豪華。

卒業弁当の画像 | ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

そして娘に対するこんな言葉がとても素敵だなあと思った。

忙しい日も、飲みすぎて辛い日も作り続けられたのは、普段何もしてあげられなかったあなたへのママなりの愛情。お弁当を通じて、いろんなことを教えてくれたあなたへの感謝の気持ち。お弁当を作り続けた3年間でいろんなことを学んだママだったけど、あなたもこの3年間で成長してたよね。(中略)お弁当だけでなく、あと少しで高校も卒業です。高校を卒業したら学生時代とは違って大変なことや辛いことがいっぱい待っています。でも、そのすべてがあなたにとって大切なことです。たくさんの経験をして、たくさんのことを学んで大きくなってください。本当に辛くて押し潰されそうなときは、ママに言えばいいよ。(P.202〜203)

積み上げた実践の上に成り立っている言葉だからジーンときてしまう。言葉に厚みというか重みというか、要するに「愛」だよ!「愛」を感じる。 

これで終わりかと思ったら、これに対する娘からの意外な言葉が最後に載っていた。

これについては、ぜひ実際に本書で読んでいただきたいと思う。

母親の愛はちゃんと娘に届いていたんだなあ。

嫌がらせ弁当の写真にケラケラ笑いながら、親娘のやりとりにほっこりさせられ、最後には感動が待っているというとてもいい本だった。

こんな愛情に包まれたキャラ弁を食べてみたい。いや、マジで。 

今日も嫌がらせ弁当

今日も嫌がらせ弁当

 
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