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[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。                     

[ま]映画「ケース39」/レニー・ゼルウィガーとジョデール・フェルランド競演の異色ホラー作品 @kun_maa

児童虐待を扱うケースワーカーであるエミリー(レニー・ゼルウィガー)は、現在ひとりで38件の案件を抱えて大忙し。そこに上司から押し付けられた39番目のケース。

彼女にとって39番目のケースがそのまま「ケース39」というタイトルになっています。

導入部分は社会派サスペンスっぽいのですが、実は完全にホラー映画です。ネタバラシすると全然おもしろくないので、ネタバレなしでいきます。

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エミリーが担当することになった39番目のケースというのが、最近学校で居眠りが目立ち、成績も急激に落ちているという10歳の少女リリー(ジョデール・フェルランド)です。どうやら両親から虐待を受けているようだという通報があったようです。

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さっそく自宅を訪問したり、事務所で上司を交えて面談をしたりと虐待の証拠を得ようとするのですが、この両親が見るからに怪しいんですね。こいつら絶対に虐待しているだろって。

それでも、なぜかリリーはエミリーにだけは言葉による虐待を受けていることをほのめかすのですが、虐待の事実を認めません。両親も全否定します。証拠もありませんからケースワーカーとしても手が出せないし、警察も動きません。

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しかたなく様子を見ることしかできないエミリーは、リリーの学校帰りを待ち伏せして、危なくなったら自分に電話をするようにと電話番号を書いたメモを渡します。

そして、なんというタイミングの良さでしょう。その夜に事件は起こります。

リリーの両親が眠っている彼女をオーブンに入れて焼き殺そうとしたのです。リリーからの電話で、彼女の自宅に友人の警察官とともに駆けつけたエミリーは、間一髪のところでリリーを救助します。

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ここまでは、抑え気味の演出とレニー・ゼルウィガージョデール・フェルランドの演技に魅せられる社会派サスペンスって雰囲気なんです。

その後の展開も、本来であれば里親が見つかるまで施設で保護されるべきリリーを、エミリーが正義感で引き取り仲良く暮らすところなんてとてもホラー映画とは思えません。

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でも、次第に何かが違うって雰囲気が漂ってきます。リリーが来てから不思議な事件がエミリーの知り合いに起こり始めます。ケースとして扱っていた家庭で、両親のことをとても好きだった男の子が突然両親を惨殺したり、リリーのカウンセラーを担当していたエミリーの恋人が謎の死を遂げたり。

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明らかにリリーが怪しいんですよ。それはわかるんです。でも、その正体がわからないし、相手を死に追いやる手口もわからないんです。直接手を下すわけではなく電話だけで相手が勝手に人殺しをしたり幻覚が見えて死んでしまったり。

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そしてエミリーは、自分の周りで起きている不思議な死亡事件にリリーが関わっているという疑いを持ち、刑務所に収監されている彼女の父親に面会します。

そこで明かされる驚愕の事実。にわかには信じられないようなことがリリーの父親の口から語られます。今まで疑いもなく児童虐待だと思っていた事件の本当の意味とは何だったのか。そしてリリーの正体は・・・。

ここではネタバラシはしません。

でも、この社会派サスペンス調の導入部分からは想像もしない展開が待っています。

え?これってそういう話なの?ってポカーンとする感じです。

そして、最初はただのお人好しの善人に思えたレニー・ゼルウィガー演じるエミリーが抱える心の闇の部分も見え隠れしながら、新たな死体と杜撰な計画を振りまきながら物語は進行していきます。

この映画の一番の見どころは、リリーを演じているジョデール・フェルランドでしょう。

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決してすごくかわいいとか美少女というわけではないのですが、さまざまな表情の変化はとても魅力的だし、難しい役所を見事に演じていて上手いなあって思いました。

登場からクライマックスまでの間にその存在は大きく変わるわけですが、表情の使い分けがふてぶてしいほどすばらしいです。レニー・ゼルウィガーを完全に喰ってます。レニー・ゼルウィガーも演技派の女優だとは思うのですが、ホラー映画には向かないですね。あの愛嬌のある顔は、やはりラブコメのヒロインあたりがハマり役なんでしょう。

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それにしてもこの作品、公開当初は異常なまでの恐怖映像とかいって話題になっていましたが(DVDのジャケットにも書いてありますね)、それほど怖くはなかったです。

特に、リリーの正体が何となくわかってからは何でも有りだなと。

そしてラストシーンも、えーこいつに対してこれってありなの?って思うような終わり方なのでちょっとガクッとします。まあ、ネタバレしないように書いているんでなんのことやらさっぱりわからんと思いますが。

個人的には似たような作品で比べると「エスター」の方がよっぽど怖かったなって感じです。

エスター(字幕版)

エスター(字幕版)

絶対観た方がいいと強くおすすめするほどの作品ではありませんが、ジョデール・フェルランドの演技に興味がある方と、とりあえずホラー映画好きで気になるって人は観ておいてもいいかなってくらいにはおすすめします。 

ケース39 (字幕版)

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  • Christian Alvart
  • Horror
  • ¥1500

 

ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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