[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]ファランポーン駅前 ゴザ敷きソムタム飲み屋の楽しみ方/地べたから見上げるバンコク @kun_maa

 

 

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バンコク中央駅その名を「ファランポーン駅」という。

この駅はタイ国内の多くの場所への始発・終点駅となっているため、鉄道で旅する者は一度は訪れる場所。

けっこう広い駅で、雰囲気としては上野駅みたいなものをイメージしてもらえるといいと思う。

 

このファランポーン駅周辺は、明るいうちはそうでもないのだが、夜遅くなると酔っぱらいやラリっているヤク中の男、ホームレスやストリートチルドレン、白塗りお化けのような売春婦がふらふらとしているあまり健全な観光客向けの雰囲気ではない場所になる。

普通のタイ人もほとんど歩いていない。

 

そんなファランポーン駅周辺に、毎夜、天秤棒にぶら下げた篭に商売道具一式を詰め込んで現れ、路上にゴザを敷いて営業を開始する飲み屋がたくさん存在するのをご存知だろうか。そんな不思議な店の楽しみ方をご紹介しようと思う。

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◯ 店選び

商売をしているのは全員女性である。1人でやっている店もあれば、2〜3人で組んでやっている店もある。若い女性もいれば中年女性もいる。

店の仕様(路上のゴザ)と売り物の酒、つまみの種類はどこも同じ(美味い、不味いはあるけど)なので、少しウロウロして自分の気に入った店を決めればいい。

店は路上にゴザを敷いただけなので、客席は当然ゴザの上。

客は気に入った店のゴザに上がり込み酒を飲むことになる。

地べたに座り込むと、街が違った景色に見える。

さっきまでのバンコクとは違った風景、違った匂い。

◯ 飲み物

提供される酒は、ヤードーンと呼ばれる赤い薬酒。焼酎に謎の赤い物体を入れてつくる。

噂だと、滋養強壮効果があるらしい。瓶は安いウイスキーの空き瓶再利用。

ビールなんて高級なものはない。まあ、頼めば近所のコンビニに買いに行ってくれるけど、郷に入っては郷に従えだ。ヤードーンを飲もう。

ちょっと薬臭い感じの酒だが、不味くはない。たくさん飲んでも二日酔いしにくいのは薬酒だからなのかは不明。

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◯ 食べ物

代表的な料理は、ソムタムというパパイヤの辛い和え物。辛さは調節してくれる。

ソムタムはもともとタイ東北地方の料理だが、代表的なタイ料理のひとつである。

本当はトマトが入るのだが、僕はトマトが苦手なので写真はトマト抜きになっている。

シャキシャキとしてさっぱりと辛い味付けは、まったりとしたヤードーンによく合う。

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もうひとつはヤム・ムー・ヨーという料理。これはムー・ヨーという豚肉のソーセージと野菜を和えたやはり東北地方の料理。

こちらも辛さの調節はできるのでリクエストしよう。

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まあ、料理といってもだいたいこの2種類くらい。

あとはピーナッツなどの乾きものになる。

食べ物について衛生面の保証はできない。

でも僕は当たったことはないので、それほど神経質になる必要はないと思っていいだろう。あまり心配しないで雰囲気と味を楽しもう。

ただし、あまり料理を放置しておくと、車の排ガスやら車に巻き上げられた路上の埃やらを被ってしまうので要注意。 

◯ 会話

基本的に日本語はおろか、英語も通じないと思っていた方がいい。タイ語が少しはできないと会話を楽しむことはできない。

彼女たちはそのほとんどがタイの東北地方からの出稼ぎだ。お客もそのほとんどが東北地方の出稼ぎ者。要は、出稼ぎ者の集う都会のオアシスのようなものと思ってもらえばいいかもしれない。

彼女たち同士は東北地方の方言で会話をするので、標準のタイ語が少しできても言ってることはほとんどわからないことが多い。

でも、ただ黙って飲んでいてもつまらないので、知っている単語をフル動員して積極的に話しかけることをオススメする。タイ語がダメなら指差し会話帳でもOK。

彼女たちは一生懸命言っていることを理解しようとしてくれるし、間違えてもなんの問題もない。 話が弾めば東北地方の方言やスラングも教えてくれる。

◯ 料金

基本的に一品一品は高くはないので酒1本に料理一品程度なら100バーツあれば十分足りる。

でも、店の女性と打ち解けて彼女たちがガバガバ酒を飲み始めたら要注意。おねだりされて(勝手に飲むことはない)あっという間に10本、20本の酒が空になって1000バーツ以上ふんだくられる。その辺は仲良くなっても容赦ない。 

◯ 注意点

基本的に、田舎から出てきた出稼ぎ者のための飲み屋なので、あまり目立つ飲み方をしていると、元締めのちょっとやさぐれた女性が登場することになる。

要はひとつの店だけやたら儲かっているのが気に食わず、難癖つけておこぼれに預かりたいのだ。僕は3日間毎日同じ店で売り物の酒がなくなるまで派手に飲んで、一緒にディスコに遊びに行っていた。

やはり元締めが現れた。

「あんたが日本人かい?なんで日本人がこんなところで飲んでいるんだ!」といちゃもんをつけてきた。そんな時は、笑顔で100バーツほど握らせると満面の笑みで引き下がるので無用なトラブルが避けられる。覚えておいてほしい。

また、店の女性たちは仲良くなると非常に優しいし、楽しい。

でも、深入りすると僕のように泣くことになるのでそこは自己責任で楽しんでほしい。

[ま]たとえ本当の恋じゃなくても/そして泣いたのは僕だった @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

たまに警察の手入れがあると、客も一緒に逃げることになる。

駅周辺の路上での商売は禁止されているようだ。だから警察官が来るとみんな逃げる。

捕まると賄賂を要求されるから。

店の女性と一緒にゴザや料理を持ったりして逃げるのは、それはそれで楽しい経験になるだろう。

 

急なスコールに見舞われた時も同じ。みんなで軒先のある場所まで移動する。

そんな姿はパッと見ほとんどホームレスだ。

 

せっかくバンコクに行ったら、こじゃれたタイ料理店や日本食ばかり食べていないで、ファランポーンの駅前のゴザ敷きソムタム飲み屋にもチャレンジしてみてはいかがだろうか。

本当に都会の底辺にたたずみ、場末の飲み屋で飲んでいるんだなあという実感に浸れることまちがいなし。

運がよければ、ホームレスやストリートチルドレンとも知り合いになれる。

たまに通りかかる普通のタイ人の蔑むような視線もたまらない。

そして、なんといっても地べたから見上げるバンコクがたまらない。

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