[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]大好きなおっぱいを科学する?/「おっぱいの科学」 @kun_maa

 

こんにちは!死ぬときはおっぱいの上で死にたい @kun_maa です。

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僕はおっぱいが大好きです。おっぱいが大好きです。

本当に大好きなので2回書きました。

だいたい、おっぱいが嫌いな男なんていないと思っています。いたらごめんね。

 

本書で紹介されている真面目な研究結果でも、男のおっぱい好きを示すものは少なくないです。いやむしろ多い。っていうかこれまでおっぱいは潜在的な交尾相手に重要な信号を送るために進化したっていう男視線の仮説が主流だったくらい。

例えば、男の視線は女性の写真を見てから0.2秒で胸にズームインするらしいです。

素晴らしい!ブラボー!

また、同じ女性がバーでひとりで座っている時、ブラのカップの大きさを変えるだけで男から誘われる回数が増えるとか、ヒッチハイクをするときに胸が大きい方が成功率が高いとか(もちろん大きい方ね)。胸の大きなウェイトレスほどチップをたくさんもらえるとかね。ホント、男ってどうしようもないですね。

こういう研究に真面目に取り組んでいるのが男の研究者ばかりというのもやっぱり男はおっぱい好きなんだよなあと思います。

おっぱいのサイズや形の好みは個人的・文化的な違いが見られるものの、とにかく男はなんでもいいからおっぱいを見ることが好きなんです。そうなんです( ー`дー´)キリッ

 

でも、そんな男視点の偏見に満ちたおっぱい研究に異を唱え、見た目でおっぱいを考えるのではなくおっぱいの身体の一器官としての本質的な部分に焦点を当てて研究をしている人たちも増えているそうです。

もちろん、男ではなく女性の研究者たちです。おっぱいは、別に男の目を楽しませるために進化してきた訳じゃないと。

器官としてのおっぱいの進化は、もちろん授乳という大切な役目のためであり、過酷な環境で人類が生き延びてきたのも、人間が大きな脳を持ち、言葉を話すことができるというのも、おっぱいがふくらんでいるからこそ可能になったとも考えられるそうなのです。

もちろん、これとて有力な仮説のひとつであり、本当のところはよくわからないというのが現実です。おっぱいのことは実は現在もよくわからないというのが実情のようです。

こんなにも魅力的で大切なものなのにね。

僕としてはおっぱいは男の目を釘付けにするために進化したと信じ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

 

実は、本書のメインテーマは「乳がん」です。

乳がんは男女ともに増加傾向にあります。そう、男も乳がんになるんですよ。知らなかったなあ。がんの診断技術の向上や寿命が伸びているというだけでは説明できないという、乳がん増加の理由についてかなりのページ数を割いています。

著者が乳がん増加の有力な原因として考えているものに、我々の生活に深く入り込んでいる化学物質があります。本書で紹介している様々な研究結果を読むと、かなり背筋が寒くなり途方に暮れます。

生活に深く入り込んでいるものすごい数の化学物質。生態系と人間との橋渡しをする役目を担うおっぱいへの影響は計り知れないものがあります。

僕の大好きなおっぱいの未来を憂えるばかりではなく、人類の未来すらも危ぶまれます。

次の文が心を打ちます。

今や乳房は人間の退化の最前線にあるのではないか。もしそうなら、人類が堕落する前の栄光ある状態に乳房を戻し、しかも現代人としてのあり方を失わずにすむ方法はあるのだろうか。私たちはこの惑星を責任をもって管理しなくてはならないのに、いろいろな間違いを犯してきた。乳房はそのツケを背負っている。そして目を向けさえすればその誤りに気づかせてくれる。乳房をもつことがヒトの証であるなら、乳房を救うことは私たち自身を救うことにほかならない。(P.18)

 

メインテーマは「乳がん」であり、多くのページを割いていることは確かですが、本書はそれだけの本ではありません。

ひとことで言うと、「おっぱいの歴史」とでも言いましょうか。そういった面での内容も豊富なんです。

なぜ人類はおっぱいをもつようになったのかという根源的なお話から始まり、おっぱいの構造と働き、僕にとってはおっぱいへの冒涜とも思える豊胸術史、化学物質汚染と絡めて少女の思春期の早発化や母乳の汚染問題、ピルや更年期障害に処方するホルモン剤の深刻な影響など、時に深刻にそして時にユーモラスに、様々な研究成果の紹介を盛り込みながらわかりやすく解説をしてくれています。

 

特筆すべきは豊胸術について書かれた部分。世界で初めてシリコンが豊胸に使われたのは日本だったって知ってますか?米軍占領下の日本で、変圧器の冷却用シリコンが盗まれて日本人娼婦の胸に直に注入されたのが最初。米軍兵士を引きつけるためだっていうからひどい話です。もちろん、シリコンの直接注入は深刻な健康被害を引き起こします。

僕はおっぱいが好きですが、人工的に大きくする豊胸術は好きではありません。シリコンパックだとか生理的食塩水のパックを入れて大きくしたおっぱいに魅力は感じません。自然のままのおっぱいが好きなんです。豊胸術をしたおっぱいは触るとすぐにわかるしね。

あ、つい熱くなってしまいました。僕のおっぱいの好き嫌いはどうでもいいんです。

 

本書を読んで、大好きなおっぱいのことをもっとちゃんと知るべきだ!と割と真面目に考えさせられました。ぜひ多くの男性に読んで欲しい一冊です。

もちろん自分のおっぱいを取り巻く環境について知るために、女性にもおすすめです。 

おっぱいの科学

おっぱいの科学

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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